ソーラーパネルの寿命は〇〇年!長く使う方法やメンテナンス不足のリスクも
ソーラーパネルの需要が高まっているのは周知の事実ですが、東京都では2025年から新築住宅に対するソーラーパネルの設置義務化を表明しており、今後さらにソーラーパネルの需要が高まると予想されています。
そこで今回の記事では、ソーラーパネルの寿命や長く使うための方法、メンテナンスを怠った場合のリスクを紹介します。
目次
ソーラーパネルの寿命は?耐用年数やパワコンの平均寿命も徹底解説!
まずは、ソーラーパネルの寿命はもちろん、一緒に使うパワーコンディショナーの寿命についても併せて解説します。
長寿命といわれているソーラーパネルですが、一体どれくらいの寿命を持っているのでしょうか。
ソーラーパネルの寿命は30年以上!
ソーラーパネルの寿命は30年以上です。
今現在、40年近く使われているソーラーパネルもあるため、最新技術ではさらに長寿命になるのではないかと予想されています。
ソーラーパネルの耐用年数は17年
ソーラーパネルを事業として所有する場合、固定資産税の支払い義務が生じます。
そこで必要になってくるのが耐用年数で、ソーラーパネルの耐用年数は17年になります。
耐用年数を越えた後は税金の支払額が多くなるので、注意しておきたいところです。
ソーラーパネルを事業として所有するメリットは、長寿命ゆえに長期的な投資に向いているからです。
一般的な家庭に導入するソーラーパネルでは、初期費用が100万円前後かかるといわれています。
したがって、事業としてソーラーパネルを導入する場合、さらに大きな初期費用が必要ということです。
巨額の投資をしてまでソーラーパネルを導入するメリットは、売電収入を得ることができる・電気代の削減が望める・停電対策ができるなど、多岐に渡ります。
だからこそ、ソーラーパネルの需要が急上昇しているのです。
パワーコンディショナーの寿命は15年前後
ソーラーパネルと必ずセットで使われるパワーコンディショナー(以下・パワコン)は、平均寿命が15年前後といわれています。
つまり、ソーラーパネルの寿命を全うするため、最低でも1度はパワコンの買い替えが必要になるということです。
ソーラーパネルの寿命が伸びている今、パワコンも長寿命なものを購入できると良いでしょう。
ソーラーパネルは長寿命!より長く使っていくための方法は?
続いて、ソーラーパネルをより長く使っていくための方法を4つ紹介します。
長期的に使えるソーラーパネルだからこそ、日ごろからしっかりと対策をしていきましょう。
方法①定期メンテナンスを実施する
ソーラーパネルをより長く使うため、定期メンテナンスを実施することが求められます。
具体的には、4年に1度の定期メンテナンスが推奨されています。
1回にかかる費用は2万円前後ということで、経済的負担はそこまで大きくないといえるでしょう。
定期メンテナンスの頻度はあくまでも「推奨」ですが、ソーラーパネルを安心安全に使っていくためにも、しっかり4年に1度の定期メンテナンスを実施してください。
方法②日常的にモニターを確認する
日常的にモニターを確認することも、ソーラーパネルをより長く使うための方法です。
多くの場合、住宅の屋根に乗っているソーラーパネル。
だからこそ、ソーラーパネルに傷などの不具合が生じているかなど、日ごろから目視で確認するのは不可能です。
したがって、ソーラーパネルの発電量などを目視できるモニターを日ごろから確認することが大切になります。
不具合にいち早く気づくため、日常的なモニターチェックは欠かさないようにしましょう。
方法③保証のしっかりした業者と契約を結ぶ
ソーラーパネルをより長く使う方法として、保証のしっかりした業者と契約を結ぶことも挙げられます。
ソーラーパネルの平均寿命は30年以上ですから、倒産リスクのある業者やアフターサービスが乏しい業者と契約を結ぶのはリスキーです。
各メーカーごとに保証内容は異なるので、目先の出費だけで購入するソーラーパネルを決めるのではなく、将来的なことも踏まえて購入するソーラーパネルを選べると良いでしょう。
方法④パワコンの設置場所に気を付ける
パワコンの設置場所に気を付けるのも、ソーラーパネルをより長く使う方法です。
パワコンは太陽光パネルと必ずセットで使われるとお伝えしました。
その理由は、パワコンの主な役割が、太陽光パネルが発電した直流電力を家庭で使える交流電力に変換する場所だからです。
つまり、パワコンの使用環境を良くしてあげることが、ソーラーパネルをより長く使う方法にもなるのです。
具体的には、パワコンはブレーカーの近くに設置すると良いとされているので、天災の心配がない室内のブレーカー近くに設置しましょう。
しかし、室内に設置場所を確保できない家庭も多いでしょうから、この場合は天災のリスクを最小限にでき、直射日光の当たる確率も低い場所にパワコンを設置することが求められます。
ソーラーパネルは長寿命!メンテナンスを怠った場合のリスクは?
最後に、ソーラーパネルで推奨されているメンテナンスを怠った場合のリスクについて解説します。
リスク①火災の発生リスクがある
ソーラーパネルでメンテナンスを怠ってしまうと、火災のリスクが上がってしまいます。
長寿命なソーラーパネルですが、実は冷蔵庫などと同じ電化製品です。
つまり、メンテナンスを怠ることで火災の発生リスクが上昇してしまいます。
ソーラーパネルのメンテナンスは、4年に1度と頻回ではないですし、1回にかかる費用も2万円前後と少額です。
だからこそ、メンテナンスはしっかり行い、ソーラーパネルを安心安全に使える環境を整えることが大切になります。
リスク②発電量が低下するリスクがある
発電量が低下するのも、ソーラーパネルでメンテナンスを怠った場合のリスクです。
ソーラーパネルを設置する上で最も重要なのは、いかに多くの発電量を得られるかになります。
発電量が多ければ多いほど売電量も多くなりますし、自家消費できる割合も多くなるからです。
しかし、メンテナンスを怠ってしまうと、仮にソーラーパネルに何らかの不具合が生じている場合に気づくことができず、発電量が低下するリスクを負ってしまう可能性も。
したがって、メンテナンスをしっかり行い、ソーラーパネルに不具合が生じている場合は早急に対応してもらうようにしましょう。
ソーラーパネルは長寿命!メンテナンスをしっかりしていこう!
今回の記事では、ソーラーパネルの寿命はもちろん、一緒に使うパワコンの寿命、ソーラーパネルをより長く使う方法やメンテナンスを怠った場合のリスクを紹介しました。
投資目的で購入する人も多いソーラーパネル。
だからこそ、日ごろからしっかりメンテナンスを行い、発電量の低下を未然に防げる対策が必要といえるでしょう。
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この記事の監修者
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