【簡単】エコキュートのメンテナンス方法を紹介!
オール電化住宅にとってなくてはならない住宅設備である「エコキュート」。
オール電化住宅では毎日使用するエコキュートですが、定期的なメンテナンスが必要なことをご存知でしょうか。
エコキュートはガス給湯器とは異なりタンクにお湯を溜めるので、定期的にメンテナンスを行わなければエコキュート内が汚れてしまいます。
目次
エコキュートのメンテナンスでやらなければいけないことは5つ
エコキュートのメンテナンスは、1週間に一度のフィルター掃除から、年に数回必要なエコキュートのタンク掃除まで様々です。
エコキュートをこれから導入する場合や、導入してある場合には、定期的なメンテナンスをしっかり行いましょう。
今回は、メンテナンスの種類と手順を紹介します。
メンテナンス① 浴槽のフィルター掃除
ガス給湯器同様に、エコキュートも浴槽のフィルター掃除が必要です。
浴槽フィルターが汚れていると、浴槽のお湯が汚くなってしまうだけではなく、お湯の出が悪くなってしまいます。
エコキュートの浴槽のフィルターは、最低でも1週間に一度は掃除しておきましょう。
〈浴室フィルターのメンテナンス手順〉
- 浴槽のフィルターを取り外す
- 歯ブラシなどを使い、フィルターの汚れを落とす
- フィルター内部にも汚れがある場合には優しく汚れを落とす
- フィルターを元に戻す
メンテナンス② お風呂の配管掃除
お風呂の配管は、エコキュートから浴槽にお湯をためたり、追い焚きを行ったりする役割があります。
お風呂の配管には、浴槽内のお湯が戻ることがあるので、汚れやすいことが特徴です。
エコキュートの中には、配管の自動掃除機能が搭載されている商品があります。
しかし、自動配管掃除を行っていても、定期的な掃除が必要です。
お風呂の配管掃除は、自動配管掃除機能がついている・いないに関わらず、半年に一回程度行うと良いでしょう。
お風呂の配管掃除を行う際は、専用の配管掃除用の洗剤を使うことがおすすめです。
ただし、エコキュートの種類によっては、市販の洗剤は使用できない可能性があるので、必ず説明書を確認してから掃除を行いましょう。
〈エコキュートの配管メンテナンスの手順〉
- 浴槽内にお湯をためる
- 専用の洗剤を湯船の中に入れる
- 配管掃除のボタンがある場合はボタンを押し、1時間程度放置する
- 30分程度洗剤の入っていない水で配管をすすぐ
- 浴槽内をいつも通り掃除する
※エコキュートによっては、掃除方法が異なる場合があります。必ず取扱説明書を確認し、説明書の手順に従ってください。
メンテナンス③ エコキュートタンクの掃除
エコキュートのタンク掃除は、エコキュートならではのメンテナンスです。
「綺麗な水を使っているのに汚れるはずがない」と考えている人も多いですが、エコキュートのタンク内は水道水の不純物などが溜まり日に日に汚れていきます。
タンク内の掃除をせずに放置してしまうと、浴槽に溜めたお湯にゴミが浮いたり、臭ったりする原因となるので注意しましょう。
エコキュートのタンク掃除は、1年に2回以上のペースで行うことがおすすめです。
今回は、パナソニックのエコキュートのタンクメンテナンス手順を紹介します。
メーカーや製品によってタンク掃除の手順が異なるので、必ず取扱説明書を確認しましょう。
〈エコキュートのタンクメンテナンスの手順〉
- 漏電遮断機とブレーカーをオフにする
- エコキュートの電源が入っていないことを確認
- 混合水栓混合水栓のお湯と水両方を水が出なくなるまで開く ※注意:お湯が熱いので触れないようにする
- 混合水栓の水側の水栓を閉じる
- 給水元栓を閉じる
- 逃し弁レバーを上げ、排水栓を開く ※注意:排水中にレバーを上げるとタンクが破損する恐れあり
- 排水口や排水配管から、水が流れ出なくなったことを確認する
- 混合水栓のお湯側を閉じる
- 貯湯ユニットの5か所すべての水抜き栓と非常用取水栓を左に回してゆるめ、ストレーナーははずす
- ヒートポンプユニットの水抜き栓の3か所をゆるめる ※注意:水抜き栓は外さない
- 水が出なくなるまで放置する
- すべての水抜き栓と非常用取水栓を閉じ、ストレーナーと屋内用の水抜き栓1か所を取り付ける
- ヒートポンプユニットの水抜き栓の3か所を閉じる
- 排水栓を最後に閉じる
