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V2Gとは?主なメリットや現状の課題・V2Hとの違いについても!

EV・V2H 2024年06月30日更新
V2Gとは?主なメリットや現状の課題・V2Hとの違いについても!

昨今、電力インフラの中に電気自動車を組み込むV2Gが注目されつつあります。では、V2Gとは具体的にどういうサービスのことなのでしょうか。

そこで今回の記事では、V2Gの概要はもちろん、似ているV2Hとの違いを紹介すると共に、V2Gで得られる主なメリットや現状の課題を紹介します。

V2Gの普及には課題が山積み?概要やV2Hとの違いも徹底解説!

昨今注目されつつあるV2Gですが、実は問題が山積みだといいます。そこでまずはV2Gとはどういうもので、V2Hとの違いは何なのか、V2Gの根本的な部分を紹介します。

V2Gとは?

V2Gとは「Vehicle-to-Grid」の略で、電気自動車と電力会社の電力系統(次世代スマートグリッド)を使って、電力を相互に行き来させるシステムのことです。

昨今では、地球温暖化の観点から世界的に電気自動車の需要が高まっています。V2Gは、電気自動車を乗り物としてだけではなく、インフラとしても活用していこうというものです。

地球温暖化の影響で電力の需要が増えているにも関わらず、電力消費量を減らしていかなければならないという矛盾した現状を変えていくため、V2Gは大きな役割を担っています。

V2Gが誕生した背景について

V2Gが誕生した背景は、太陽光発電や風力発電などの再エネ設備が全国的に普及の一途を辿っているからです。再エネ設備が需要を高めているのは、地球温暖化対策の一環です。発電時に二酸化炭素を排出しない再エネに注目が集まるのは、当然のことといえるでしょう。

再エネが普及すればするほど地球のためになると思われていますが、実はインフラが整っていないのに再エネが増えてしまうと、問題を引き起こす可能性があるのです。送電設備は送れる電力量が決まっているため、再エネを有効活用できない可能性があるからです。

ともなれば、再エネの普及に伴って、送電設備を増やしたり、送電できる容量を拡大すれば良いのでは?と思われるでしょう。しかし、そういった対応には多額のお金と時間が必要で、あまり現実的ではありません。

そこで登場するのがV2Gになります。V2Gでは、全体的な発電量が多くなりすぎた場合は電気自動車に蓄電し、発電量が乏しい場合は電気自動車から放電といった使い方ができます。今後、電気自動車は大きく普及するといわれているので、V2Gはとても実用的だといえるでしょう。

V2Hとの違い

V2Gと似たような単語であるV2Hを聞いたことはありますでしょうか。見た目はとても似ているV2GとV2Hですが、具体的な内容は似ているようで違います。

V2Hは「Vehicle-to-Home」の略で、電気自動車と家庭を繋ぐシステムになります。自家発電した電力を電気自動車に溜め、それを家庭で使っていく流れです。V2GとV2Hは「電気自動車を使った新たな取り組み」という部分に関しては同じですが、電気自動車の繋がれる先が異なるのです。

V2Gで得られるものとは?主なメリットを3つ紹介!

V2Gとはどういうものかを知ったところで、続いてはV2Gで得られる主なメリットを3つ紹介します。

①電力の需給バランスを最適化できる

V2Gで得られるものとして、電力の需給バランスを最適化できることが挙げられます。

先ほども少し触れましたが、V2Gでは、電力不足に陥りそうな場合に電気自動車を放電し、電力の供給量を増やします。一方、再エネで作り出された電力が多くなりすぎる場合は、電気自動車に蓄電するといった使い方が可能です。

電力は、出回っている量が多すぎても少なすぎても良くありません。電力の需給バランスを最適化することが、地球環境のためになるのです。V2Gを使えば電力量を最適化できるので、とても素晴らしい技術だといえるでしょう。

②新たな収入源を確保できる

電気自動車の所有者は、V2Gを利用することで新たな収入源を確保することが可能です。具体的には、再エネで発電した電力が余ってしまう場合、その余剰電力を売電することで収入を得ることができます。

③バックアップ電力として利用できる

V2Gに参加している電気自動車は、バックアップ電源としても利用可能です。停電時に家庭へ送電できるのはもちろん、各企業や重要なインフラに電気自動車の蓄電残量を送ることができます。日本で停電が発生する可能性は極めて低いですが、万が一のためにV2Gに参加している電気自動車を所有しておくと安心できるでしょう。

V2Gには課題も多い!今後のために必要な対策は?

