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【意外と少ない?】エコキュートの電気使用量は?

その他リフォーム 2024年01月04日更新

オール電化住宅にお馴染みの住宅設備である「エコキュート」。

エコキュートは、他の温水器に比べて電気使用量が少なく、環境負荷が低いことが特徴です。

しかし、電気料金が高騰している現在、エコキュートの電気料金も高騰しています。

【メーカー別】エコキュートの電気使用量はどのくらい?

エコキュートはメーカーや製品、タンク容量によって電気使用量が異なります。

今回は、エコキュートの主要メーカーであるダイキン・パナソニック・三菱・東芝・日立のエコキュートの電気使用量を紹介します。

エコキュートの稼働条件は以下の通りです。

  • 夜間4時間わき上げ
  • 東京電力「スマートライフ」利用(28.06円)
  • 最大消費電力で運用した場合の電気代
  • タンク容量460ℓ

今回、電気使用量は最大値で計算しています。

最大値なので、実際の電気使用量は安い可能性が高いです。

メーカー

最大電流

電気代

ダイキン(EQ46XSV)

最大18A(1.8kW)

約202円

パナソニック(HE-J46KQS)

最大16A(1.6kW)

約179円

三菱(SRT-W466)

最大17A(1.7kW)

約190円

東芝(HWH-B466H-R)

最大18A(1.8kW)

約202円

日立(BHP-FR46WU)

最大18A(1.8kW)

約202円

メーカー① ダイキン

ダイキンのエコキュートは、他のメーカーに比べて最大電流が少し多いです。

しかし、東芝や日立と同じ最大電流なので、一般的な電気使用量だと言えるでしょう。

ダイキンのエコキュートは、高性能で定評があり、パワフルな給湯が魅力です。

また「ウルトラファインバブル」など、お風呂を楽しむ機能も搭載されています。

メーカー② パナソニック

パナソニックのエコキュートは、他のメーカーに比べて最大電流が少ないです。

パナソニックのエコキュートは、省エネ性能が高く、お風呂を快適にする機能が豊富な点が魅力だと言えるでしょう。

お風呂に入るのが好きで、お風呂時間を充実させたい家庭におすすめのエコキュートのメーカーです。

メーカー③ 三菱

三菱のエコキュートは、パナソニックに次いで2番目に最大電流が少ないです。

三菱のエコキュートは、省エネ性能が高く、キラリ湯キープなどのお掃除機能が豊富な点が魅力です。

さらに、災害時に水を取り出しやすい「パカっとハンドル」も魅力の一つだと言えるでしょう。

メーカー④ 東芝

東芝のエコキュートの最大電流は、ダイキン・日立と同じ18Aです。

東芝のエコキュートは、銀イオンの湯で浴槽内のお湯を綺麗に保つことができます。

また、エコキュートの保証も5年と長く、安心して導入することができるメーカーだと言えるでしょう。

メーカー⑤ 日立

日立のエコキュートの最大電流は、ダイキン・東芝と同じ18Aです。

日立のエコキュートは、水圧が強く、キッチンとお風呂で2箇所同時にお湯を使用していても、快適に使用することができます。

さらに、井戸水や硬水に対応しているエコキュートを販売しているので、井戸水をエコキュートで使用したい家庭では有力候補のメーカーとなるでしょう。

エコキュートの仕組みは?どんな時に電気を使うの?

電気代が安く、環境にやさしいとされているエコキュートですが、お湯を作る時などに電気を使用しています。

オール電化住宅に導入されるエコキュートは、オール電化住宅の中でも電気消費量が多いことが特徴です。

エコキュートがどんな時に電気を消費しておくかを覚えておくことで、電気使用量の削減に役立つでしょう。

ポイント① 外気の熱を吸収する

エコキュートは、外部の空気中にある熱を利用してお湯を作ります。

冷媒と呼ばれる液体が外気の熱を吸収し、熱を圧縮して水に熱を伝えることで、お湯を作っています。

エコキュートは、お湯を作るときに多くの電気を消費するので、なるべく電気料金が安い時間にお湯を作ることで電気使用量を抑えることが可能です。

ポイント② 電気給湯器よりは電気代が少ない

エコキュートは外部からの熱を利用するため、比較的少ない電気量でお湯を作ることができます。

従来の電気給湯器に比べて、電気代の削減が期待できるのが特徴です。

ポイント③ 他の給湯器よりも環境にやさしい

エコキュートは電気を使って熱を移動させることができます。

エコキュートは、何かを燃やして熱を作るわけではないので、ガスを燃やすガス給湯器に比べて環境への負荷が低いです。

エコキュートの電気代が高くなってしまう原因は?