- 逃し弁レバーを上げる
メンテナンス④ 水漏れがないかの確認
エコキュートは、タンク内にお湯や水を貯める性質上、タンクが破損すると水漏れを起こしてしまいます。
エコキュートの水漏れを放置すると、エコキュートの故障に繋がったり、水道代が大幅に上がったりします。
週に1度程度は、エコキュートから水漏れしていないか、エコキュートのタンクや配管部分を目視で確認しましょう。
メンテナンス⑤ 各種動作確認
エコキュートの安全装置である「漏電遮断器」と「逃し弁」の動作確認も、定期的に行いましょう。
頻度は3ヶ月に一度から半年に一度程度がおすすめです。
〈漏電遮断器の動作確認手順〉
- 点検ボタンを押す
- 漏電遮断器を「切」にする
- 「切」になったことを確認したら「入」に戻して完了
注意:漏電遮断器が「切」にならなかったり、エコキュートがおかしな動作をした場合には、販売店やメーカーに問い合わせしましょう。
〈逃し弁の動作確認手順〉
- 逃し弁レバーを上げる
- 排水が始めることを確認する
- レバーを戻す
エコキュートのメンテナンスをしない時のデメリットは?
メンテナンスがめんどくさいからと言って、エコキュートのメンテナンスを行わないと、浴槽のお湯が臭うなど清潔な湯船に入ることができなくなります。
また、汚れが詰まった場合、余計に電気代がかかってしまったり、エコキュートが故障してしまったりなどのトラブルが起こる可能性があります。
デメリット① 浴槽にためたお湯が臭うようになる
エコキュートで溜めたお湯が臭う場合には、エコキュート内がすでに汚れている可能性が高いです。
1日の疲れを癒すお風呂が臭うのは、気分が悪いもの。
浴槽に溜めたお湯が臭う場合、エコキュートのタンク掃除を行えば臭いが改善される可能性があります。
デメリット② 浴槽に貯めるお湯が汚くなる
エコキュートのメンテナンスを行わないと、浴槽に溜めたお湯にゴミが浮いてしまうことがあります。
お湯が臭うのと同様に、ゴミが浮いている状況は気分がいいものではありません。
定期的にエコキュートを掃除することで、お湯の匂いやお湯にゴミが浮くことを防止することができます。
デメリット③ 電気代や水道代が余計にかかってしまうことも
エコキュートの内部が汚れていると、エコキュートに負担がかかり、水道代や電気代が多くかかってしまいます。
近年、電気代が高騰しているので、なるべく電気代は抑えておきたいもの。
エコキュートのメンテナンスを定期的に行い、エコキュートが負担なく稼働できるようにしておきましょう。
デメリット④ 消耗品の消費が激しくなる
エコキュート内にあるパッキンなどの消耗品は、汚れによって劣化が早まってしまいます。
エコキュート内の消耗品は保証対象外となるケースが多いので、エコキュートのメンテナンスをしっかり行い、消耗品も綺麗に保ちましょう。
デメリット⑤ 最悪の場合故障してしまう
エコキュートのメンテナンスを怠り、エコキュートに負担がかかると、エコキュートが故障してしまう可能性があります。
故障しなくても、寿命が早まってしまう可能性があるので、エコキュートのメンテナンスはしっかり行いましょう。
汚れがひどい場合にはメンテナンス業者に依頼することも可能!
エコキュートの汚れがひどい場合や、しっかり掃除できているか不安な場合には、業者に掃除を依頼することが可能です。
エコキュートの掃除を業者に依頼した場合の料金は1万円から3万円程度です。
業者にエコキュートの掃除を依頼した場合、確実に汚れを落とすことができ、水抜きなどで落とせない頑固な汚れも落とすことが可能になります。
エコキュートをメンテナンスして毎日綺麗なお風呂に入ろう!
今回は、エコキュートのメンテナンスについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
エコキュートのメンテナンスを定期的に行うことで、エコキュートを長持ちさせ、お湯を綺麗に保つことができます。
綺麗なお風呂に入るためにも、忘れずにエコキュートのメンテナンスを行いましょう。
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この記事の監修者
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