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【停電対策に】蓄電池の特定負荷にメリットはある?

2024年01月04日更新

地震の多い日本において、停電のリスクは避けられません。

停電の被害を最小限に抑えるためには、蓄電池の導入や備蓄などが必要になります。

特に、蓄電池を導入することで、停電が起きた時も電気を使用することができるので、心強い停電対策が可能になります。

「特定負荷」と「全負荷」、それぞれの違いを知っていないと、停電が起きた時に困った状況になってしまうので注意しましょう。

蓄電池の「特定負荷」とは?

「特定負荷」の他には「全負荷」の蓄電池があり、停電時の過ごし方によって蓄電池を選ぶことが大切です。

特定負荷の蓄電池の特徴は以下の3つ。

  • 停電時に特定の部屋で電気を使用することができる
  • 余分な電気消費を防ぐ
  • 導入費用が安い

それぞれ詳しく解説します。

ポイント① 停電時に特定の部屋で電気を使う

蓄電池の特定負荷を導入した場合、停電時に特定の部屋で電気を使うことが可能になります。

停電時には一つの部屋に集まる場合や、家族人数が少ない場合には、メリットが大きい蓄電池です。

逆に言えば、特定負荷の蓄電池の場合、特定の一部屋でしか電気を使用することができないということです。

停電時に一つの部屋に集まらなければいけないという点には注意が必要です。

ポイント② 余分な電気消費を防ぐ

特定負荷の蓄電池は、一部屋に集中して電気を送るので、停電時に電気使用量を抑えることが可能です。

停電時に使用したい家電に比べて蓄電池の容量が少ない場合には、特定負荷の蓄電池を使うことで、長く蓄電池内の電気を使用することが可能です。

ポイント③ 導入費用が安い

全負荷の蓄電池に比べて、特定負荷の蓄電池は導入費用が安いです。

また、特定負荷の蓄電池は全負荷の蓄電池に比べて使用している部品が少ないので、本体も小さいことが特徴です。

蓄電池を設置するスペースが狭い場合など、コンパクトな蓄電池を導入したい場合にはメリットとなるでしょう。

【特定負荷と迷う】蓄電池の「全負荷」とは?

