蓄電池と太陽光の売電価格の推移について紹介します!
「太陽光の売電価格ってこれまでどのように変化してきたのだろうか。」
「今から太陽光を取り入れても問題はないだろうか。」
このような疑問を抱えている方はいませんか。
太陽光発電は近年、耳にすることも多くなってきましたね。
そこで、導入を検討している方もいるでしょう。
しかし、しっかり元がとれるかどうか心配になると思います。
そこで今回は、太陽光の売電価格がどのように推移し、これからはどうすれば良いかについて紹介します。
目次
太陽光の売電価格の推移を調査!【蓄電池を導入していない方必見】
売電制度は電力会社に電気を売ること
まずそもそも「売電制度」ってどういった制度であるか紹介します。
すでにご存知の方は飛ばしても大丈夫です。
売電制度とは、太陽光で作った電気を、東京電力や関西電力といった電力会社が必ず買い取ってくれる制度のことを指します。
一定期間はその価格が変わらないことから固定価格買取制度、またはFIT制度とも呼ばれます。
一定期間とは、10kW未満か以上かで変わりますが、家庭用であれば10kW未満であるので10年間とされています。
次はその歴史を振り返りましょう。
売電制度は2009年から始まった制度
売電制度が日本に取り入れられたのは2009年です。
導入からすでに10年以上が経過しています。
目的としては、再生可能エネルギーの普及率を高めるということが挙げられます。
しかし、当初は太陽光の導入費用があまりに高く、普及率は低いままでした。
そこで、2012年に先ほど紹介した固定価格買取制度が作れら、それまでよりも高く電気が取引されるようになり、普及率が高まりました。
では一体、現在の売電価格はいくらに設定されているでしょうか。
2021年の売電価格は7~21円/kWH
現在の固定価格買取制度内での売電価格は、10kW未満で19円/kWhです。
そして、固定価格買取制度が適用される10年を過ぎた場合、つまり卒FITとなった場合、価格は更に下落します。
下記は2020年度の情報ですが、参考としてはわかりやすいでしょう。
・北海道電力:8円/kWh
・東北電力:9円/kWh
・東京電力:8.5円/kWh
・中部電力:7円/kWh
・北陸電力:8円/kWh
・関西電力:8円/kWh
・中部電力:7.15円/kWh
・四国電力:7円/kWh
・九州電力:7円/kWh
・沖縄電力:7円/kWh
過去から売電価格は減ってきている
これまではどのような推移を辿ってきたかご存知ですか。
次は、過去どのように変化してきたか確認しましょう。
・2013年度:38円/kWh
・2014年度:37円/kWh
・2015年度:33円/kWh
・2016年度:31円/kWh
・2017年度:28円/kWh
・2018年度:26円/kWh
・2019年度:24円/kWh
・2020年度:21円/kWh
以上のようになっています。
すぐにわかることとしては、毎年売電価格が下がっていることがあります。
そのため、これからも下がることが予想されるでしょう。
このようなデータを見ると、「太陽光を取り入れる必要がないのではないか」と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、あるモノと組み合わせることで、太陽光を導入するメリットが大幅に増えます。
あるモノとは一体何でしょう。
それは蓄電池です。
蓄電池を導入することで、さまざまなメリットを得られるようになります。
【蓄電池の導入で解決】太陽光の売電価格の推移は低迷中
ここからは、蓄電池を導入するメリットについて3つ紹介します。
それぞれ確認していきましょう。
昼に作った電気を夜に使える
まずは、昼の太陽が出ている間に作った電気を、太陽が出ていない夜間に使えることです。
蓄電池はその名の通り、電気を蓄えておくことができます。
そのため、昼間に作って、使いきれなかった電気を蓄電池内に蓄えて、夜に利用することができます。
これのどこにメリットがあるでしょうか。
それは、電力会社から電気を買わなくて済むことです。
最近のニュースで、電気代が上昇しているということを聞いたことがある方も多いでしょう。
毎年のように上がる電気代を購入し続けるなら、初期費用がかかっても、長期的に節約できる太陽光と蓄電池の組み合わせの方が良いと思われます。