エコキュートは省エネルギーな給湯システムですが、正しい使い方をしないと電気代が高くなる可能性があります。

エコキュートの電気代が高くなってしまう原因は、主に以下の3パターンに分けられます。

  • 昼間にお湯を作っている
  • エコ設定をしていない
  • 夜間の電気料金が安いプランを利用していない

それぞれ詳しく解説します。

原因① 昼間にお湯を作っている

エコキュートの電気代を節約するためには、電気料金が安い夜間にお湯を沸かすことが大切です。

エコキュートは電気使用量が多いので、夜間にお湯を沸かすことで電気使用量を節約することができます。

特に、お湯の使用量が多い家庭では、夜間にエコキュートのお湯を沸かすことで大幅な電気使用量の節約となるでしょう。

原因② エコ設定をしていない

エコキュートには「省エネ設定」がある製品が存在しています。

省エネ設定にしておくことで、適切な温度設定や湯量を調節してくれるので、効率的な運転が可能です。

エコ設定をしていないと、無駄な電力消費が増えて電気代が高くなる可能性があります。

原因③ 夜が安いプランに変更していない

電力会社によっては夜間割引プランを提供している場合があります。

夜間に電気を使うと割引されるため、エコキュートの運転を夜間にシフトすることで電気代を節約することができるでしょう。

特に、オール電化住宅でエコキュートを使用している場合には、必ず夜間の電気料金が安いプランに変更することがおすすめです。

エコキュートの電気代を節約するためにできることは?

エコキュートは環境に優しい給湯システムですが、電気代を節約するためにはいくつかの工夫が必要です。

エコキュートの節約方法は以下の通りです。

  • タンク容量を最適に
  • 電気料金プランを確認
  • 省エネ設定にする
  • エコキュートの買い替え
  • 太陽光発電との併用
  • 蓄電池との併用

それぞれ詳しく解説します。

節電方法① タンク容量は最適に

エコキュートのタンク容量は、家庭の人数やお湯の使用量に合わせて選ぶことが重要です。

大きすぎる容量のエコキュートを導入してしまうと、余分な電力や水を消費してしまう可能性があります。

これからエコキュートを導入する場合には、家族人数やお湯の使用量に合ったエコキュートの容量を選ぶことが大切です。

節電方法② 料金プランを確認

電力会社の料金プランを確認し、夜間割引プランに変更することで、電気代を削減できます。 

もし、エコキュートを使用していて、夜間の電気料金が安くないプランを利用している場合には、なるべく早くプラン変更することがおすすめです。

節電方法③ 省エネ設定にする

エコキュートには省エネ設定があります。

適切な温度管理や湯量を設定してくれるので、電気や水の使用量を抑えることができます。

省エネ設定のやり方は、取扱説明書に記載されているので、必ずチェックしておきましょう。

節電方法④ エコキュートを買い替える

古いタイプのエコキュートは省エネ性能が低い場合があり、電気代が高くなることがあります。 

新しいエコキュートに買い替えることで、より効率的で省エネな運転が可能になります。 

特に、家族人数に変化があった場合には、エコキュートを買い換えることがおすすめです。

節電方法⑤ 太陽光発電との併用

太陽光発電システムを導入している場合、発電した電力でエコキュートのお湯を作ることができます。

太陽光発電システムで発電した電気は無料で使うことができるので、発電中にお湯を沸かせば、無料でお湯を作ることが可能です。

さらに、エコキュート以外にも洗濯乾燥機などを発電した電気で動かせば、大幅な電気代の節約となります。

節電方法⑥ 蓄電池との併用

蓄電池を導入した場合、夜間の安い電気を貯めることができるので、いつでもエコキュートのお湯を作ることができます。

さらに、太陽光発電で余った電力を蓄電池に蓄えて、夜間や雨天時にエコキュートの運転に利用できます。

太陽光発電システム単体での運用よりも、太陽光発電と蓄電池を併用した方が、電気代の節約効果が高くなります

エコキュートの電気使用量を工夫して減らそう!

今回は、エコキュートの電気使用量について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

エコキュートの電気使用量は、使い方を工夫することによって、削減することが可能です。

特に、エコキュートのタンク容量が多い場合や、家族人数が多い場合には、エコキュートの使い方を工夫して節電を心がけましょう。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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