村田製作所の蓄電池2022年の相場価格【良い悪い点も解説】
- 村田製作所の蓄電池のスペック・価格が知りたい
- モードってどんなものがあるのかな?使い方も教えて
- メリット・デメリットも知りたい
上記のポイントをわかりやすく解説していきます。
目次
村田製作所の特徴とは?【蓄電池を販売するキッカケを解説】
会社名 | 株式会社村田製作所 |
住所 | 京都府長岡京市東神足 (ひがしこうたり) 1丁目10番1号 |
設立 | 1950年12月20日 |
資本金 | 694億44百万円 (2022年3月31日現在) |
事業内容 | ファンクショナルセラミックスをベースとした電子デバイスの研究開発・生産・販売 |
1950年12月20日に設立された村田製作所は、電子部品の製造〜販売まで行う会社です。
業界トップクラスのセラミック技術があり、チップ部品やリード部品を提供しています。
2017年9月に村田製作所は、大手電機メーカーのソニーを買収したことがキッカケで蓄電池の販売をスタート。
2021年村田製作所は、海外売上9割を占めており、全個体電池の量産に向けて取り組みを進めています。
村田製作所の蓄電池5つのメリット
村田製作所の蓄電池の5つの特徴を紹介します。
メリットを理解して、ライフスタイルにあった蓄電池を選びましょう。
安全性が高い【蓄電池セル製造~組立まで自社完結】
「オリビン型リン酸鉄リチウムイオン電池」を搭載しており、15年以上の長寿命に期待でき安心性が高いです。
オリビン型リン酸鉄リチウムイオン電池の蓄電池は、1日に何度か充放電してもバッテリーの消耗がしづらく、長く使用できます。
また自然災害でも発火しづらく、釘に刺しても燃えない耐久性の高い特徴があります。
村田製作所の蓄電池は、製造〜組み立てまでの工程が全て自社施工、品質の高さと安全性バツグンな蓄電池です。
設置の手間なく活用できる
村田製作所の蓄電池は、パワコンと一体化されている分、コンパクトに設置可能です。
また施工性にも優れており、設置の手間も少なく済みます。
太陽光発電と蓄電池のパワコンが一台で完結するため、電気を発生させる変換工程が少なくなり、発電した電気を減らさず利用することができます。
15年の長期保証付【設置後も安心】
村田製作所の蓄電池は、設置後15年の保証付で安心して利用できます。
All-in-One蓄電池、HVDC蓄電池ユニットは、15年間の保証つきです。
保証期間内に故障した場合でも、無償で修理や交換ができたり、蓄電池の設置から定格容量60%まで保証に対応しています。
後付けできる
村田製作所の蓄電池は、後付け可能です。
蓄電池の容量を増設する場合、HVDC蓄電池ユニットを使用すれば後付けできます。
「卒FITをきっかけにパワコンを新しくしたい」という方には取り付けをおすすめします。
太陽光発電と蓄電池のパワコンがいっしょになるため、お得に取り替えることが可能です。
使いたい容量が見つかる【複数の蓄電池と組み合わせ可能】
All-in-One蓄電池は、2.3kWh・3.5kWhの蓄電池を組み合わせて使用できます。
例えば、3.5kWhの容量を1台とHVDC蓄電池ユニット3.5kWhを合わせると、6.9kWhまで容量を増やせます。
2台までHVDC蓄電池ユニットの設置が可能で、2.3kWhと3.5kWhの蓄電池を連携して使うことができます。
最大12.7kWhまで増設できるので、ライフスタイルの変化に合わせて組み合わせることが可能です。
村田製作所の蓄電池の2つのデメリット
村田製作所の蓄電池のデメリットを紹介します。
設置後に後悔しないためにも、2つのデメリットを抑えておきましょう。
100V対応の家電製品しか使えない
村田製作所の蓄電池は、200V対応の家電製品に使用できません。
自宅にあるコンセントに差し込み、家電製品を使用することができます。
200V専用のコンセントは、抜き差しの頻度が少なく、主にエアコンやIHクッキングヒーターなどの消費電力の高い家電製品に使用します。
オール電化での使用には、200V対応の蓄電池を選ぶようにしましょう。
最北端の寒い地域での屋外設置に不向き
ALL-in-one電池は、-10℃以下の環境での野外設置に向いていません。
極寒エリアである北海道の道東・道北での使用は、屋内設置が保証対象になります。
-10℃の温度で気象警報があった場合のみ、蓄電池容量は100%までフル充電に対応できるため、雪国でも安心して利用することができます。
村田製作所の蓄電池のスペック【モードの使い方も解説】
- ALL-in-one蓄電池(3.5kWh)
型名 | MPR01S5535MR |
容量 | 3.5kWh |
重さ | 88kg |
出力 | 5.5kW |
サイズ | 幅697.5 × 高さ792 × 奥行325.5mm |
設置場所 | 屋内/屋外 |
電池寿命 | 不明 |
保証 | 15年(無償で修理または交換、定格容量60%保証) |
- ALL-in-one蓄電池(2.3kWh)
型名 | MPR01S4023MR |
容量 | 2.3kWh |
重さ | 75kg |
定格出力 | 4.0kW |
サイズ | 幅711 × 高さ735 × 奥行324mm |
設置場所 | 屋内/屋外 |
電池寿命 | 不明 |
保証 | 15年(無償で修理または交換、定格容量60%保証) |
ALL-in-one蓄電池は、4つの運転モードを搭載しています。
- 自動運転コース:夜間充電優先コース、自家消費優先コースを自動的に選択。
- 夜間充電優先コース:設定した時間帯に蓄電池に充電、設定した時間帯に放電。
- 自家消費優先コース:太陽光発電で発電した電力を、夜間にかけて放電。
- 備蓄優先コース:常にフル充電で待機、非常時の利用のみ放電。
自動運転コースは、料金プランや天気予報、使用状況を把握して充電を自動変更します。
夜間充電優先コースと自家消費優先コースは、太陽光発電で発電した電力を、優先的に家電製品に給電し、余りの電力は夜間の消費や売電をおこないます。
備蓄優先コースは、太陽光発電の発電量が少ないときに電力を買電し、非常時に放電します。
夜間充電優先コース、自家消費優先コース、備蓄優先コースは、2.3kWhに対応し、自動運転コースも含めた全ての運転モードは3.5kWhの蓄電池で使用できます。
停電時には自立運転に切り替わるため、蓄電池の電源を手動で行う手間なく利用できます。
家電製品を停電時に使用する際は、必ず特定負荷型用コンセントを準備しましょう。
村田製作所の蓄電池2022年相場価格
ALL-in-oneの相場価格は以下のとおりです。
容量 | 相場価格 |
2.3kWh | 70万1,250円(Yahoo!ショッピング)~94万8,652円(エコそらくん) |
3.5kWh | 113万1,129円(エコそらくん) |
2.3kWh蓄電池の工事費込みで94万円、3.5kWh蓄電池は113万円が目安です。
蓄電池の導入費用は、本体以外に工事費+諸経費がかかるので要注意です。
導入の際は、本体費用と諸経費、工事費込みの施工業者をおすすめします。
村田製作所の蓄電池は補助金対象【安心信頼できる国内メーカー】
村田製作所の蓄電池は、補助金対象の蓄電池です。
公式サイトに補助金について以下のように記載されています。
- 一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)
- 【環境省戸建ZEH】令和2・3年度 環境省によるZEH補助金
- 平成31年度 災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業費補助金
国と自治会の補助金制度を利用できる場合があります。
お住まいの地域が補助金を利用できるのか一度問い合わせることをおすすめします。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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