ネクストエナジー太陽光発電の評判は? 価格・保証・注意点を見積もり前に徹底解説

「ネクストエナジー(NEXT ENERGY)の太陽光パネルで見積もりをもらった」
「国内メーカーらしいが、パナソニックやシャープと比べて評判はどうなの?」
太陽光発電のメーカーを選定する中で、長野県駒ヶ根市に本社を置く国内メーカー「ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社」の製品を勧められ、その評判や価格の妥当性を調べている方も多いのではないでしょうか。
結論から言えば、ネクストエナジーは「国内メーカーとしての信頼性」と「手厚い長期保証」を強みとする堅実なメーカーですが、最終的な満足度は「どの施工店から、いくらで、どのような工事を受けるか」に大きく左右されます。
この記事は、ネクストエナジーの太陽光発電を具体的に検討している(見積もりを持っている、または比較検討中)方に向けて、以下の点を明確にすることを目的としています。
- ネクストエナジーが他社と異なる独自の特徴(リユース事業など)
- ネット上の「評判・口コミ」から読み解くべき、製品評価と施工店評価の違い
- 主力製品「TANGO」シリーズの性能と、価格(kW単価)の相場観
- 見積もりや契約の前に、必ず確認すべき保証内容と注意点
目次
ネクストエナジーとは? 長野発・国内メーカーとしての特徴
ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社は、長野県駒ヶ根市に本社を置く、2003年設立の日本のエネルギー企業です。単なるパネル製造・販売だけでなく、太陽光発電の「リユース・リサイクル」事業や、独立電源(オフグリッド)システムの開発も手掛けるなど、独自の立ち位置を確立しています。
パナソニックやシャープといった大手電機メーカーとは異なり、ネクストエナジーは太陽光発電の専門企業として成長してきました。その企業姿勢や製品には、以下のような特徴が見られます。
特徴1:国内メーカーとしての品質管理と長期保証
ネクストエナジーは「国内メーカー」としての品質管理を強みとしています。(※生産拠点は国内外に持ちますが、設計・品質管理を日本で行うメーカーという意味合いです)。
日本の厳しい気候(高温多湿、積雪、台風)を考慮した製品開発と、後述する手厚い長期保証体制(例:機器保証15年)は、海外メーカーとの大きな差別化ポイントとなっています。
特徴2:太陽光パネルのリユース・リサイクル事業
同社のユニークな点は、太陽光発電の黎明期からリユース(中古再生)・リサイクル事業に注力していることです。FIT(固定価格買取制度)の終了などで役目を終えたパネルを買い取り・検査・再生し、再び市場に流通させる「Renewable (リニューアブル) パネル」事業などを手掛けています。
これは、製品のライフサイクル全体に責任を持つという企業のサステナビリティ(持続可能性)への姿勢を示すものであり、メーカーとしての信頼性にもつながる部分と言えます。
特徴3:幅広いエネルギーソリューション
太陽光パネル本体だけでなく、蓄電池システム「iedenchi(イエデンチ)」シリーズや、EV(電気自動車)の電力を家庭で使うためのV2H(Vehicle to Home)システム、HEMS(ヘムス)なども幅広く取り扱っています。これにより、家庭のエネルギーを総合的に提案できる体制を持っています。
まとめ: ネクストエナジーは、単なるパネル販売メーカーではなく、リユース事業や手厚い保証体制を持つ、信頼性を重視する国内エネルギー企業と言えます。
ネクストエナジー太陽光パネルの「評判・口コミ」分析
「ネクストエナジー 太陽光 評判」と検索すると、さまざまな意見が見つかります。これらの評判を分析する上で最も重要なのは、その評価が「製品(パネル本体)」に向けられたものか、それとも「販売・施工店」に向けられたものかを切り分けることです。
太陽光発電システムは、メーカー(ネクストエナジー)が製品を作り、それを全国の認定された「販売・施工店」が仕入れて、一般家庭に販売・工事するという流れが基本です。消費者が直接やり取りするのは、多くの場合「施工店」です。
ポジティブな評判・口コミの傾向(一例)
- 「国内メーカーで安心」: やはり日本企業であることの安心感、サポート窓口が国内にあることの信頼性を評価する声は多く見られます。
- 「保証が手厚い」: 標準で15年の機器保証(パワコン等含む)が付くモデルがある点など、長期保証の手厚さをメリットとして挙げる施工店やユーザーの意見があります。
