ゼロカーボンとは?実現に向けて家庭でできる事を徹底解説!
ゼロカーボンという言葉を聞いたことがありますでしょうか。
昨今、大きく取り上げられているワードなのですが、具体的にゼロカーボンとは何なのかが気になりますよね。
今回の記事では、ゼロカーボンとは何か、実現に向けて求められているもの、家庭でできるゼロカーボンを解説します。
目次
ゼロカーボンとは?意味や似たような単語との違いを紹介!
ゼロカーボンという言葉を聞く機会が多くなりましたが、具体的にはどういう政策のことを指すのでしょうか。
また、似たような単語との違いも紹介します。
温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする政策のこと
ゼロカーボンとは、二酸化炭素やメタンなどをはじめとする温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする政策のことです。
ここで「実質ゼロ」としているのは、どんなに頑張っても温室効果ガスの排出量をゼロにすることはできないから。
つまり、温室効果ガスの排出量を極限まで減らして、仕方なく排出されてしまったものは森林などに吸収させることで「温室効果ガスの排出量を実質ゼロにしましょう」という仕組みです。
ゼロカーボン実現のためには、温室効果ガスの排出量を減らし、森林などの吸収物を増やすことが重要になります。
2050年ゼロカーボンに向けて世界が一丸となっている
世界は、2050年までにゼロカーボン社会を作るとして一丸になっています。
世界中がゼロカーボンに躍起になっているのは、地球温暖化が深刻化しており、それに伴って自然災害の威力が増しているからです。
外務省の発表によると、2022年における日本の二酸化炭素の排出量は、中国・アメリカ・インド・ロシアに次いで5位という位置付けなのだとか。
地球温暖化を食い止めるためには、日本もしっかり政策を実行していかなければならないことが分かります。
カーボンニュートラルなどとの違い
ゼロカーボンには、似たような言葉として以下のような言葉があります。
- カーボンニュートラル
- カーボンゼロ
- カーボンネットゼロ
つまり、同じような言葉が4つも存在しているのです。
ただ、意味はどれもほとんど同じで、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにしようというもの。
なんでも、団体によって使う単語が違うというだけで、実質的な意味に違いはないということです。
ゼロカーボンとは?実現に向けて求められるものは何?
ゼロカーボン実現のため、世界は何を求められているのでしょうか。具体的に解説します。
【発電】温室効果ガスを排出しない発電方法の拡大
ゼロカーボンの実現に向け、発電分野に関しては温室効果ガスを排出しない発電方法の拡大が急務です。
たとえば、再生可能エネルギー(以下・再エネ)といわれる、地球上に常に存在し続けているエネルギーを使うことで、発電時に二酸化炭素は排出されなくなります。
再エネとは、太陽光発電や水力発電、風力発電、地熱、バイオマスといったもので、特に太陽光発電は私たちの生活に身近に存在するようになりましたよね。
したがって、太陽光発電を設置できる家庭は、ぜひ地球環境のために太陽光発電の設置に協力してもらえたらと思います。
【回収】排出された二酸化炭素を回収するシステムの拡大
ゼロカーボンの実現に向け、どうしても排出されてしまう温室効果ガスを回収するシステムの拡大も求められます。
つまりは、植林です。環境省 地球環境局の発表によると、日本は国土の3分の2が森林なのだとか。
しかし、若い森林が比較的少ないため、温室効果ガスの回収量は年々減少していく見込みだということです。
植林するのも簡単ではなく、複雑な届け出があって大変なもの。
だからこそ、やはりまずは私たちが温室効果ガスの排出量を減らしていく努力をしなければならないのです。
ゼロカーボンの実現に向けてできることとは?家庭でできる事を紹介!
最後に、ゼロカーボンの実現に向けて、家庭で簡単にできることを6つ紹介します。
子どもや孫世代に幸せに暮らしてもらうため、一人ひとりができることを少しずつやっていけたら良いですよね。
断熱効果の高い家に作り替える
ゼロカーボンのためにできることは、断熱効果の高い家に作り替えることです。
断熱効果が高いということは、暖められた(冷やされた)空気が外に放出しにくいので、冷房の温度を上げることができ、暖房の温度を下げることができます。
同時に、外の空気が家の中に入り込むことも防げるので、冷暖房の稼働率を下げることが可能です。
電気自動車に乗り換える
電気自動車に乗り換えることも、ゼロカーボンのためにできることです。
ガソリン車が地球環境に悪いということは周知の事実。
だからこそ、電気自動車に乗り換えるべきなのです。
そして同時に、V2Hシステムを導入すれば、電気自動車と家庭を繋ぐことができ、電気自動車を非常用電源代わりに使うことができて一石二鳥です。
気候に合わせたファッションを心掛ける
ゼロカーボンの実現のためには、気候に合わせたファッションを心掛けることも重要です。
気候に合わせたファッションを楽しむことで、冷暖房の稼働率を極力下げることができます。
暑いのに日焼けを気にして無理に着込まない、寒いのに露出度の高い格好をしないなど、気を付けていきましょう。
太陽光発電を導入したり電力プランを見直す
太陽光発電を導入したり電力プランを見直すのも、ゼロカーボン実現のための方法です。
太陽光発電は、その名の通り、太陽光を元に発電するシステムのこと。
太陽光は再エネの一種で、発電時に有害物質を発しない、地球環境に優しいエネルギー源です。
しかも、太陽光発電を自宅に設置しておけば、災害時に停電を免れる可能性もあり、まさに一石二鳥。
ぜひ、太陽光発電の導入を前向きに検討してもらえたらと思います。
さらに、再エネを利用している電力プランに変更することで、太陽光発電をわざわざ所有しなくても地球環境改善に貢献することが可能です。
賃貸住宅にお住まいの方、集合住宅にお住まいの方などは、自分の気持ちだけで太陽光発電を導入するのは難しいですが、契約する電力プランを変更することなら可能ですよね。
ぜひ、電力プランの見直しも前向きに検討してみてください。
蓄電池やエコキュートを導入する
ゼロカーボンのため、蓄電池やエコキュートを導入することもおすすめです。
蓄電池を導入すれば、たとえば太陽光発電と併用の場合、太陽光発電が発電した電力を貯め、それを夜間に使うことで電力会社からの買電を減らすことができます。
エコキュートも仕組みは同じです。
単体で利用する場合は、電力のピークシフトができるというメリットがあります。
ただ、ゼロカーボンへの貢献度は低くなってしまうので、できれば「太陽光発電+蓄電池(エコキュート)」といった使い方がおすすめです。
ゼロカーボンとは地球環境問題を考えること!未来の為に貢献しよう!
今回の記事では、ゼロカーボンについて解説しました。
私たちが住む地球の環境を守っていくためにも、今から一人ひとりがゼロカーボンについてしっかり学んでいくことが大切です。
まずは、家庭の電気の使い方を見直していきましょう。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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