IH対応の鍋の見分け方【ホーロー鍋との相性や購入時の注意点】
IHでホーロー鍋が使用できるのか疑問を抱いていませんか?
IHはホーロー鍋が使えたり、熱伝導率が良かったりと相性が良いです。
そこで今回の記事では、IH対応の鍋の見分け方や購入時の注意点について紹介します。
目次
IHで使える鍋の種類や見分け方のコツ
IHは、鉄・ステンレス、ホーローの鍋が使用できます。
オールメタル非対応のIHで銅やアルミ鍋を使うと、製品が故障したり、火力が弱くなったりするので使用は避けましょう。
IHで使える鍋の見分け方
- 一般財団法人「製品安全協会のSGマーク」のある鍋
- 磁石に反応する鍋
ホーロー鍋をIHで使う時に気をつけたいポイント
ホーロー鍋をIHで使う際に気をつけるべき3つのポイントを紹介します。
空焚きは避ける
IHでホーロー鍋を空焚きにすると、調理器具自体が割れてしまい火災になる可能性があります。
IHには空焚き防止機能があり、15分以上の使用がある場合は、自動で運転が止まりブザーで知らせてくれます。
また、火を消し忘れないようにタイマーを付けて調理するようにしましょう。
調理後は水で急冷しないこと
IHでホーロー鍋を使用後、急冷するとひび割れや剥がれの原因になります。
ホーローの表面はガラスで造られているので、衝撃や温度変化に弱いです。
調理後は水をかけず自然に冷めるのを待つか、お湯を使って洗いましょう。
高温の状態が続くと溶けだす恐れも
輸入品のホーロー鍋は、重金属のカドミウムが溶け出す危険があります。
日本で販売されている製品は、厚生労働省の定めた基準をクリアしているので安心して使い続けられます。
しかし、空焚きや表面に傷がある状態で調理した場合は、有害物質が溶け出す恐れがあるため注意して使用しましょう。
IHで使用する際のホーロー鍋の選び方
IH対応のホーロー鍋の選び方について解説します。
底が平らであること
ホーロー鍋に反りがあったり、丸みがあったり、脚が付いていたりする形状は使用できません。
トッププレートにピッタリとつく形状でなければ、IHで調理することはできないので、平らな鍋を選ぶようにしましょう。
鍋底12cm以上のサイズを選ぶ
鍋底の大きさが12cm〜26cmの鍋を選ぶことで、加熱ムラを防いだり、運転機能が停止したりするのを予防できます。
IHメーカーによって、鍋底の大きさが異なるため、IHの左右や中央のサイズを確認して選びましょう。
IHを購入する際のチェックポイントや注意点
IHを購入する際の注意点を見ていきましょう。
コンロ数やヒーターの種類を確認する
IHには2種類の設置タイプがあり、コンロ数やヒーターの種類が違います。
コンロ数 | 設置工事 | |
ビルトイン型 | 3口 | 必要 |
据置型 | 2口 | 不要 |
ヒーターの種類
- IHクッキングヒーター:使用できる鍋が限られる
- オールメタルヒーター:多層鍋や圧力鍋、銅鍋などの金属で加熱が可能
- ラジエントヒーター:金属鍋、超耐熱ガラス鍋、土鍋で加熱が可能
コンロ数が増えるほど、一度にたくさんの料理が作れたり、魚が焼けたり、煮込み料理ができたりするので、一度にたくさん料理を作るご家庭におすすめです。
また、ヒーターの種類によっては、多くの調理器具が使用できるので、自宅の調理器具を確認して選びましょう。
IH対応の鍋の種類を確認する
IHのヒーターによって、対応できる鍋の種類が異なります。
鍋の種類 | IHヒーター | オールメタル | ラジエント |
鉄・鉄鋳物・鉄ホーロー | ○ | ○ | ○ |
ステンレス | ○ | ○ | ○ |
多層鍋 | × | ○ | ○ |
銅・アルミ | × | ○ | ○ |
土鍋 | × | × | ○ |
揚げ物は、専用の鍋を推奨するメーカーもあるので、使用前には取扱説明書を確認するのが重要です。
また、土鍋は天板プレートを傷つけやすいため、対応でも使用頻度を控えるようにしましょう。
トッププレートの確認
IHはトッププレートの大きさが2種類あり、調理スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
60cm | 75cm | |
お鍋同士の間隔 | 狭い | 広い |
調理スペース | 広い | 狭い |
75cmは、余裕を持ってヒーターでの調理が可能ですが、お皿や食材を置くスペースは狭くなる一方、60cmは調理スペースが広いですが、お鍋の移動がしづらいのが難点です。
ホーロー鍋はIHと相性抜群!【お気に入りも継続して使える】
ホーロー鍋は、ヒーターの種類に関係なく使えるため、IHが選びやすいです。
ガスコンロと違って、磁力を使って調理するため熱伝導率が良く煮込み調理にも最適です。
今回ご紹介した選び方を参考にして、ぜひ家庭にIHヒーターを取り入れてみましょう。
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