- 「発電効率が良い」: 主力製品である「TANGO」シリーズなど、高効率モデルの発電性能に満足しているという内容です。
ネガティブな評判・口コミの傾向(一例)
- 「価格が海外製より高い」: カナディアンソーラーやQセルズといった、大量生産による低価格を強みとする海外メーカーと比較すると、初期費用(kW単価)が割高になるケースがある、という指摘です。
- 「営業担当者の対応が…」: これはネクストエナジー本体ではなく、販売・施工店の営業担当者に対する不満です。「強引な営業を受けた」「説明が不十分だった」といった内容です。
- 「施工が雑だった」: これも施工店の問題です。工事の品質(コーキング処理、配線、雨漏り対策など)は、実際に工事を行う施工店の技術力に100%依存します。
【編集部見解】
評判をまとめると、ネクストエナジーの「製品(パネル本体)や保証体制」に対する信頼性・評価は比較的高い傾向にあります。一方で、ネガティブな評判のほとんどは、「価格(費用対効果)」と「施工店の対応」に集中しています。
これはつまり、ネクストエナジーの太陽光発電で満足のいく結果を得るためには、信頼できる製品を、適正な価格で、かつ高品質な工事で提供してくれる「優良な施工店」を見極めることが、他のどのメーカーを選ぶ際よりも重要である、ということを示しています。
まとめ: 製品の評判は堅実ですが、最終的な価格と品質は施工店次第です。ネクストエナジーの見積もりを受け取ったら、その施工店が信頼できるか、価格は適正かを客観的に判断する必要があります。
その見積もり、本当に妥当ですか? 専門家が無料でチェック
「ネクストエナジーの見積もりをもらったけど、この施工店で大丈夫?」「提示されたパネルは、うちの屋根に本当に最適なの?」 パネル選びや施工店の見極めは専門知識が必要です。リノベステーションのセカンドオピニオンでは、専門アドバイザーがあなたの見積もり内容(ネクストエナジー社のものも歓迎)を無料で診断し、相場と比較して妥当か、施工品質に不安はないかを客観的にアドバイスします。
主力パネル「TANGO」シリーズの性能と価格(kW単価)の目安
ネクストエナジーの主力製品が、高効率な単結晶パネル「TANGO(タンゴ)」シリーズです。性能や価格帯(kW単価)の目安を知ることで、提示された見積もりが妥当かどうかの判断材料になります。
「TANGO」シリーズは、限られた屋根面積でも多くの発電量を確保したいというニーズに応えるための高効率モデルです。バスバー(電極)の設計を最適化する技術などを採用し、発電ロスを低減しています。
性能・スペック(一例)
以下に、TANGOシリーズ(一例)と、国の定める太陽光発電の価格相場(参考)を示します。ご自身の見積もりと比較してみてください。
| 項目 | TANGOシリーズ(一例) | 市場相場(参考) |
|---|---|---|
| パネル種別 | 単結晶 PERC ハーフカットセル | 単結晶 / 多結晶 |
| 公称最大出力(一例) | 約 410W ~ 415W | – |
| 変換効率(一例) | 約 21.0% ~ 21.3% | 約 20% 前後が主流 |
| 価格(kW単価)目安 | 施工店により変動 | 26.7万円/kW |
※TANGOシリーズのスペックは2025年11月時点の公開情報(一例)です。モデルチェンジにより変動します。
価格(kW単価)の考え方
上記の通り、2024年度の住宅用太陽光の平均的な設置費用(kW単価)は「26.7万円/kW」です。
例えば、ネクストエナジーのパネル(容量5kW)の見積もり総額が135万円だった場合、kW単価は 27万円/kW となり、ほぼ相場通りと判断できます。
もし見積もり総額が160万円(=32万円/kW)だった場合、相場より割高です。これには「TANGOの最新高効率モデルを採用している」「屋根が複雑な形状で特殊な工事が必要」などの理由があるかもしれません。重要なのは、相場との差額について、施工店が納得のいく説明(見積もり内訳)を提示できるかどうかです。
一般的に、ネクストエナジーのような国内メーカーは、海外の低価格メーカー(例:カナディアンソーラー、ハンファQセルズなど)と比較すると、kW単価は同等か、やや高めに設定される傾向があります。その分、保証の手厚さなどでバランスを取っていると言えます。
まとめ: 「TANGO」シリーズは高い発電効率が期待できますが、その価格が適正か、国の公表するkW単価の相場(26.7万円/kW前後)を基準に見積もりを精査することが不可欠です。
その見積もり価格で、何年で元が取れますか?