全負荷の蓄電池の特徴は以下の3つ。

  • 全部屋で電気を使うことができる
  • 200V対応の製品が多い
  • 二世帯住宅でも安心

それぞれ詳しく解説します。

ポイント① 全部屋で電気を使うことができる

全負荷の蓄電池は、停電時に自宅の全部屋で電気を使用することができる蓄電池を指しています。

特定負荷の蓄電池と比べると、利便性がいいことがメリットだと言えるでしょう。

ただし、停電が起きた時に全部屋に電気を供給してしまうので、電気を使い過ぎてしまう可能性がある点には注意が必要です。

ポイント② 200V対応の蓄電池が多い

全負荷対応の蓄電池には、200V対応の製品が多いです。

200V対応の蓄電池とは、200Vの大型エアコンやエコキュート、IHを使用することができる蓄電池です。

オール電化住宅で全負荷・200V対応の蓄電池を導入した場合、エコキュートやIHを使用していつも通りの生活が可能になるでしょう。

ポイント③ 二世帯住宅でも安心

全負荷の蓄電池は、停電が起きても全部屋で電気を使用することができます。

停電時に1つの部屋に集まることが難しい二世帯住宅や、家族が多い家庭でも全負荷の蓄電池を導入することで、全員が快適に過ごすことができるでしょう。

蓄電池を選ぶとき「特定負荷」を導入した方がいいケース

停電時に一つの部屋に集まることに問題がない場合や、容量が小さめの蓄電池を導入したい場合には、特定負荷の蓄電池を選ぶことがおすすめです。

特定負荷の蓄電池を導入した方がいいのは、以下の3ケースです。

  • 蓄電池内の電気を節約したい
  • 家族人数が多くない
  • 導入費用を抑えたい

それぞれ詳しく解説します。

ケース① 蓄電池内の電気をなるべく節約したい

停電時に蓄電池内の電気をなるべく節約したい場合には、特定負荷の蓄電池を導入しましょう。

蓄電池は、蓄電容量が多くなるほど導入費用が高くなります

「蓄電池を導入したいけれど、導入費用を抑えたい」と考える方は多いです。

蓄電池の容量を小さくし、導入費用を抑えたい場合には、特定負荷の蓄電池の方がメリットが大きいです

ケース② 家族人数が多くない

家族人数が多くなく、停電時に一部屋に集まることに問題がない場合、特定負荷の蓄電池を導入することで、蓄電池の導入費用負担を減らすことができます。

停電時に一部屋に集まる場合、全負荷の蓄電池を導入してしまうと余計な電気を使用してしまう可能性があります。

ケース③ 導入費用を抑えたい

蓄電池の導入費用を抑えたい場合には、特定負荷の蓄電池を導入した方がメリットが大きいでしょう。

特定負荷の蓄電池は、全負荷対応の蓄電池よりも導入費用が安いことが特徴です。

また、停電時に余分な電気を使ってしまう心配が少ないので、最低限の容量の蓄電池を導入することが可能です。

蓄電池を選ぶ時「全負荷」を導入した方がいいケース

全負荷の蓄電池を導入した方がいいのは、停電時に一部屋に集まることが困難な家庭や、オール電化住宅です。

特に、オール電化住宅で全負荷対応の蓄電池を導入すれば、停電が起きてもいつもと同じ生活を送ることが可能になります。

ケース① 家族人数が多い

家族人数が多く、停電が起きても別の部屋で過ごした方がいい場合には、全負荷対応の蓄電池を導入しましょう。

特に、二世帯住宅など、一部屋に集まることで全員が快適に過ごせなくなってしまう場合には、全負荷の蓄電池がおすすめ

全負荷の蓄電池を導入することで、それぞれの自室で快適に過ごすことができます。

ケース② オール電化住宅

オール電化住宅では、全負荷で200V対応の蓄電池を導入することがおすすめです。

全負荷・200V対応の蓄電池を導入することで、停電時でも安心して過ごすことができます。

また、オール電化住宅は全てのエネルギーを電気で賄っているので、自ずと電力消費量が多くなってしまいます

全負荷・200V対応の大型の蓄電池を導入することで、長期化する停電にも対応することが可能です。

ケース③ 小さい子供や高齢者がいる

小さい子供や高齢者、停電が苦手な家族がいる場合、全負荷の蓄電池を導入することがおすすめです。

小さい子供や高齢者、停電が苦手な人は、突然停電が起きると気が動転してしまいます。

気が動転して、暗い中怪我をしてしまう可能性がある家族がいる場合、全負荷対応の蓄電池の導入がおすすめです。

【最新版】特定負荷と全負荷のおすすめ蓄電池は?

最後に、当社おすすめの蓄電池を、特定負荷、全負荷それぞれ3製品ずつ紹介します。

それぞれの蓄電池で工事費込みの当社販売価格も紹介していますので、蓄電池導入の参考にしてみてください。

今回紹介する蓄電池の中で、気になる蓄電池がある場合にはお気軽にお問い合わせください。

特定負荷のおすすめ蓄電池

特定負荷の当社おすすめは、オムロン・パナソニック・エクソルの蓄電池です。

蓄電池の仕様を自分でカスタマイズしたい家庭におすすめなのがオムロンの「マルチプラットフォーム」

オムロンの蓄電池は、特定負荷・全負荷に加えて、単機能・ハイブリッドも選ぶことができる蓄電池シリーズです。

パナソニックの「創蓄連携システムS+」は、選べる蓄電容量が多いことが魅力の蓄電池シリーズ

数年後に蓄電容量が足りなくなっても、蓄電ユニットを増設することで、蓄電容量を増やすことができます。

大容量で、導入費用を抑えた蓄電池としておすすめなのが、エクソルの「ハイブリッド蓄電システム」。

蓄電ユニットが5kWずつ独立しているので、増設や交換も簡単に行うことができます。

メーカー・型番

蓄電容量

当社販売価格

オムロン:

マルチ蓄電プラットフォーム

6.3kWh

1,820,000円

パナソニック:

創蓄連携システムS+

5.6kWh

3,125,000円

エクソル:

ハイブリッド蓄電システム

10kWh

2,695,000円

(価格は税込・工事費込みの価格を紹介しています。)

全負荷のおすすめ蓄電池

全負荷の当社おすすめ蓄電池は、ニチコン・オムロン・シャープ3メーカーの蓄電池です。

ニチコン「トライブリッド蓄電池システム」は、蓄電池と太陽光発電システムに加えて、V2Hを同時制御できるパワコンを備えた蓄電池シリーズ。

蓄電池・太陽光発電システム・V2Hを揃えて使用したい家庭におすすめの蓄電池です。

特定負荷のおすすめ蓄電池として登場したオムロン「マルチ蓄電プラットフォーム」は、全負荷としてもおすすめ

シャープ「クラウド蓄電池システム」は、簡易基礎で蓄電池の工事を早く終わらせたい家庭におすすめ

全負荷だけではなく、特定負荷を選ぶこともできます。

メーカー・型番

蓄電容量

当社販売価格

ニチコン:

トライブリッド蓄電システム

14.9kWh

2,882,500円

オムロン:

マルチ蓄電プラットフォーム

12.7kWh

2,590,000円

シャープ:

クラウド蓄電池システム

6.5kWh

1,687,500円

(価格は税込・工事費込みの価格を紹介しています。)

蓄電池の電気を節約したい場合には「特定負荷」を選ぼう!

特定負荷の蓄電池は、停電時になるべく電気を長く使用したい家庭にメリットが大きい蓄電池です。

特定負荷と全負荷は、停電対策として蓄電池を導入する家庭は、慎重に選ばなければいけないもの。

それぞれの家庭にあった仕様を選ぶことで、停電時も安心して生活することができます。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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