家電の待機電力は高い!待機電力を節約する方法を紹介!
近年、高騰を続けている電気代。
2023年以降も電気代が上がる可能性があり、これからしばらく節電を意識した生活が必要になります。
節電を意識する上で忘れてしまいがちなのが、家電の「待機電力」。
使用している待機電力の電気消費量は、全体の電気代の5%にも及びます。
今回は、待機電力を消費している家電ランキングと共に、待機電力の節約方法を紹介します。
目次
【まずはおさらい】待機電力はどんな家電で発生する?
待機電力とは、家電や電化製品を使用・操作していない、電化製品が待機しているときに消費している電力のことを指します。
待機電力は、電気消費量が多い電化製品から、全く待機電力を消費しない電化製品まであるので、まずはどんな家電が待機電力を消費しているのかを知るのが大切です。
待機電力が多く発生するのは赤外線操作できる家電
待機電力が発生するのは、赤外線(リモコンなど)で操作する家電が中心です。
リモコン操作を常に待ち受けている場合や、タイマー・時計表示などをしている電化製品は、信号を受信するために待機電力を消費しています。
消費電力の5%は待機電力という調査結果も!
資源エネルギー庁の調査によると、一般家庭の待機電力は電気代全体の5%を占めるとされています。
1ヶ月の電気代が1万円の場合は500円、電気代が2万円の場合は1,000円の待機電力代がかかっている計算です。
【ランキング形式で紹介】待機電力が高いのは?
一般家庭にある電化製品の中で、一番待機電力が多いのはガス温水器やガス給湯器です。
次に、テレビ、エアコンと続き、電話機やDVDレコーダー、温水便座などがあります。
待機電力を100%としたときに、ガス温水器は19%、テレビは10%の待機電力を消費しています。
1位 ガス温水器・ガス給湯器
ガスを使用するガス温水器やガス給湯器は、意外と待機電力が多い電化製品です。
ガスを使用する電化製品の待機電力を節約したい場合、電源をオフにすることで待機電力を節約することができます。
ただし、頻繁にオフにすることによって、今よりも電気使用量が多くなってしまう可能性があるので注意しましょう。
また、コンセント自体を抜いてしまうと凍結などのトラブルの原因になります。
ガス温水器やガス給湯器は、長く使用しない時のみオフモードにするように心がけるようにしましょう。
2位 テレビ
常にリモコン操作を待ち受けているテレビは、多くの待機電力を消費しています。
テレビの待機電力は、テレビが大きくなればなるほど大きくなります。
テレビは、リモコンの操作を待ち受けていることに加えて、電波を受信するために待機電力を多く消費してしまいます。
3位 エアコン・電話機
常にリモコン操作を待ち受けているエアコンや、常に電話を待っている電話機も待機電力が高いことが特徴です。
テレビ同様に、頻繁に使わないエアコンや電話機がある場合、コンセントを抜いておくことで待機電力の節約になります。
4位以下の待機電力がかかる家電
上記に紹介した家電以外にも、待機電力を消費している家電は多くあります。
テレビ関連で言えば、DVDレコーダーやHDDレコーダーなども待機電力を消費します。
また、温水便座やパソコン、オーブンレンジ、スマートフォンの充電器も待機電力を消費しているので、使っていない家電のコンセントは抜いておくことがおすすめです。
待機電力を節約するためにはどうしたらいいの?
使い方を意識しながら電化製品を使用することで、待機電力を減らすことができます。
待機電力を節約するには、コンセントを抜く以外にも節電タップを使用するなどの方法があります。
方法① コンセントを抜く
待機電力を減らす確実な方法が「コンセントを抜く」ことです。
コンセントを抜いてしまえば、電気を消費したくても消費することができません。
頻繁に使用しない部屋の家電や季節家電は、コンセントを抜いておくことがおすすめです。
方法② 節電タップを使用する
タップ自体にスイッチがついているような節電タップを使用することで、待機電力を減らすことができます。
待機電力を減らしたい電化製品がある場合には、使わない時にスイッチを切ることができる電源タップを使用しましょう。
特に、スマートフォンの充電に使用している充電器や、ゲーム機器などは節電タップを使用し、都度タップの電源を切ることで待機電力を節約することが可能です。
方法③ 主電源を切る
電化製品に主電源がある場合、主電源を切ることで待機電力を節約することができます。
ただし、頻繁につけたり消したりすることで、かえって電気代が高くなってしまう可能性があります。
頻繁に使用する電化製品ではなく、あまり使用しない電化製品を優先的に主電源をオフにしておきましょう。
方法④ 省エネ設定を活用する
家電に省エネ設定がある場合、省エネ設定を活用することで待機電力を抑えることができるケースがあります。
時計表示の時間を短くしたり、自動で電源を切る設定がある場合には、設定を変更することで待機電力を抑えることができるでしょう。
方法⑤ 省エネ家電の導入
古い家電を使用している場合、電化製品を最新のものに交換してみましょう。
新しい家電は古い家電に比べて節電になるケースが多いので、使用中の電気代の節約も可能です。
特に、空調設備などの多くの電気を消費する家電は、買い換えることで電気代を大幅に節約できるケースがあります。
HEMSを導入することでどの家電が電気を消費しているかわかる!
太陽光発電システムの普及に伴い「HEMS」という機器も普及し始めています。
HEMSとは、導入することで電気やガス、水道などのライフラインの消費量を「見える化」することができる住宅設備です。
HEMSを導入することで、どの家電がどのくらい待機電力を消費しているのかを確認することができます。
待機電力を気にしすぎるとストレスが溜まってしまうことも・・!
高騰によって気になる電気代ですが、待機電力を気にしすぎると生活に支障が出てしまう可能性があります。
待機電力を気にして節電を行うのは良いことですが、自分を含めた家族が不便な思いをしないよう、気をつける必要があります。
注意① 使用する度にコンセントを刺さなければならない
待機電力を気にして家電のコンセントを頻繁に抜いてしまうと、使うたびにコンセントを刺さなければいけません。
頻繁に使用する電化製品のコンセントは抜かず、あまり使用しない電化製品を中心にコンセントを抜くことで、節電のストレスを最小限に抑えることができます。
注意② コンセントを入れないとリモコンが使えない
待機電力を気にしてリモコン操作ができる機器のコンセントを抜いてしまうと、リモコン操作ができなくなってしまいます。
リモコンで操作するために、わざわざコンセントを入れにいかなければいけないので、頻繁に使用するテレビなどはコンセントは指したままにしておきましょう。
注意③ 時計やタイマーが使えない・再設定が必要になる
コンセントや主電源を切ってしまうことで、家電の時計やタイマーが使用できなくなってしまいます。
また、家電によっては時計の再設定が必要になってしまうので注意しましょう。
待機電力を気にしすぎるとストレスになるので注意しよう!
今回は、待機電力について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
待機電力は、全体のおよそ5%の電気を消費しています。
しかし、待機電力を気にしすぎてストレスになってしまっては、電気代が節約できてもストレスが溜まってしまいます。
待機電力は、頻繁に使用しない電化製品を中心に対策を行っていくことがおすすめです。
▼関連記事はこちら
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
光熱費削減コンサルタント
中田 萌ご相談やお見積もりは
完全無料です!