【2023年最新】エコキュート補助金はいくら?条件や申請期限も解説!
「古くなったエコキュートや給湯設備を買い替えたい」とお考えの方に朗報です!
2023年から「給湯省エネ事業」と呼ばれる補助金制度が13年ぶりに再開します。
今回はエコキュートだけでなく、エネファームやハイブリッド給湯器も対象となっているんです!
本記事では、「エコキュート補助金の概要や特徴」や「対象設備ごとの補助金額」、「気になる申請期限や条件」についてわかりやすく解説していきます。
記事の後半では「補助金でエコキュートを買い換えるメリット」もご紹介しています。
ガス給湯器からの買い替えを検討中の方にも役立つ情報ですので、ぜひご一読くださいね!
目次
【2023年】エコキュート補助金の概要を解説
2022年度の補正予算案において、経済産業省は「給湯省エネ事業」と呼ばれる「総額300億円の補助金制度」の開始を決定しました。
給湯省エネ事業は政府の「住宅省エネ2023キャンペーン」の3つの補助金事業のひとつであり、他にも「子どもエコ住まい支援事業」や「先進的窓リノベ事業」という補助金が存在します。
給湯省エネ事業の目的は「2030年に温室効果ガスの46%削減」を達成するために、エコキュートをはじめとする「高効率な給湯設備」の普及を促進することです。
まずは、補助金の対象設備や補助金額、申請期間などの概要を以下の表で確認していきましょう。
補助金の名称 | 高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金 |
補助金の総額 | 300億円 |
対象設備と補助金額 | エコキュート…1台あたり5万円(定額) |
エネファーム…1台あたり15万円(定額) | |
ハイブリッド給湯器…1台あたり5万円(定額) | |
申請できる設備条件 | エコキュート…トップランナー制度の対象機器であり、2025年の目標基準値を満たす機器 |
エネファーム…燃料電池普及促進協会(FCA)により製品登録された機器 | |
ハイブリッド給湯器…日本ガス石油機器工業会の規格(JGKAS A705)において、年間給湯効率が108%以上の機器 | |
申請期間 | 2023年3月下旬〜2023年12月31日 ※予算がなくなり次第終了 |
エコキュートの補助金はいくら?対象機器ごとの金額をご紹介
つづいて、2023年から始まる「給湯省エネ事業」の対象機器ごとの補助金額や、導入予算の目安、設備の活用例をご紹介していきます。
【エコキュート】1台あたり「定額5万円」
2023年度の給湯省エネ事業では、エコキュートの購入者に対して「1台あたり定額5万円」の補助金が交付されます。
エコキュートとは、エアコンにも採用される「ヒートポンプ技術」を使って効率よく電気でお湯を沸かす設備であり、省エネ効率はプロパンガス給湯器の「数倍」といわれるほどです。
最近ではシンプルな給湯機能のみの低価格なエコキュートも数多く販売されており、「20万円を切る」手頃なラインナップも選びやすくなりました。
エコキュートとIH調理器を揃えることでガスを使わない「オール電化」へのリフォームが完成しますので、ぜひとも今回の補助金を活用したいところですよね。
【エネファーム】1台あたり「定額15万円」
今回のエコキュート補助金では、エネファームの愛称でおなじみの「家庭用燃料電池」に対して、「1台あたり定額15万円」という多額の補助金が交付されます。
家庭用燃料電池とは、都市ガスやプロパンガスで家庭の電気をつくる発電機器であり、発生した熱を「給湯に再利用する」経済メリットの大きい設備です。
エコキュートと並んで次世代の給湯設備として注目されるエネファームですが、本体価格が「80万円から」とコストがかかるため、今回の15万円交付は心強いですよね。
【ハイブリッド給湯器】1台あたり「定額5万円」
2023年のエコキュート補助金では、いわゆる「ハイブリッド給湯器」に対しても「1台あたり5万円」の補助金が交付されます。
ハイブリッド給湯器とは、電気とガスの両方でお湯がつくれる給湯設備のことで、エコキュートの「お湯切れすると再び使えるまで時間がかかる」という欠点をガス火でカバーします。
さらに、ハイブリッド給湯器には「停電中にはガスで、ガスが止まっても電気で給湯可能」という便利なメリットがあり、災害時の備えとしても注目されています。
構造が複雑なぶんエコキュートよりコストが高めなハイブリッド給湯器ですが、今回の補助金で負担を大きく減らせるようになりました。
【急げ】エコキュート補助金の申請期限はいつまで?早めに申し込む必要はある?
