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外壁塗装の料金は?内訳や相場・補助金制度についても徹底的に解説!

屋根・外壁塗装 2024年01月04日更新

家の見た目が劣ってきたら考えたい外壁塗装。とはいえ、外壁塗装は高額なのでは?!と思ってしまいますよね。

そこで今回の記事では、外壁塗装の料金相場、料金設定の基本、補助金制度について解説します。

外壁塗装に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

外壁塗装の料金相場は?外壁塗装に必要な費用の内訳を紹介!

外壁塗装と一概にいっても内訳は様々あります。まずは、外壁塗装で必ずかかる内訳を見ていきましょう。

塗料代

外壁塗装費用として確実に請求されるのは、塗料代です。

塗料代は、以下の表の通り、選ぶ塗料によって単価が異なります。

したがって、出費を許容範囲内で抑えられるよう、選ぶ塗料を慎重に選ぶ必要があるでしょう。

塗料の種類

1缶当たりの費用

アクリル

5,000~15,000円

ウレタン

5,000~20,000円

シリコン

15,000~40,000円

ピュアアクリル

50,000~70,000円

フッ素

40,000~100,000円

上の表を見ると、アクリルやウレタンが割安です。

しかし、アクリルやウレタンは耐用年数が5年前後と比較的短い特徴があります。

一方、ピュアアクリルとフッ素は1缶当たりの費用は高額なものの、耐用年数は15年以上と非常に長いです。

  • 短期的に見るのであれば、1缶当たりの費用が安いものを選ぶべき
  • 長期的に見るのであれば、1缶当たりの費用よりも耐用年数で選ぶべき

どちらがお得なのかは各家庭によって様々なので、家庭でしっかり話し合いをしたいですね。 

足場代

足場代も、外壁塗装費用として確実に請求されるものになります。

また、飛散防止用ネットの設置も義務付けられているので、足場代として併せて請求されることを頭に入れておきましょう。

人件費

外壁塗装費用として確実に請求されるのは、人件費です。

具体的な内訳は以下の通り。 

  • 足場の設置・解体費用
  • 飛散防止用ネットの設置・解体費用
  • 養生費用
  • 施工費用
  • 諸経費用
  • 高圧洗浄費用

 人件費が最も高く付く部分なのは致し方ありません。

逆に、人件費がとてつもなく低く見積もられている場合、腕の良くない職人が施工を担当する場合があるので注意が必要といえるでしょう。

会社の利益

会社の利益分も、外壁塗装費用として確実に請求されます。

とはいえ、内訳欄に「利益分」と記載されることはもちろんありません。
見積りを貰って相当な額の値引きがあったら、元々の見積もりに利益分が過剰に乗せられていたと認識しましょう。

外壁塗装の料金は高い?最終的な支払金額の平均は?

外壁塗装の料金は一体どれくらいなのでしょうか。

外壁塗装だけを行った場合、外壁塗装+屋根塗装を行った場合の2パターンにおける、最終的な支払金額の平均を紹介します。

外壁塗装だけの場合

外壁塗装だけを行った場合、一般的な30坪前後の建売住宅で換算すると60〜90万です。
10坪プラスするごとに10万円プラスになる計算なので、たとえば40坪前後の住宅にお住まいであれば、外壁塗装にかかるお金は70〜100万円になります。

比較的単価の安いアクリルやウレタンで外壁塗装をお願いした場合、70万円前後のお金を5年スパンで払い続けなくてはなりません。
反対に、ピュアアクリルやフッ素などの比較的単価の高い塗料で外壁塗装をお願いした場合、15年に1度のペースで100万円の出費を覚悟する必要があります。
後者のほうが、長期的に見てお得なのは言うまでもありません。

外壁塗装+屋根塗装の場合

外壁塗装と屋根塗装を同時に行う家庭も非常に多いです。
この場合、一般的な30坪前後の建売住宅だと
80〜120万円かかります。

ちなみに、壁よりも直射日光や雨風をもろに受ける屋根は、同じ塗料を使ったとしても耐用年数が少々劣るという現実があります。
したがって、外壁塗装だけを行う場合に比べ、
短いスパンで塗装をやり直していく必要があります。

外壁塗装の料金で要注意!住宅の形状によって料金設定は変わる?

