床暖房の電気代は高い?床暖房の種類や特徴・節約方法を徹底解説!
寒い時期になると急に恋しくなる床暖房。
しかし、床暖房は電気代が高いというイメージがあったり、種類が豊富で何を選べば良いのか分からないと思ってしまいますよね。
そこで今回の記事では、床暖房の種類を紹介すると共に、種類別の電気代、電気代を節約する方法を解説します。
寒い冬に向けて床暖房をリフォームしようと思っている方、新築には絶対に床暖房を入れようと考えている方、必見です。
目次
床暖房の電気代は?床暖房の種類を紹介!
床暖房は「電気ヒーター式床暖房」と「温水循環式床暖房」という2種類があります。
今回の章では、各種類の特徴とそれぞれのメリットとデメリットを紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
電気ヒーター式床暖房
電気ヒーター式床暖房は、その名の通り「電気式床暖房」です。
以下の通り、主に2つのタイプで販売されています。
- 電熱線ヒーター式
- 蓄熱式
古くからある床暖房は、ほとんどが「電熱線ヒーター式」です。
蓄熱式は、深夜の割安料金で電気を貯め、それを日中に使っていく省エネタイプの床暖房になります。
メリット&デメリット
以下の表は、電気ヒーター式床暖房のメリットとデメリットです。
| 電熱線ヒーター式 | 蓄熱式 |
初期費用 | 安い | 高い |
ランニングコスト | 高い | 安い |
平均寿命 | 10年程度 | 半永久的 |
メリット | 工事費用が安い | メンテナンスフリー |
デメリット | 床と接している部分の温度が高くなりがち | 新築時のみ施工可能 細かい温度調整が× |
上の表の通り、どちらも一長一短あるのは頭に入れておきましょう。
温水循環式床暖房
温水循環式床暖房は、電気を使うものとガスを使うもの、灯油を使うものの3種類があります。
これらの熱源を温めて放熱することで、床が温かくなる仕組みです。
具体的な詳細は、以下の表をご覧ください。
熱源 | 種類 |
電気 |
|
ガス |
|
電気+ガス(ハイブリッド) |
|
灯油 |
|
一概に「温水循環式床暖房」といっても、上の表の通り、様々な種類があって複雑ですよね。
メリット&デメリット
以下の表は、温水循環式床暖房の特徴やメリットとデメリットを示したものになります。
| 温水循環式床暖房 |
初期費用 | 電気ヒーター式床暖房に比べて高い |
ランニングコスト | 電気ヒーター式床暖房に比べて安い |
平均寿命 | 30年以上(定期メンテナンス必須) |
メリット |
|
デメリット | 定期的なメンテナンスが必須 |
床暖房の種類によってメリットとデメリットは異なりますが、どの種類を選んだとしても一長一短あることが分かりますね。
床暖房の電気代はいくら?床暖房別の電気代を紹介!
床暖房の種類が分かったところで、続いて床暖房の種類別電気代を紹介します。ぜひ購入の目安として参考にしてくださいね。
電気ヒーター式床暖房の電気代
電気ヒーター式床暖房の電気代は、1日8時間を1か月間続けた場合、約4,450円です。
ちなみに、7〜10畳の部屋で同じ条件でエアコンを付けた場合、約3,200円の電気代がかかるとされています。
つまり、電気ヒーター式床暖房のほうが光熱費は高く付く可能性が高いのです。
しかし、床暖房のほうが空気の乾燥を防げますし、部屋全体をより均一に温めることが可能です。
エアコン時に必須な加湿器やシーリングファンなどの使用を最小限に留めることができるので、総合的な電気代は電気ヒーター式床暖房のほうが安い可能性があります。
温水循環式床暖房の電気代
温水循環式床暖房の電気代は、以下の表の通り、種類によって大きく異なります。(1日8時間を1か月続けた場合)
電気の場合 | 約2,800円 |
ガスの場合 |
|
灯油の場合 | 約3,900円 |
特にプロパンガスを使用している家庭ではオール電化を検討するなど、光熱費の高騰に耐え得る対策を講じる必要があるといえるでしょう。
床暖房の電気代は意外と安い!ガス代を節約する方法は?
床暖房の電気代は、種類によって安かったり高かったりすることが分かりました。では、特に高いとされるガス温水循環式床暖房のガス代を節約する方法は何があるのでしょうか。具体的に解説します。
オール電化にする
先ほども少し触れましたが、特にガス代が高くつくプロパンガスを使用している家庭は、オール電化へのリフォームを前向きに検討すべきです。
オール電化にすることで、100万円前後の初期費用こそかかってしまいますが、月々支払っている電気代が数千円は確実にマイナスになります。
また、今まで毎月支払っているガス契約の基本料金分のお金も浮くことになるため、家計が大きく助かりますよ。
床暖房機能付きエコキュートを付ける
オール電化に通ずることではあるのですが、床暖房機能付きエコキュートを付けるのも節約方法の一つです。
エコキュートは、深夜の割安電力を有効活用してお湯を作れる省エネ機械のこと。
オール電化家庭で多く普及しているものですが、エコキュートに床暖房の機能が付いたものがあるのです。
仕組みとしては、沸かしたお湯が床下にある床暖房のパイプを通ることで床が温まるシステムになります。
床暖房機能付きエコキュートを購入すれば、節約を実感しながら床暖房を使うことができます。
日常の使い方を徹底的に見直す
床暖房のガス代を節約するためには、日常の使い方を徹底的に見直す必要があります。
まずは、ガス型の温水循環式床暖房の場合、電源を切った後も30分程度は余熱が続きます。
したがって、出かけるor眠る直前に床暖房を切るのではなく、アクションを起こす30分前に床暖房のスイッチをオフにすることが大切です。
また、ガス型の温水循環式床暖房は、起動時に平常時の4倍のエネルギーを必要とします。
少しの外出であれば電源をオフにしないなど、電源のオンオフを頻繁に繰り返さないようにしましょう。
また、ガス型の温水循環式床暖房はふく射熱を閉じ込める特徴があります。
床暖房が付いている範囲にはカーペットを敷かないようにしましょう。
床暖房の電気代は高いが節約は可能!徹底的に家計を見直してみよう!
今回の記事では、床暖房の種類別の特徴やメリットとデメリット、かかる電気代やガス代の節約方法を解説しました。
床暖房の電気代は、電気式であれば比較的リーズナブルです。
だからこそ、特にプロパンガスの家庭はオール電化を前向きに検討すべきといえるでしょう。
エアコンよりも空気を汚さず、家中をほんのり温かくしてくれる効果のある床暖房。
特に、小さなお子さまや高齢者のいる家庭では、床暖房へのリフォームを前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
リノベステーションでは多くのメーカーの蓄電池や太陽光発電を取り扱っております。
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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