2023年から始まるエコキュート補助金の申請期限は「遅くとも2023年12月31日まで」と決められていますが、「予算がなくなり次第終了」となるため早めに申し込むべきです。
今回の補助金総額は「300億円」が上限であり、エネファームやハイブリッド給湯器にも活用されることから、推定で「20万件〜60万件」の申請で打ち切られる計算となります。
13年ぶりの補助金再開ということで「ちょうど買い替えを検討していた」方は非常に多いことが予想されるため、年末を待たずに受付終了してしまう可能性は充分にあるでしょう。
エコキュートの購入契約をしてから補助金申請できるまでにはある程度の期間を必要とし、繁忙期には予約が殺到することを考えれば、なるべく早めの行動がカギを握っているといえます。
【注意点】エコキュート補助金を申請する際、気を付けることは?
2023年のエコキュート補助金でもっとも注意したいポイントは、「申請するのは購入者(あなた)ではなく、契約する販売店が代行する」決まりがあることです。
補助金申請を代行できるのは「給湯省エネ事業者」として政府に登録された業者のみと指定されており、契約前に確認しておかないと申請が遅れる可能性もあるでしょう。
さらに、給湯省エネ事業者の登録申請は「エコキュートの工事開始前」までに行うことが義務付けられていますので、すでに登録済みの業者を選ぶほうがスムーズです。
エコキュート補助金の申請が始まる3月下旬からは各販売店ともに多忙になることはほぼ確実ですので、あらかじめ業者を決めて話を進めておくことをおすすめします。
エコキュート補助金で「買い替え」はおすすめ?
本記事の結論からいえば、2023年のエコキュート補助金を使っての給湯機器の買い替えはメリットが多く非常におすすめできます。
おすすめの理由は、最新型のエコキュートや給湯設備は10年前より省エネ効率が格段に高く、補助金でお得に買い換えることで「数年で元を取る」ことも充分可能だからです。
ますます電気代の高騰が懸念される現在、より節電効果の高いエコキュートを設置しなおす経済メリットは大きく、補助金が利用できるうちに購入しておく意義は大きいでしょう。
最近では「20万円以下」で買えるシンプルなエコキュートも多く、ガス給湯器からの買い替えを検討している方も気軽に導入できる点も見逃せないメリットですね。
【まとめ】2023年エコキュート補助金は5万円!買い替えもおすすめ
本記事でくわしく解説してきた「2023年・最新エコキュート補助金」について理解するための重要ポイントを、以下にもう一度まとめていきます。
- 2023年3月下旬から、13年ぶりにエコキュートやエネファームへの補助金制度が再開される
- エコキュートとハイブリッド給湯器には1台5万円、エネファームには15万円が交付される
- 購入者ではなく登録事業者が申請を代行するため、早めに販売店を決めておくとスムーズ
- 申請期限は同年12月31日だが、13年ぶりで希望者殺到が予想されるため今すぐ申請すべき
- 10年前よりエコキュートの省エネ効率は格段に上がっており、買い換えるメリットは大きい
前回の補助金の終了から13年、「待ちに待ったタイミング」で再開されたエコキュート補助金。
電気代高騰で家計のやりくりが厳しい今にはとても嬉しいニュースですよね。
補助金を使ってもエコキュートの設置にはある程度の予算は必要ですが、最近の設備は省エネ効率が非常に高く、シンプルなモデルを選べば「数年で元を取る」ことも夢ではありません。
今回の補助金は「購入者ではなく販売店が申請を代行する」というユニークな決まりが設けられていますので、お急ぎの方はなるべく早く業者に相談してみてくださいね!
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この記事の監修者
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