一人暮らしの電気代の平均は?電気代の内訳や節約方法を解説!
電気代の高騰が続いている中、一人暮らしの電気代の平均額が気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、一人暮らしの電気代平均額を紹介するのはもちろん、電気代の内訳と節約方法を紹介します。
目次
一人暮らしの電気代の平均は?状況別の電気代平均額を紹介!
まずは、一人暮らしの電気代の平均額を紹介します。
状況別に紹介するので、ぜひ参考にしてください。
一人暮らしの電気代の平均額
2022年度の総務省の家計調査によると、一人暮らしの電気代の平均額は6,808円/月ということです。
ちなみに、2017年度に実施された同家計調査における一人暮らしの電気代の平均額は5,392円/月だったのだとか。
わずか5年で、電気代が大幅に値上がりしていることがわかりますよね。
【季節別】一人暮らしの電気代の平均額
続いて、2022年度の総務省の家計調査で発表された、一人暮らしの季節別の電気代の平均額を見ていきましょう。
下の表をご覧ください。
季節 | 電気代の平均額(月) |
1~3月期 | 約7,749円 |
4~6月期 | 約6,333円 |
7~9月期 | 約6,418円 |
10~12月期 | 約6,557円 |
電気代は一般的に冬季に高くなりますが、一人暮らしも例外ではありません。
ちなみに、同家計調査における2021年度の一人暮らしの4〜6月期の電気代平均額は4,990円だったのだとか。
1〜3月期にかけての電気代平均額も6,641円と、2022年度に比べると比較的リーズナブルな結果でした。
やはり、実際に電気代が高騰しているのですね。
【光熱費】ガス代と水道代を合わせた光熱費の平均額
続いて、電気代・ガス代・水道代を合わせた光熱費における一人暮らしの平均額を見ていきましょう。
以下の表をご覧ください。
光熱費の内訳 | 平均額(月) |
電気 | 約6,808円 |
ガス | 約3,331円 |
水道 | 約2,116円 |
もちろん、地域別には多少の誤差はありますが、平均額としては上の表の通りです。
それぞれ節約ができれば、光熱費1万円以下というのも叶うかもしれませんね。
【オール電化】一人暮らしの電気代の平均額
続いて、オール電化にお住まいの一人暮らし世帯における電気代の平均額を紹介します。
オール電化の場合は、契約している電力会社や契約アンペア数によって多少の前後はありますが、40A契約で350kWh前後の電気使用量の一人暮らし家庭の場合、月々9,125円前後の電気代がかかるようです。
先ほどの電気・ガス・水道を合わせた光熱費と比較してみても、大きな差はありませんね。
一人暮らしの場合、仕事などで家を不在にする機会が多いでしょうから、日々の暮らしの安心を取るためにも、オール電化住宅に住むメリットは非常に大きいのではないでしょうか。
一人暮らしの電気代の平均額は?電気代の内訳を徹底解説!
一人暮らしの電気代の平均額が分かったところで、続いては電気代の内訳を徹底解説していきたいと思います。
電気代の内訳を知ることで、電気代の上手な節約方法がわかりますよ。
基本料金or最低料金
電気代の内訳として、まずは基本料金もしくは最低料金が挙げられます。
基本料金制で契約している方は、契約アンペア数に応じた基本料金を毎月支払う義務があります。
契約アンペア数が小さければ小さいほど基本料金は安いですが、同時に使える家電に制限がかかったり、頻繁にブレーカーが落ちて不便な生活を強いられたりする可能性があるでしょう。
一方、最低料金制で契約している方は、月々の電気使用量が最低料金を下回った場合にのみ、電力会社が定めている最低料金を支払わなくてはなりません。
したがって、毎月それなりに電気使用量がある家庭におすすめです。
電力量料金
電力量料金は、1か月間に使用した電力の電気料金のことです。
基本的には、以下の表のように電気使用量に応じて3段階で電気料金単価が決められており、電気使用量が多ければ多いほど、電気料金単価が高くなります。
以下の表は東京電力エナジーパートナーの電気量料金ですが、多くの電力会社もほとんど同じ内容ですので、ぜひ参考にしてください。
電気使用量 | 電力量料金(/kWh) |
~120kWh | 30.00円 |
121~300kWh | 36.60円 |
301kWh~ | 40.69円 |
ちなみに、オール電化家庭の場合は、電気を使う時間によって単価が決められています。
東京電力エナジーパートナーの場合、オール電化家庭は以下のような料金体系です。
時間帯 | 電気量料金(/kWh) |
AM6:00~翌AM1:00 | 35.96円 |
AM1:00~AM6:00 | 28.06円 |
オール電化家庭の場合、電気の使用時間を考えて節約に努めたいですね。
再エネ発電賦課金
電気代には、再エネ発電賦課金という項目もあります。
これは、再エネの売電システムを守っていくために、電力契約をしている全ての国民が請求されているものです。
毎年度ごとに国が全国一律で再エネ発電賦課金単価を決めており、それに電気使用量(kWh)をかけたものが請求されています。
燃料費調整額
燃料費調整額は、燃料調達のために請求されているものです。
燃料費調整額単価は各電力会社によって異なりますが、計算方法は「燃料費調整額単価×電気使用量(kWh)」になります。
一人暮らしの電気代の平均額は?電気代の節約方法3選!
最後に、一人暮らしの電気代の節約方法を3つ紹介します。
ぜひ参考にしてください。
節約方法①契約アンペア数を下げる
一人暮らしの電気代の節約方法は、契約アンペア数を下げることです。
一人暮らしはそもそも使う家電が少ないので、そこまで高いアンペア数を必要とはしません。
契約アンペア数を下げることでブレーカーが落ちてしまう可能性が上がってはしまいますが、家電の使い方を見直すことで、毎月の電気代を数百円安くできるのはメリットといえるでしょう。
節約方法②電力会社や電力プランの見直しをする
電力会社や電力プランの見直しをすることも、一人暮らしの電気代の節約方法です。
たとえば、一人暮らし専用プランに変更したり、ネットやスマホと同一の会社で電気契約をしたりしましょう。
家庭にとってお得なプランを持っている電力会社と契約を結び、毎月の電気代を少しでも節約していけると良いですよね。
節約方法③電気の使い方を見直す
電気の使い方を見直すのも、一人暮らしの電気代の節約方法です。
たとえば、以下のような節約を心がけてみてはいかがでしょうか。
- BGM化しているテレビを消す
- 使っていない部屋の電気を消す
- 食洗器を使わず食器は手洗いする
- 洗濯物は外に干す
電気の使用量を減らすことができれば、前章で紹介した再エネ発電賦課金と燃料費調整額の請求額が減り、電気代の大幅削減が期待できます。
ぜひ今日からできる節約を実践してみてください。
一人暮らしの電気代の平均額は意外と高い!節約を心がけよう!
今回の記事では、一人暮らしの電気代の平均額と、電気代の内訳、節約方法を紹介しました。
一人暮らしとはいえ、光熱費にはそれなりの出費が必要ということがわかりました。
だからこそ、最後の章で紹介した通りの節約を実践していけたら良いのではないでしょうか。
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