「kW単価が相場より高い気がするけど、本当に採算が合うんだろう?」
「ネクストエナジーのパネルで、うちの屋根だと具体的にいくら節約できる?」
その疑問、専門家が無料で診断します。お手元の見積書(ネクストエナジー社のもの)をご提示いただければ、専門アドバイザーがその価格の妥当性と、より現実的な節約効果(回収シミュレーション)を客観的にアドバイスいたします。契約前に、その投資対効果を確かめてみませんか?
国内トップクラス? ネクストエナジーの長期保証体制
ネクストエナジーの評判を支える大きな柱が、手厚い長期保証体制です。特に、太陽光発電システム全体(周辺機器含む)の保証が標準で15年付帯する点は、他社と比較しても優位性があります。ただし、「施工」に関する保証は別問題であるため、注意が必要です。
太陽光発電の保証は、大きく分けて「メーカー保証」と「施工店保証」の2つがあります。
1. メーカー保証(ネクストエナジー本体が保証)
ネクストエナジーが製品(パネルやパワコン)に対して提供する保証です。内容は非常に手厚いと評価されています。
- 出力保証(25年): 太陽光パネルの出力が、規定値(例:公称最大出力の80%など)を下回った場合に、無償で修理・交換を行う保証です。これは多くのメーカーが採用する標準的な保証です。
- 機器保証(15年 無償): これがネクストエナジーの大きな強みです。太陽光パネル、パワーコンディショナ、接続箱、架台(指定品の場合)など、システム構成機器の不具合(故障)に対して、標準で15年間の無償保証が付帯するモデルが多いです。(※通常、パワコン等の機器保証は10年が一般的です)
2. 施工店保証(販売・施工店が独自に保証)
こちらはメーカー保証の「対象外」となる領域で、非常に重要です。
- 施工保証(10年~): 工事が原因で発生したトラブル(例:設置不良によるパネルのズレ、配線ミス、雨漏り)に対する保証です。
【編集部見解】
ネクストエナジーの「メーカー保証15年」は非常に魅力的です。パワーコンディショナは10~15年で寿命を迎えることが多く、その交換費用(数十万円)が保証でカバーされる可能性があるのは大きなメリットです。
しかし、最大のトラブル要因である「施工不良(雨漏りなど)」は、メーカー保証(ネクストエナジー)の対象外であり、工事を行った「施工店」が責任を負います。
「メーカー保証が手厚いから、どの施工店から買っても安心」と考えるのは大きな間違いです。もし施工店がずさんな工事をし、数年後に倒産してしまったら、雨漏りの修理費用は自己負担となってしまいます。
まとめ: ネクストエナジーの「機器保証15年」は強力なメリットです。しかしそれと同時に、契約する施工店が「施工保証(10年以上、特に雨漏り保証)」を明確に提示しているか、見積書や保証書で必ず確認してください。
契約前に再確認! その保証内容、本当に万全ですか?
