一人暮らしのガス代平均はどれくらい?【オール電化も併せて解説】
今回は一人暮らしのガス代について解説した記事です。
データを元に一人暮らしのガス代の平均をまとめています。
また、ガス代を抑える方法もいくつか紹介するので、ガス代の削減を検討している方にオススメの記事です。
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
目次
一人暮らしのガス代の平均は?
一人暮らしのガス代の平均はどれくらいなのでしょうか。
日本中のデータの統計を担う総務省統計局の家計調査によると、全国の一人暮らしのガス代の平均は1ヶ月で2,577円(2021年10月〜12月)とのことです。
エリアごとのガス代平均は以下の通りです。
エリア | ガス代平均額(2021年10月〜12月) |
全国 | 2,577円/月 |
大都市 | 1,978円/月 |
中都市 | 3,113円/月 |
小都市・町村 | 2,567円/月 |
北海道・東北地方 | 3,039円/月 |
関東地方 | 2,580円/月 |
北陸・東海地方 | 2,441円/月 |
近畿地方 | 2,673円/月 |
中国・四国地方 | 2,324円/月 |
九州・沖縄地方 | 2,427円/月 |
出典:家計調査 家計収支編|都市階級・地方別1世帯あたり1か月間の収入と支出
ちなみに大都市は、政令指定都市及び東京都特別区部のことで「東京都特別区部及び札幌、仙台、さいたま、千葉、横浜、川崎、相模原、新潟、静岡、浜松、名古屋、京都、大阪、堺、神戸、岡山、広島、北九州、福岡」が該当しています。
また中都市は、大都市・中核市及び特例市以外の市の中で、人口10万人以上の市のことを指します。
ちなみに、人口10万人未満の市は小都市です。
上の表を見ると、気温が低いエリアではガス代が高くなっています。
また、大都市よりも中都市の方がガス代が高くなっている点にも注目です。
次にエリアごとに季節別のガス代平均を紹介します。
【全国】
時期 | ガス代平均額 |
2021年1月〜3月 | 3,562円/月 |
2021年4月〜6月 | 3,313円/月 |
2021年7月〜9月 | 2,262円/月 |
2021年10月〜12月 | 2,577円/月 |
【大都市】
時期 | ガス代平均額 |
2021年1月〜3月 | 2,884円/月 |
2021年4月〜6月 | 2,513円/月 |
2021年7月〜9月 | 1,827円/月 |
2021年10月〜12月 | 1,978円/月 |
【中都市】
時期 | ガス代平均額 |
2021年1月〜3月 | 4,115円/月 |
2021年4月〜6月 | 3,775円/月 |
2021年7月〜9月 | 2,562円/月 |
2021年10月〜12月 | 3,113円/月 |
【小都市・町村】
時期 | ガス代平均額 |
2021年1月〜3月 | 3,610円/月 |
2021年4月〜6月 | 3,814円/月 |
2021年7月〜9月 | 2,499円/月 |
2021年10月〜12月 | 2,567円/月 |
【北海道・東北地方】
時期 | ガス代平均額 |
2021年1月〜3月 | 3,539円/月 |
2021年4月〜6月 | 3,882円/月 |
2021年7月〜9月 | 2,485円/月 |
2021年10月〜12月 | 3,039円/月 |
【関東地方】
時期 | ガス代平均額 |
2021年1月〜3月 | 3,927円/月 |
2021年4月〜6月 | 3,037円/月 |
2021年7月〜9月 | 2,294円/月 |
2021年10月〜12月 | 2,580円/月 |
【北陸・東海地方】
時期 | ガス代平均額 |
2021年1月〜3月 | 3,342円/月 |
2021年4月〜6月 | 3,430円/月 |
2021年7月〜9月 | 2,180円/月 |
2021年10月〜12月 | 2,441円/月 |
【近畿地方】
時期 | ガス代平均額 |
2021年1月〜3月 | 3,682円/月 |
2021年4月〜6月 | 2,922円/月 |
2021年7月〜9月 | 1,942円/月 |
2021年10月〜12月 | 2,673円/月 |
【中国・四国地方】
時期 | ガス代平均額 |
2021年1月〜3月 | 3,613円/月 |
2021年4月〜6月 | 3,647円/月 |
