おうちでんきは電気代が安い？供給エリアやメリット・デメリットも！

電気代の高騰が続く中、少しでも電気代を安くすべく電力会社の乗り換えを検討している方も多いでしょう。

今回の記事では、いわゆる新電力会社の一つである「ソフトバンクでんき」の「おうちでんき」という電力プランの特徴や供給エリア、メリットとデメリットを紹介します。 

おうちでんきとは？概要や供給エリアを紹介！

おうちでんきは、どういう特徴がある電力プランなのでしょうか。

今回の章では、おうちでんきの概要と電力の供給エリアを紹介します。

ソフトバンクの電気事業「おうちでんき」の概要

おうちでんきは、主に通信事業（スマホなど）で有名なソフトバンク社が提供している電力プランで、提供している電力プランは以下の3種類です。

• おうちでんき
• 自然でんき
• くらしでんき（2023年1月現在、新規申し込みは停止中）

それぞれの電力プランの特徴は次章で解説するので割愛しますが、おうちでんきの最大の特徴は、電気とスマホやネット回線を同時に契約すると通信費が割引になる点です。

通信料が割引になるのは、スマホ回線がソフトバンクもしくは格安SIMのワイモバイルのみとなります。

したがって、スマホ回線がソフトバンクや格安SIMのワイモバイルの方は、ソフトバンクでんきの公式ホームページで月々の電気料金がいくらになるのかの試算を出してみると良いでしょう。

おうちでんきの供給エリア

おうちでんきの供給エリアは、以下の通りです。

• 北海道電力管内
• 東北電力管内
• 東京電力管内
• 中部電力管内
• 関西電力管内
• 中国電力管内
• 四国電力管内
• 沖縄電力管内

スマホの回線がソフトバンクもしくはワイモバイルの方にとってメリットがあるおうちでんきですが、実は北陸電力管内と九州電力管内にお住まいの方は電力契約ができません。

しかし、北陸電力管内であれば「おうち割　北陸電力　でんきセット」が、九州電力管内であれば「おうち割　九州電力　でんきセット」が利用可能です。

北陸電力管内・九州電力管内にお住まいの方の電力プランの特徴は、現在契約している北陸電力・九州電力との電力契約はそのままでソフトバンク社のおうちでんきの電力プランが適用される点です。

契約に関しては、元々の電力会社の電力プラン、ソフトバンク（orワイモバイル）回線を所有しているなどの諸条件はありますが、大手電力会社の回線を使いながら電力プランは新電力で少しお得に、というのは大きな魅力でしょう。

おうちでんきはお得？！くらしでんき・自然でんきとの違いは？

おうちでんきは、スマホ回線がソフトバンクもしくはワイモバイルの方におすすめな電力プランです。

では、ソフトバンクでんきが提供している残り2つの電力プラン（自然でんきとくらしでんき）はどういう特徴がある電力プランなのでしょうか。

具体的に解説します。

自然でんきの特徴

自然でんきの主な特徴は、以下の通りです。

• 電気の基本料金が無料
• 再生可能エネルギーで作られた電力を使うことができる

電気の基本料金が無料なのは、とても嬉しいポイントですよね。

電力使用量分の料金を支払う「従量電灯」の単価に関しては、以下の表をご覧ください。

電力の供給エリア	電気料金単価（／kWh）
北海道電力管内	28.70円
東北電力管内	25.00円
東京電力管内	24.08円
中部電力管内	25.00円
関西電力管内	21.30円
中国電力管内	23.15円
四国電力管内	23.15円
九州電力管内	22.22円

どこの地域にお住まいなのかによって従量電灯分の料金は異なりますが、基本料金分が浮くのはとても大きなメリットといえるでしょう。

また、昨今は地球温暖化の進行スピードが早くなっているという問題点があります。

しかし、自然でんきを契約すれば再生可能エネルギーを使用した電力を使えるので、地球温暖化防止に一役買うことができます。

くらしでんきの特徴

くらしでんきの主な特徴は、以下の通りです。

• 電気使用量に応じて最大5％の割引が適用される
• 電気料金1,100円につき5円が値引きされる

くらしでんきは、電気使用量が多ければ多いほどお得になる電力プランです。

具体的には、以下のように割引が適用されます。

電気使用量	割引率
～120kWh	1％
120～300kWh	3％
300kWh～	5％

電気使用量が多い家庭では、大きなお得を感じられるでしょう。

また、電気料金1,100円につき5円が割引される嬉しいシステムもあります。

こちらに関しても、電気料金が高い家庭で特にメリットを感じられる部分です。

しかし残念ながら、2023年1月現在、くらしでんきの新規申し込みは停止しています。

復活の兆しがあるのかも明らかにされていないので、この点はデメリットといえるでしょう。

おうちでんきに乗り換えを！メリットとデメリットは何？

最後に、おうちでんきのメリットとデメリットを具体的に紹介します。

おうちでんきの主なメリット

おうちでんきの主なメリットは、以下の通りです。

• スマホなどの通信料が2年間110円引きになる（1回線ごと）
• 電気代・スマホ代・ネット代をすべてまとめて支払える
• おうちレスキューが無料で使える
• 電気使用量が30分ごとに確認できる 

おうちでんきは、契約してから最初の2年間は、スマホやネットの通信料が1回線ごと110円の割引を受けられます。

2年経過後は、55円になります。

スマホを所有している家族が多い家庭では、多くのメリットを感じることができるでしょう。

また、電気代・スマホ代・ネット代などの支払いが1回で完結するのも大きな特徴。

支払いが簡潔化するので、家計の管理も楽になるでしょう。

おうちレスキューと呼ばれる、水回りのトラブルや鍵の紛失、窓ガラスの破損などのおうちのトラブルに24時間365日対応してもらえるサービスを無料で受けられるメリットもあります。

電気使用量が30分ごとに確認できるのも、おうちでんきのメリットの一つです。

確認できるのは専用のサイトのみに限定されますが、どのタイミングで電気使用量が多くなるのかを知ることができるので、節電意識が働き、結果として電気代の節約を実現することができるかもしれません。

おうちでんきの主なデメリット

おうちでんきの主なデメリットは、以下の通りです。

• スマホがソフトバンクもしくはワイモバイルでないとお得を感じられない
• 電気代の確認がネットのみ（紙媒体の検針票は発行されない） 

おうちでんきは、スマホ回線がソフトバンクもしくはワイモバイルの人がお得を実感できる電力プランになります。

したがって、スマホがソフトバンク回線ではない方やスマホの契約会社の乗り換えを検討している方は、これから新規におうちでんきを契約するメリットはないでしょう。

また、電気代の確認がネットのみという点もデメリットです。

大手電力会社のように、毎月決まった時期に検針票がポストに入ることはないので、支払い管理を確実にできる人向けともいえます。

おうちでんきはソフトバンクユーザーにおすすめ！ぜひ検討を！

今回の記事では、ソフトバンク社の電力事業「ソフトバンクでんき」の中の電力プラン「おうちでんき」について見てきました。

おうちでんきは、スマホ回線がソフトバンクもしくはワイモバイルの方にとっては大きなメリットを感じられる電力プランであることが分かりました。

したがって、スマホ回線がソフトバンクもしくはワイモバイルの方は、ぜひおうちでんきの契約を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

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