「メーカー保証15年」と「施工保証10年」の違い、しっかり理解できていますか? 見積書や契約書に、雨漏り保証の記載はありますか? 高額な契約を結ぶ前に、保証内容や見積もりの内訳を専門家に最終チェックしてもらうことが、将来のトラブルを防ぐ鍵となります。
リノベステーションのセカンドオピニオンでは、ネクストエナジー社の見積書に記載された保証内容のチェックも承ります。
よくある質問(FAQ)
Q1. ネクストエナジーの太陽光、価格相場(kW単価)は?
ネクストエナジーの太陽光パネルの価格(kW単価)は、施工店や導入するモデル(例:「TANGO」シリーズ)、屋根の条件によって大きく変動します。
あくまで目安ですが、国の公表データ(2024年参考値:26.7万円/kW)を基準として、国内メーカーとしては標準的〜やや抑えめの価格帯で提案されることが多いようです。ただし、これは工事費や諸経費をすべて含んだ総額での比較が重要です。見積もりが相場とかけ離れていないか、複数の業者で比較検討する必要があります。
※金額・効果・制度は条件により変動。一次情報は出典参照。
Q2. 蓄電池もネクストエナジー製(iedenchiなど)で揃えるべき?
ネクストエナジーは「iedenchi(イエデンチ)」シリーズなどの蓄電池も提供しており、太陽光パネルとメーカーを揃えることで、システムの連携性や保証窓口の一本化というメリットが期待できます。
ただし、必ずしも揃える必要はありません。ネクストエナジーの蓄電池は他社製(例:オムロンなど)のOEM(相手先ブランド製造)製品である場合も多く、市場には多様なメーカーの高性能な蓄電池が存在します。ご家庭の電力使用量(kWh)や必要な機能(全負荷型・特定負荷型)、予算に応じて、他社製蓄電池と組み合わせることも有効な選択肢です。
Q3. ネクストエナジーの25年保証は信頼できる?
ネクストエナジーが提供する「25年出力保証」は、多くの主要メーカーが採用している標準的な保証です。特筆すべきは「15年間の機器保証(無償)」が付帯するモデルがある点です(パワコンなど周辺機器含む)。これは通常10年が多い中で手厚い部類に入ります。
ただし、最も重要なのは「施工保証(工事に起因する雨漏りなど)」です。これはメーカー保証ではなく、工事を行う施工店が独自に提供するものです。メーカー保証が手厚いことと、施工品質が保証されることは別問題であるため、施工店の保証内容を必ず見積書で確認してください。
Q4. 「TANGO(タンゴ)」シリーズの評判は?
「TANGO」シリーズは、ネクストエナジーの主力となる高効率パネルのブランドです。評判としては、「国内メーカーとしての信頼性」「長期保証」「発電効率の高さ」を評価する声が見られます。特に、限られた屋根面積で最大限の発電量(kW)を確保したい場合に適しているとされます。
ただし、高効率モデルは一般的に標準モデルより初期費用(kW単価)が高くなる傾向があるため、費用対効果(回収期間)をシミュレーションでしっかり確認することが重要です。
Q5. 施工店によって評判が違うのはなぜ?
太陽光発電の評判が施工店によって大きく異なるのは、ネクストエナジーが「メーカー」であり、実際の「販売・施工・アフター対応」は、認定を受けた全国の「販売施工店」が行うためです。つまり、消費者が直接やり取りするのは施工店です。そのため、以下のような点で差が出ます。
- 営業担当者の説明の質
- 見積もり金額(仕入れ力や利益率設定の違い)
- 提案内容(ご家庭に最適な容量か)
- 施工品質(工事の丁寧さ、雨漏り対策)
- アフター対応の速さ
製品(パネル)が同じでも、どの施工店を選ぶかで満足度が大きく変わるのが実情です。
この記事の監修者

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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