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蓄電池の工事時間や工事費用はどれくらい?購入メリットも徹底解説!

2024年01月04日更新

「停電対策として蓄電池を購入したい!」と考えても、どうしても気になってしまうのが工事時間や工事費用でしょう。

また、多額の初期費用を投じてまで蓄電池は本当に必要なのか、という点もポイントになるかと思います。

今回の記事では、蓄電池の工事時間や工事費用の相場、蓄電池を購入するメリットを紹介します。

蓄電池の工事時間はどれくらい?手順ごとの工事時間を紹介!

蓄電池は購入して終わりではなく、設置工事を業者にお願いしなくてはなりません。

ちなみに、蓄電池の設置は有資格者が担う必要があり、各個人で設置してはいけない決まりになっています。

つまり、いくらDIYが得意な人でも、必要な資格がない限り、蓄電池の設置はできません。

では、蓄電池の工事にはどれくらいの時間がかかるのでしょうか。

手順ごとに解説していきます。

現地調査にかかる時間

蓄電池を設置する前に、設置業者の担当が現地を訪れ、約1時間の現地調査を行います。

現地調査で実施される主な内容は、以下の通りです。

  • 蓄電池を設置するスペースが確保できるか
  • 蓄電池の搬入経路が確保できるか
  • パワーコンディショナー(以下パワコン)の搬入経路が確保できるか

蓄電池は、仕様によって塩害地域では設置が不可能です。

また、直射日光がもろに当たる場所への設置もNGとされています。

つまり、使用環境に合わせた蓄電池の設置場所を確保できるかもポイントになるのです。

場合によっては、屋外ではなく屋内に設置場所を変更しなくてはならないこともあるでしょう。

また、蓄電池やパワコンを設置するための搬入経路の確保も必要になります。

搬入経路の確保が難しい場合、蓄電池の購入を諦めざるを得ない可能性もあるので注意しましょう。

基礎工事にかかる時間

蓄電池を屋外に設置する場合、コンクリートで作る基礎工事が必要です。

基礎工事にかかる時間はせいぜい30分程度ですが、コンクリートが完全に固まるまで1〜2日程度を要するため、次の工程に進むまでに時間がかかります。

一方、蓄電池の種類によっては簡易基礎で良い場合も。

この場合、基礎工事にかかる時間はより短くなります。

蓄電池本体や周辺機器の設置にかかる時間

基礎工事が完全に終わったら、やっと蓄電池本体や周辺機器の設置に取り掛かります。

所要時間は1時間かからない程度です。

蓄電池本体は非常に重たいので、屋外設置の場合も屋内設置の場合も、誤って作業員にぶつからないよう注意しましょう。

配線工事にかかる時間

蓄電池や周辺機器の設置工事が終了したら、次は配線関係の工事に入ります。

所要時間は数十分程度と短いです。

既に太陽光発電が設置してある家庭では、太陽光発電と蓄電池を連携する作業も行われます。

最終チェックにかかる時間

すべての工事が終了したら、最終チェックに入ります。

蓄電池が正常に作動するかなどの細かい確認作業を行いますが、数十分程度で終わる場合がほとんどです。

ブレーカーを落として停電状況を作り、停電時に蓄電池が正常に作動するかを確かめましょう。

また、蓄電池に関する疑問など、業者に聞いておきたい点を納得がいくまで聞き、問題点を解決しておくこともお忘れなく。

蓄電池を設置したい!工事にかかる費用の相場はいくら?