2021年7月〜9月 | 2,294円/月 |
2021年10月〜12月 | 2,324円/月 |
【九州・沖縄地方】
時期 | ガス代平均額 |
2021年1月〜3月 | 3,063円/月 |
2021年4月〜6月 | 3,124円/月 |
2021年7月〜9月 | 2,303円/月 |
2021年10月〜12月 | 2,427円/月 |
出典:家計調査 家計収支編|都市階級・地方別1世帯あたり1か月間の収入と支出
基本的には4月〜9月はガス代が抑えられ、10月〜3月にガス代が膨らみます。
しかし、2021年は石油価格の高騰の影響でガス代も高騰し、例年とは異なるガス代平均額となりました。
これからエネルギーにおいて改革が進むので、「一般的なガス代」というのが通用しなくなる時代になるのかもしれません。
プロパンガスと都市ガスの違い
家庭用のガスにはプロパンガスと都市ガスの2種類があります。
プロパンガスは、原料が液化石油ガス(LPG)となっており、LPガスが入ったボンベを事業者が家庭に届ける仕組みとなっています。
全国にガス会社があるため、基本的には地域ごとのガス会社の中から選ぶ形になります。
また、1㎥あたりのエネルギー量が都市ガスより多いため、火力の強さを求める飲食店で使用される傾向があります。
一方、都市ガスは原料が天然ガスや液化天然ガス(LNG)となっており、ガス導管を通じて家庭に供給されます。
都市ガスを利用するには都市ガス事業者や公営ガス事業者と契約する必要があります。
プロパンガスとは異なり、ガス導管などのインフラが整っている都市部でしか利用できません。
プロパンガスの方がガス代が高い理由
そして、都市ガスよりもプロパンガスの方が、ガス代が高くなります。
なぜなら都市ガスは価格決定の際に政府の認可が必要ですが、プロパンガスは認可が必要ないからです。
そのため、プロパンガスの事業者は自由に価格を決定することができるため、競争がない地域では価格が高くなる傾向があります。
これが、大都市よりも中都市の方が、ガス代が高くなってしまう仕組みです。
中都市に居住している方は、プロパンガスの事業者選びに注意する必要があります。
都市ガスが使えない場合はオール電化がオススメ
このようにして都市ガスが使えず、プロパンガスしか使えない場合はオール電化を検討するのがいいでしょう。
オール電化とは、コンロや給湯などのガスを利用する場面を全て電気で代替することを指します。
ここでは、オール電化のメリットとデメリットを解説していきます。
オール電化のメリット
オール電化の最大のメリットは、プロパンガスを利用するよりもコストが抑えられる可能性があるということです。
流石に都市ガスよりもコスパが良くはなりませんが、割高なプロパンガスよりはコストが抑えられる可能性が高いです。
また、料金を一本化できるため、家計の計算がやりやすいメリットもあります。
さらに、電気代は夜間に安くなる傾向があるため、「日中は外出して夜は家で過ごす」というライフスタイルの方に、オール電化はオススメです。
オール電化のデメリット
オール電化の最大のデメリットは、初期投資がかさむことです。
オール電化を利用するには、ガスコンロからIHクッキングヒーターに変更したり、エコキュートなどの給湯器を導入する必要があります。
数十万円の単位での初期投資が必要になるのです。
家庭で暮らすならまだしも、一人暮らしでこれだけの初期投資が必要なのか、という疑問が残ります。
まとめ
それでは本記事をまとめていきます。
- 全国の一人暮らしのガス代の平均は1ヶ月で2,577円
- 都市ガスよりもプロパンガスの方が高い
- オール電化を検討するのもアリ
お住まいの地域によって、都市ガスが利用できるかできないかが決まります。
まずは都市ガスが利用できるのかどうかをチェックし、利用できないのであれば、プロパンガスの事業者を見極め、それでもダメならオール電化を検討するのがいいかもしれません。
今回は本記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の監修者
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太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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