緊急時にも安心
続いてのメリットは、緊急時にも安心して生活できることです。
日本は2013年の東日本大震災や2018年の大阪北部地震といったように、災害が多い国です。
災害が発生すると、家の中のものは被害を被っていなくとも、停電が起こることも大いにあり得るでしょう
停電が起こると、電気がつかない、冷蔵庫が使えない、スマホの充電ができない、など様々なところに影響が出て、生活がしづらくなりますね。
そんな時、蓄電池があれば便利です。
蓄電池は非常用電源として安心して電気を利用できます。
蓄電池によっては、停電時に使いたい家電製品をあらかじめ設定し、一日中連続して使用することができるものもあります。
電気が使えないと、命に関わる事態に発展することも考えられます。
緊急時に備えて、太陽光と蓄電池を導入してみませんか。
卒FIT後も安心
最後のメリットは、卒FIT後も安心して生活できることです。
先ほど、太陽光を導入して10年間は高い金額で買い取ってもらえるものの、10年を過ぎたら安くなることを紹介しました。
安い状態で売るのは嫌ですよね。
そこは蓄電池があれば解決できます。
蓄電池は余った電気を売らずに貯めておくことができます。
そのため、安い金額になったとしても安心ですよね。
【蓄電池と太陽光を同時使用】推移が下がる売電価格の収入を得よう
最後は、「値下がりをしているとはいえ、やはり売電収入を多く得たい」と考える方に向けて、そのコツを紹介します。
節電することで収入を増やす
まずは、節電をできるだけ行うことです。
売電する際に対象となる電気は、自家消費した後に余った電気です。
例を使って理解していきましょう。
仮に、太陽光を使って年間で5000kWh発電し、自家消費がその内の30パーセントだったとしましょう。
つまり、1500kWhは自家消費に使っているこということです。
この時、売電できるのは残りの3500kWhのみです。
では、節電するとどうなるでしょうか。
節電すると、自家消費量が減り、売電に充てられる量が増えます。
そうなると、必然的に売電収入が増えますよね。
また、最近では、電気の使用状況や発電量、売電量などを表示する機械もあります。
それを導入すると、リアルタイムで確認でき、しっかり節電しているのがわかるでしょう。
太陽光や蓄電池の故障やトラブルを減らす
次の方法は、太陽光や蓄電池に起こる故障やトラブルを事前に対処することです。
「太陽光発電システムはメンテナンスフリー」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。
残念ながら、太陽光も定期的なメンテナンスを行う必要があります。
メンテナンスを行わなかった場合、発電量が不十分であったり、そもそも発電できなくなってしまったりするので注意しましょう。
また、最悪の事態には、発熱や発火の原因になり、太陽光のみならず、家にまで影響を及ぼすことも考えられます。
そのため、定期的なメンテナンスを行いましょう。
定期的なメンテナンスでは、早期発見が大切になります。
定期的とは、目安としては、設置後1年目は初期的な不具合を確認し、その後は4年ごとを目安に点検を行います。
早期発見をするには、モニターを確認することを意識しましょう。
晴れた日であれば、システム出力の70〜80パーセント程度の出力が得られます。
仮に、その数値を大幅に下回ったり、エラーが表示されていたりする場合には、なんらかの不具合を起こしていると考えられます。
早めに専門業者に相談しましょう。
蓄電池導入で売電価格の推移が下がる太陽光を活用しよう【まとめ】
今回は、太陽光の売電価格の推移について紹介しました。
太陽光の売電価格は、固定価格買取制度が適用されていた場合でも、卒FITをした場合でも、確かに下がってきています。
しかし、それらには、蓄電池を導入することで対策できます。
また、これからは電力会社から購入する電気の価格も上昇します。
早めに太陽光と蓄電池を導入し、対策していきましょう。
リノベステーションではニチコンやファーウェイを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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