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蓄電池シミュレーション計算式で経済効果を正確に予測する方法

蓄電池 2025年09月17日更新

家庭用蓄電池の導入を検討する際、最も重要なのは実際の経済効果を事前に把握することです。適切なシミュレーション計算を行うことで、導入コストと長期的なメリットを正確に比較検討できます。本記事では、蓄電池の経済効果を算出するための具体的な計算式とシミュレーション方法について詳しく解説いたします。

目次

蓄電池シミュレーションの基本概念

シミュレーション計算の重要性

蓄電池の導入効果を正確に予測するためには、各家庭の電力使用パターンや設置環境に基づいた詳細なシミュレーション計算が不可欠です。単純な平均値や概算では、実際の経済効果を正しく評価できません。

適切なシミュレーションを行うことで、以下の重要な数値を把握できます:

  • 年間電気料金削減効果
  • 投資回収期間
  • 30年間の累積経済効果
  • 災害時の電力供給可能時間

シミュレーションに必要な基本データ

正確なシミュレーションを行うためには、以下のデータが必要です:

  • 月別電力使用量(過去12ヶ月分)
  • 時間帯別電力使用パターン
  • 契約電力料金プラン
  • 蓄電池の容量とスペック
  • 設置費用と工事費用

蓄電池経済効果の基本計算式

年間電気料金削減額の計算式

蓄電池による年間電気料金削減額は以下の式で算出します:

年間削減額 = (深夜電力単価 – 日中電力単価)× 年間充放電量

具体的な計算例:

  • 深夜電力単価:12円/kWh
  • 日中電力単価:28円/kWh
  • 年間充放電量:2,000kWh(5kWh蓄電池×365日×1.1サイクル)

年間削減額 = (28円 – 12円)× 2,000kWh = 32,000円

投資回収期間の計算式

投資回収期間(年)= 蓄電池導入費用 ÷ 年間電気料金削減額

計算例:

  • 蓄電池導入費用:150万円(工事費込み)
  • 年間電気料金削減額:32,000円

投資回収期間 = 1,500,000円 ÷ 32,000円 = 約46.9年

ただし、この計算には電力料金の値上がりや蓄電池の劣化による効率低下は考慮されていません。

太陽光発電併設時のシミュレーション計算

売電収入を含む計算式

太陽光発電システムと蓄電池を併設する場合、以下の複合的な計算が必要です:

年間経済効果 = 電気料金削減額 + 売電収入増加額 – 買電費用増加額

売電収入増加額の計算

住宅用太陽光発電(10kw未満)の売電価格は1kWhあたり15円とし、設置年度や電力会社によって異なります。

売電収入増加額 = (蓄電池活用による余剰電力増加量)× 売電単価

計算例:

  • 蓄電池により日中の買電を削減:500kWh/年
  • これにより新たに売電可能となる電力:500kWh/年
  • 売電単価:15円/kWh

売電収入増加額 = 500kWh × 15円 = 7,500円/年

自家消費率向上による削減効果

蓄電池導入により自家消費率が向上し、高単価な電力購入を削減できます:

自家消費削減額 = 自家消費増加量 × (買電単価 – 売電単価)

計算例:

  • 自家消費増加量:800kWh/年
  • 買電単価:28円/kWh
  • 売電単価:15円/kWh

自家消費削減額 = 800kWh × (28円 – 15円)= 10,400円/年

詳細シミュレーション計算の手順

ステップ1:電力使用パターンの分析

時間帯別の電力使用量を詳細に分析することで、蓄電池の効果的な運用パターンを策定できます。

必要なデータ:

  • 0時~6時:深夜時間帯の使用量
  • 6時~10時:朝の使用量
  • 10時~16時:日中の使用量
  • 16時~22時:夕方から夜の使用量
  • 22時~24時:夜間の使用量

ステップ2:最適容量の算出

蓄電池容量(kWh)= 夜間電力使用量 × 自家消費率向上目標

一般的な家庭では、夜間(18時~翌6時)の電力使用量は日中の1.2~1.5倍程度です。

ステップ3:充放電効率の考慮

最新のリチウムイオン蓄電池の充放電効率は95%程度のため、実際の利用可能電力量は定格容量の95%として計算します。

実効容量 = 定格容量 × 0.95 × 放電深度(通常0.9)

ステップ4:劣化による性能低下の計算

蓄電池の寿命は30年前後で、最新のリチウムイオン蓄電池の充放電サイクル数は6,000回から12,000回程度です。

年間劣化率 = (100% – 80%)÷ 30年 = 約0.67%/年

n年後の容量 = 初期容量 × (1 – 0.0067)^n

経済的な運用シミュレーション

時間帯別料金プランの活用

電力会社の時間帯別料金プランを活用することで、蓄電池の経済効果を最大化できます。

深夜充電・日中放電パターンの計算式:

  • 充電コスト = 蓄電池容量 × 深夜電力単価 ÷ 充電効率
  • 放電メリット = 蓄電池容量 × 日中電力単価 × 放電効率
  • 1日の経済効果 = 放電メリット – 充電コスト

災害時の経済価値計算

災害時の電力供給による経済価値も考慮に入れることで、より包括的な評価が可能です:

災害時価値 = 停電1日あたりの損失額 × 年間停電想定日数 × 蓄電池による供給可能日数

一般的な家庭では、停電1日あたりの損失額(食材廃棄、業務停止など)は5,000円~10,000円程度と想定されます。

シミュレーション結果の評価方法

NPV(正味現在価値)による評価

NPV = Σ(年間キャッシュフロー ÷ (1+割引率)^n)- 初期投資額

割引率を3%として30年間のNPVを計算することで、投資の妥当性を評価できます。

IRR(内部収益率)の算出

IRRは投資の収益性を示す重要な指標です:

NPV = 0となる割引率がIRR

IRRが設定した目標収益率を上回る場合、投資として妥当と判断できます。

補助金を含めた総合シミュレーション

補助金の影響計算

各自治体の補助金制度を活用することで、初期投資額を大幅に削減できます。補助金の金額は機器の種類や設置条件によって異なりますが、一般的に導入費用の10%~20%程度です。

実質導入費用 = 蓄電池費用 + 工事費用 – 国の補助金 – 自治体補助金

蓄電池の標準的な設置工事費用は20万円~35万円程度とし、設置環境や配線の複雑さ等により変動します。詳しくはお気軽にリノベステーションにお問い合わせください。

税制優遇の考慮

住宅用蓄電池導入時の税制優遇措置も経済効果に大きく影響します:

  • 固定資産税の軽減措置
  • 所得税の住宅ローン減税対象
  • 省エネリフォーム減税

実践的なシミュレーション事例

標準的な家庭でのシミュレーション例

設定条件:

  • 月間電力使用量:400kWh
  • 蓄電池容量:5kWh
  • 導入費用:150万円(工事費込み)
  • 時間帯別電力契約

計算結果:

  • 年間電気料金削減額:42,000円
  • 投資回収期間:約35.7年
  • 30年間の累積効果:約126万円(劣化考慮)

太陽光発電併設時のシミュレーション例

設定条件:

  • 太陽光発電容量:4kw
  • 蓄電池容量:7kWh
  • 総導入費用:280万円

計算結果:

  • 年間電気料金削減額:65,000円
  • 売電収入増加額:18,000円
  • 年間総経済効果:83,000円
  • 投資回収期間:約33.7年

シミュレーション精度向上のポイント

データ収集の重要性

正確なシミュレーションには、最低12ヶ月間の詳細な電力使用データが必要です。スマートメーターのデータや電力会社のWEBサービスを活用して、時間帯別の使用パターンを把握しましょう。

季節変動の考慮

電力使用量は季節により大きく変動するため、月別の補正係数を設定することが重要です:

  • 夏季(7~9月):1.3倍
  • 冬季(12~2月):1.2倍
  • 中間期:1.0倍

将来の電力料金変動予測

電力料金の将来的な値上がりを考慮することで、より現実的なシミュレーションが可能です。過去10年間の電力料金上昇率(年平均2~3%)を参考に設定します。

よくある質問

蓄電池のシミュレーション計算で最も重要な要素は何ですか?

最も重要なのは正確な電力使用パターンの把握です。時間帯別の使用量データがあれば、蓄電池の充放電タイミングを最適化でき、経済効果を最大化できます。また、契約している電力料金プランとの整合性も重要な要素です。

シミュレーション結果と実際の効果に差が生じる原因は?

主な原因は蓄電池の劣化、電力使用パターンの変化、電力料金の変動です。特に蓄電池は経年劣化により容量が徐々に減少するため、長期的なシミュレーションでは劣化率を考慮することが重要です。

太陽光発電がない場合でも蓄電池導入の効果はありますか?

太陽光発電がなくても、時間帯別料金プランを活用することで経済効果を得られます。深夜の安い電力で充電し、日中の高い電力時間帯に放電することで電気料金を削減できます。ただし、太陽光発電併設時と比較すると経済効果は限定的です。

シミュレーション計算で考慮すべき蓄電池の寿命は?

蓄電池の寿命は30年前後で設定します。最新のリチウムイオン蓄電池の充放電サイクル数は6,000回から12,000回程度のため、日1回の充放電でも十分な耐久性を持っています。シミュレーションでは年0.67%程度の劣化率で計算します。

補助金を含めたシミュレーションの注意点は?

補助金制度は年度により変更される可能性があるため、最新の情報を確認することが重要です。また、補助金の交付決定時期と設置工事のスケジュールを調整し、確実に受給できる計画を立てることが必要です。国と自治体の両方の制度を活用することで、初期費用を大幅に削減できます。

 

この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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