省エネが大きく推奨されている世の中において、太陽光発電などに代表される再エネの需要が増えていくことは明確です。だからこそ今後は、再エネをいかに「使いものになる電力にする」かがポイントとなります。

そこで最後に、V2Gにある現状の課題は何なのかを具体的に解説していきます。V2Gの未来は明るいのか、現状の課題と共に見ていきましょう。

現状の課題①電気自動車のバッテリー性能を高める

現状の課題として、電気自動車のバッテリー性能を高めることが求められます。

電気自動車に限らずですが、バッテリーと呼ばれるものは充放電を繰り返すことで寿命が短くなります。たとえばスマホに内蔵されているバッテリーも、購入当初よりも購入してから数年経った時のほうが充電回数は多いはずです。

電気自動車は、バッテリー性能が乏しければそれだけ充電回数が増え、走行距離も短くなります。V2Gで必ず使う電気自動車ですが、所有目的の主を担うのは車道を走行すること。だからこそ、V2Gとして使うよりも、まずもって電気自動車としての役割を全うできることが大前提にあります。

つまり、V2Gとして使ってもバッテリー性能が衰えにくい電気自動車を作る必要があるのです。充電回数を極力抑えられ、長距離走行可能な電気自動車が当たり前の世の中になれば、電気自動車の需要が今後さらに高まっていくことでしょう。また、バッテリー性能が衰えにくい電気自動車を、一般消費者が手に取りやすい価格帯で販売していくことも大切です。

現状の課題②電気自動車の普及率を上げる

電気自動車の普及率を上げることも、現状の課題のひとつです。

お伝えしている通り、V2Gを使うためには電気自動車が欠かせません。つまり、V2Gの全国的な普及のためには電気自動車の普及が必要不可欠なのです。

2024年現在、電気自動車の新車販売台数は全体の2.28%です。2020年の0.41%、2021年の0.60%といった数値と比べると右肩上がりではあるものの、お世辞にも「電気自動車は普及の一途を辿っている」とは言い難い状況です。

2030年にはガソリン車の新車販売が終了するといわれているので、その前後に電気自動車の普及率がどれくらい伸びるのかに注目です。

現状の課題③インフラ設備を整える

現状の課題として、電気自動車の普及率が伸び悩んでいることをお伝えしました。電気自動車の普及率を上げるためには、真っ先にインフラ設備を整える必要があります。

2024年1月現在、電気自動車の充電スタンドは2万1,348件あるといわれていて、2022年度末に存在していたガソリンスタンド数2万796件を抜いています。しかも、電気自動車を普及させるため、政府は2030年までに充電スタンド30万口設置を目標としているようです。

この事実を見ると、インフラ設備の調整が進んでいると思われるでしょう。しかし、電気自動車の充電スタンドは都市部に集中しており、地方における設置率はかなり低いのです。ガソリンスタンドのように、全国的に点在するインフラ設備を整えてこそ、電気自動車は普及していくことでしょう。

現状の課題④実用化がいつになるか不透明

ここまでV2Gの可能性についてお話してきましたが、実は日本では2024年6月現在、まだ実用化にはほど遠い現状があります。今は実証実験の最中で、カーシェアや事業所、観光施設などでの実用化に向け、動き出しています。

ただ、2016年にはデンマークで、2018年からはイギリスでV2Gの実用化に向けた実証実験が既に始まっており、日本は世界に大きく遅れを取っている形です。地球温暖化は待ってはくれません。だからこそ、1日も早いV2Gの実用化が望まれるでしょう。

V2Gは今後日本でも普及の一途を辿る!電力安定化に期待しよう!

今回の記事では、今後の地球環境のために一役買うであろうV2Gについて解説しました。電気自動車が必須のV2Gということで、実用化にはなかなか厳しい道のりがあるかもしれません。ただ、V2Gなしに電力の安定供給は望めなくなるでしょう。

今後の地球環境のためにも、V2Gの実用化を世界規模で進めていく必要がありそうです。


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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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