蓄電池を購入して実際に家庭で使うまで、数日程度かかることが分かりました。

続いて、蓄電池の工事費用の相場を紹介します。

蓄電池の本体代抜きで30万円前後

蓄電池の工事費用は、蓄電池の本体代抜きで30万円前後です。

工事費用は「工事を行う作業員の人数×工事の日数」で割り出されますが、請求される工事費用が業者によって極端に安かったり極端に高くなったりということはほとんどありません。

仮に、工事費用が極端に安かったり極端に高い場合は内訳を具体的に聞き、納得が行く場合のみ設置工事をお願いするなどの対策を取りましょう。

蓄電池の初期費用を安くする方法

蓄電池の工事代を含めた初期費用を安くする方法は、補助金制度を利用することです。

蓄電池は、国や地方自治体から補助金を受け取ることが可能です。

たとえば、国からの補助金制度を受けたいのであれば、太陽光発電と蓄電池を併用させることや電気自動車と蓄電池を所有することが最低条件として必要になります。

しかし、条件さえクリアしてしまえば、とても高額な補助金を受けることができるのです。

つまり、蓄電池のみならず、太陽光発電や電気自動車などの各々の初期費用の自己負担額を大幅に削減することが可能になるということ。

他にも、多くの業者に見積り依頼をすることで、蓄電池を最安値で購入できる期待が持てます。

少々面倒ではありますが、多くの販売店に足を運んで見積りを取り、販売価格に納得がいく業者と契約を結べると良いでしょう。

蓄電池の工事は大掛かり!蓄電池を購入するメリットは?

蓄電池を購入しようとすると、蓄電池の本体購入費用の用意だけではなく、工事費用も必要になることが分かりました。

ともなれば「そこまでの大金を払ってまで蓄電池は本当に必要なのか?」という疑問が浮上するかと思います。

最後に、多額の初期費用を投じてまで蓄電池を購入するメリットは何なのかについて解説します。

非常時に停電知らずの家を作り出すことができる

蓄電池を購入すると、非常時に停電知らずの家に住めるというメリットがあります。

蓄電池は、その名の通り電気を貯める機械のことなので、停電発生時に蓄電残量さえあれば停電を免れることが可能です。

昨今、地震のみならず大型台風や線状降水帯発生による停電が不安視されていますが、このような自然災害で万一停電が発生した場合も、蓄電池があれば安心です。

電気代の節約を見込める

蓄電池は、電気代の節約を見込めるメリットもあります。

蓄電池を所有すると、基本的には「夜間が割安、日中が割高」の電力プランに変更することになります。

夜間の割安電力を蓄電池に貯めることになるので、今までと同じ電力使用量だとしても電気代の削減が期待できるのです。

太陽光発電のデメリットを補うことができる

太陽光発電のデメリットを補うことができるのも、蓄電池を購入するメリットの一つです。

太陽光発電を導入すれば、蓄電池と同じように停電対策や電気代節約といった恩恵を受けることができます。

しかし、太陽光は日中しか出ていないため、早朝や深夜に停電が発生してしまうと停電を余儀なくされるデメリットがあるのです。

しかし、蓄電池を併用していれば、太陽光発電が発電した電力を蓄電池に貯めることで、早朝や深夜に停電が発生しても自宅の停電は免れることが可能です。

また、太陽光発電の売電価格が年々下落しているので「太陽光発電で発電した電力は自家消費したい」と望んでいる家庭も多いでしょう。

この場合も、蓄電池を所有していれば、太陽光発電で発電した電力は売電せず、24時間好きな時間に自家消費することが可能になります。

つまり、電気代の節約が望めます。

太陽光発電のみ、蓄電池のみを所有している場合、どうしてもメリットと同じくらいのデメリットを感じてしまうもの。

しかし、太陽光発電と蓄電池を併用している場合、デメリットになり得るのは初期費用の大きさくらいで、その他に関してはメリットが圧倒的に多いです。

蓄電池の購入を前向きに検討しているのであれば、ぜひ太陽光発電との連携も積極的に考えていきましょう。

蓄電池の工事は時間も費用も必要!しかしメリット多数な商品!

今回の記事では、蓄電池の工事時間や工事費用、蓄電池を購入するメリットを紹介しました。

蓄電池は災害対策としてとても有効なものですが、蓄電池のメリットを最大限に感じるためには、太陽光発電との連携も積極的に考えていけると良いですね。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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