外壁塗装でかかる費用は、30坪前後の住宅であれば60〜90万円とお伝えしました。

しかし、もう少し細かく解説すると、住宅の形状によって料金設定は大きく前後するのです。

今回の章では、住宅の形状によって料金設定が変わる理由について解説します。

建物の階数によって料金が変わる

外壁塗装は、建物の階数によって料金が変わります。
一般的に、工事費用が最も安くなるのは平屋です。

反対に、縦に長い住宅になればなるほど、工事費用が多く請求される可能性が高くなります。
足場の組み立て作業がより複雑化することが主な理由です。

建物の仕様によって料金が変わる

建物の仕様によって料金が変わるのも、外壁塗装で注意しておきたいポイントの一つになります。

たとえば、正方形で比較的窓が多い住宅であれば、足場費用や塗装費用が少なく済むので、最終的な請求額もあまり大きくはなりません。
しかし、複雑な形をしている住宅や窓が少ない住宅の場合、各種費用が大きくなるので請求額も大きくなります。

同じ建坪数の住宅を参考にしてもあまり意味はないということです。

建物の築年数によって料金が変わる

外壁塗装では、

建物の築年数によっても料金が変わります。

理由は、外壁塗装の際に建物の劣化が激しければ、下地の補修をせざるを得ないから
築年数が浅ければ数か所の補修で終わる可能性がありますが、築年数が経っている住宅の場合は補修個所が多くなってしまうのです。

したがって、請求額が大きくなってしまう可能性が考えられるので注意が必要といえるでしょう。 

関わる会社の数によって料金が変わる

関わる会社の数によって料金が変わるのも、外壁塗装で注意しておきたいポイントです。

専門業者に外壁塗装をお願いする場合、基本的には1社と契約を結びます。
しかし、実際に施工が始まってみると、外壁塗装と屋根塗装、補修それぞれに別業者が入るということもしばしば見受けられます。

関わる業者が多くなればなるほど、各会社の利益率分、我々消費者が支払う金額が高くなることは、頭に入れておきましょう。

外壁塗装の料金は?補助金制度は何がある?

外壁塗装に対する補助金制度は何があるのでしょうか。

補助金制度があるのであれば、外壁塗装のハードルも多少は低くなりますよね。

では、具体的に見ていきましょう。

各自治体によって様々な補助金制度がある

外壁塗装に対する補助金制度は、全国約3分の1の自治体が積極的に行っている現実があります。

残念ながら国が行っている補助金制度はありませんが、お住まいの自治体が運良く補助金制度を設けていれば、外壁塗装のハードルが大きく下がる期待が持てることでしょう。

ちなみに、外壁塗装だけではなく、屋根塗装も補助金制度の対象となる場合がほとんどです。
具体的な保証内容や金額などの諸条件に関しては、各自治体のホームページなどを確認してみてくださいね。

補助金制度を受けるために必要な主な条件

外壁塗装の補助金制度には、各自治体が様々な条件を出しています。
そもそも外壁塗装に補助金制度が設けられている理由は、
省エネ対策の一環です。

したがって、外壁塗装で補助金制度を受けたいのであれば、省エネ住宅へ協力する必要があるといえるでしょう。

以下は、補助金制度で主に必要になる各種条件です。

  1. エコ住宅の推進
  2. 若者定住の促進
  3. 地域の工事業者の振興
  4. 多世代同居の促進
  5. 空き家活用の促進

①エコ住宅の推進とは、遮断塗料や断熱塗料を使って外壁塗装や屋根塗装を行うと補助金が受け取れることです。この手法を取れば、断熱効果の高い住宅になるので、冷暖房の稼働率を下げることができるメリットがあります。

②若者定住の促進は、今現在住んでいる家に長く住み続けるため、現在の家のリフォーム(外壁塗装や屋根塗装)に必要な経費を補填する目的です。

③地域の工事業者の振興は、居住している地域の工事業者を応援するため、地域の工事業者に施工をお願いした場合にもらえる補助金のことです。

④多世代同居の促進は、二世帯住宅などを始めるためのリフォームであること。

⑤空き家活用の促進は、条件として「空き家の所有者」もしくは「空き家を購入or賃貸で住む人」が行う工事の場合に補助金制度が出る制度です。

上記のように、外壁塗装もしくは外壁塗装+屋根塗装で補助金を受け取るためには、既存の住宅をいかにエコ化していくかがポイントとなります。

外壁の料金設定は複雑!補助金制度を上手く利用するのがコツ!

今回の記事で紹介した通り、外壁塗装の料金設定は意外と複雑です。

だからこそ、多くの会社に見積りを依頼して、納得できる業者に施工をお願いできると良いでしょう。

また、お住まいの自治体が補助金制度を実施していれば、それを上手く活用していくのも手になります。

ぜひ、よりお得な方法で外壁塗装を行ってくださいね。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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