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太陽光発電と蓄電池システムの配線基礎知識

蓄電池 2025年10月01日更新

太陽光発電と蓄電池システムの配線基礎知識

配線図の重要性と基本構成

太陽光発電と蓄電池を組み合わせたシステムにおいて、適切な配線設計は安全性と効率性を確保する最も重要な要素です。配線図は施工前の設計段階から、施工中の作業指示、そして完成後のメンテナンスに至るまで、システム全体の根幹となる設計図書として機能します。

基本的な配線構成は、太陽光パネル、パワーコンディショナー、蓄電池、分電盤、そして既存の電気設備を適切に接続することで構築されます。これらの機器間を結ぶ配線は、直流回路と交流回路に大別され、それぞれ異なる配線規格と安全基準が適用されます。

システム全体の電気的構成要素

太陽光発電システムの直流側では、太陽光パネルで発電された直流電力がストリング配線を通じてパワーコンディショナーに送られます。パワーコンディショナーは直流を交流に変換する中核機器として、システム全体の性能を左右する重要な役割を担っています。

蓄電池システムは専用のパワーコンディショナーまたはハイブリッドパワーコンディショナーを介して、太陽光発電システムと連携します。この連携により、発電した電力の蓄電と放電を自動制御し、電力の自家消費率を最大化することが可能となります。

太陽光パネルから蓄電池への配線経路

直流側配線の設計要点

太陽光パネルからの配線は、まずストリング単位でまとめられ、接続箱またはパワーコンディショナーに集約されます。直流配線では電圧降下を最小限に抑えるため、適切な電線サイズの選定が不可欠です。

配線経路の設計では、屋外環境における紫外線や温度変化に対する耐性を考慮し、専用のケーブルと保護管を使用します。特に屋根上から屋内への引き込み部分では、雨水の浸入を防ぐシール処理が重要となります。

交流側配線と系統連系

パワーコンディショナーから出力される交流電力は、専用ブレーカーを経由して分電盤に接続されます。系統連系を行う場合、電力会社との協議に基づいた配線仕様が求められ、逆潮流対応のメーターと保護装置の設置が必要です。

蓄電池への配線は、蓄電池専用のパワーコンディショナーまたはハイブリッド型パワーコンディショナーを介して行われます。この際、蓄電池の充放電制御と系統連系の両方を考慮した配線設計が重要となります。

パワーコンディショナーの接続方法

単機能型パワーコンディショナーの配線

単機能型パワーコンディショナーを使用する場合、太陽光発電用と蓄電池用でそれぞれ独立したパワーコンディショナーが必要となります。この構成では機器間の連携制御のため、通信ケーブルによる接続が重要です。

太陽光発電用パワーコンディショナーは直流入力端子に太陽光パネルからの配線を接続し、交流出力端子から分電盤への配線を行います。蓄電池用パワーコンディショナーは蓄電池との直流配線と、系統との交流配線の両方を処理します。

ハイブリッド型パワーコンディショナーの配線

ハイブリッド型パワーコンディショナーは、太陽光発電と蓄電池の両方を一台で制御できるため、配線の簡素化とシステム効率の向上を同時に実現できます。直流入力端子には太陽光パネルと蓄電池の両方を接続し、統合制御により最適な電力管理を行います。

この方式では配線数が削減され、設置スペースも節約できる利点があります。また、機器間の通信が内部で完結するため、外部通信ケーブルが不要となり、システムの信頼性向上にも寄与します。

安全な配線工事のポイント

電気工事士による施工の重要性

太陽光発電と蓄電池システムの配線工事は、電気工事士の資格を持つ専門業者による施工が法的に義務付けられています。有資格者による適切な施工は、火災や感電などの重大事故を防ぐ最も重要な安全対策です。

配線工事では、電線の種類選定から配線経路の決定、接続部の処理まで、電気設備技術基準に基づいた厳格な基準が適用されます。特に直流高電圧を扱う太陽光発電システムでは、専用工具と安全手順の遵守が不可欠です。

配線保護と絶縁対策

配線の物理的保護として、適切な保護管の使用と固定方法の選択が重要です。屋外配線では紫外線対応ケーブルと耐候性保護管を使用し、10年以上の長期使用に耐える設計が求められます。

絶縁対策では、各接続点での絶縁処理と、システム全体の絶縁抵抗測定が必要です。施工完了後の絶縁抵抗測定により、配線の健全性を確認し、長期的な安全性を確保します。

配線図作成時の注意事項

法規制と技術基準の遵守

配線図の作成では、電気事業法、電気設備技術基準、各電力会社の系統連系技術要件など、複数の法規制と技術基準への適合が必要です。これらの基準を満たさない配線設計は、工事許可が下りないだけでなく、安全上の重大な問題を引き起こす可能性があります。

特に系統連系を行う場合は、電力会社との協議において配線図の提出が求められ、技術的な審査を受けます。この際、保護装置の配置や制御回路の設計についても詳細な検討が必要となります。

将来拡張への配慮

配線設計では、将来的なシステム拡張の可能性を考慮した設計が重要です。予備配線や拡張用スペースの確保により、後日の設備増設時のコストと工期を大幅に削減できます。

特に蓄電池の容量増設や、V2H(Vehicle to Home)システムの追加など、新しい技術への対応を見据えた配線計画を立てることで、長期的な投資効果を最大化できます。

メンテナンスを考慮した配線計画

アクセシビリティの確保

配線設計では、将来のメンテナンス作業を考慮したアクセシビリティの確保が重要です。点検や部品交換が必要な箇所への容易なアクセスルートを確保することで、メンテナンス効率と安全性を向上させることができます。

特に屋根上の配線や高所に設置される機器については、安全な作業スペースの確保と、必要に応じた安全設備の設置を配線設計段階で検討する必要があります。

監視システムとの連携

現代の太陽光発電・蓄電池システムでは、遠隔監視システムとの連携が一般的です。監視用通信ケーブルの配線計画も含めた総合的な設計により、システムの運用効率を大幅に向上させることが可能です。

監視システムにより、発電量、蓄電量、電力消費量をリアルタイムで把握し、異常の早期発見とシステム最適化を実現できます。

よくある質問

太陽光発電と蓄電池の配線工事は自分でできますか?

太陽光発電と蓄電池システムの配線工事は、電気工事士の資格が必要な法定工事です。高電圧を扱うため、無資格での施工は法律違反となり、火災や感電の重大な危険を伴います。必ず有資格者による施工を依頼してください。

配線図はどこで入手できますか?

配線図は施工業者が設計・作成するものです。システム設計時に詳細な配線図を作成し、お客様にも説明用として提供されます。既設システムの配線図が必要な場合は、施工業者または販売店にお問い合わせください。

配線の劣化はどのように点検すればよいですか?

配線の劣化点検は専門知識と測定機器が必要なため、定期点検として専門業者に依頼することをお勧めします。目視で確認できる範囲では、配線の損傷、接続部の腐食、保護管の劣化などをチェックし、異常を発見した場合は速やかに専門業者にご相談ください。

蓄電池を後から追加する場合の配線はどうなりますか?

既設の太陽光発電システムに蓄電池を追加する場合、システム構成により配線方法が異なります。ハイブリッドパワーコンディショナーへの交換が必要な場合もあり、既設配線の活用可否も含めて専門業者による現地調査が必要です。

停電時の配線切り替えは自動で行われますか?

現在の蓄電池システムでは、停電時の配線切り替えは自動で行われます。自立運転機能により、系統電力の停止を検知すると自動的に蓄電池からの電力供給に切り替わり、あらかじめ設定された重要負荷への電力供給を継続します。

 

この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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