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エアコンの電気代は1時間いくら!今すぐできる5つの節約法も解説!

その他リフォーム 2024年01月04日更新

夏場や冬場についつい使いすぎてしまうエアコン

翌月の電気料金を見て「節約しないと大変…」と青ざめてしまった経験はありませんか?

電気料金の多くを占めるといわれるエアコン代ですが、「実際の電気代はいくら?」「具体的には何℃に設定するべき?」など、意外と知らない点も多いですよね。

そこで本記事では、エアコン1時間あたりの平均的な電気代や、本体サイズごとの電気代の違い、今すぐ電気代を節約する5つの方法を解説していきます。

記事の後半では、「エアコンはつけっぱなしよりこまめに切ったほうが安い?」といった疑問にも回答していますので、節約に興味がある方はぜひ参考にしてみてくださいね!

エアコンの電気代は1時間いくら?計算方法やサイズ別の違いも解説

まずはじめに、エアコンの電気代のかんたんな計算方法や、1時間あたりの一般的な電気料金の目安サイズ別の電気代の違いを解説していきます。

【基礎知識】エアコン1時間の電気代はどうやって計算する?

エアコンの1時間あたりの電気代は、「消費電力(W) ÷ 1,000 × 電気料金(円)」で計算することができます。

たとえば消費電力500Wのエアコンを、東京電力の従量電灯Bプラン(約30円/kWh)で動かした場合、1時間の電気代は「500 ÷ 1,000 × 30 = 15円」となります。

エアコンの消費電力は「設定温度」や「本体サイズ」によって約100W〜1,500Wまで異なるため、まずは家のエアコンの消費電力を調べるところから始めましょう。

【電気代】エアコンを1時間運転すると「約3円〜45円」かかる

エアコン1時間あたりの電気代は使い方や室温によっても大きく変わりますが、平均としては「約3円〜45円」ほどが目安となります。

たとえば、冷房で約100W〜900W、暖房で約100W〜1,500W消費するエアコンを「30円/kWh」の電気代で使用した場合、1時間の電気代は以下のように計算されます。

冷房機能で使用した場合

電気料金(最小):100W ÷ 1,000 × 30 = 3円

最大電気料金(最大):900W ÷ 1,000 × 30 = 27円

暖房機能で使用した場合

電気料金(最小):100W ÷ 1,000 × 30 = 3円

電気料金(最大):1,500W ÷ 1,000 × 30 = 45円

【表で解説】エアコンのサイズで電気代はどれくらい違う?

現在販売されている一般的なエアコンの消費電力データを元に、本体サイズごとの電気代の違いを以下に比較していきましょう。

エアコン本体サイズ

消費電力の目安(冷房)

1時間あたりの電気代

6畳

110W〜920W

3円〜25円

8畳

110W〜1,030W

3円〜28円

10畳

110W〜1,150W

3円〜31円

12畳

110W〜1,250W

3円〜34円

14畳

110W〜1,460W

3円〜40円

18畳

120W〜2,020W

3円〜55円

20畳

120W〜2,480W

3円〜67円

外気温や「窓の数」などによってもエアコン電気代は大きく左右されますが、部屋や本体サイズが大きいほど多くの電気代がかかる傾向にあるようです。

エアコンの電気代を安くしたい!「5つの節約方法」をご紹介

つづいて、毎月の電気代の多くを占めるエアコン費用を安くする「5つの節約方法」をくわしくご紹介していきます。

【節約法①】設定温度や運転時間を見直す

エアコンの電気代を節約するために最初に実践したい方法は、「設定温度」と「運転時間」をそれぞれ見直すことです。

経済産業省のデータによれば、設定温度を「夏場は28℃・冬場は20℃」を目安に調整するだけでも、合わせて年間「2,500円」以上の節約効果が期待できます。

さらに、エアコンの運転時間を「1日1時間」短くすれば年間「約2,000円」の節約につながるため、合わせて約4,500円もの電気代削減が気軽に達成可能です。

一方で、猛暑日や厳しい寒波が到来した日などは、無理してエアコン節約を実践すると体調を崩す可能性もありますので、無理のない範囲で努力しましょう。

【節約法②】サーキュレーターで空気を循環させる

足元が寒く感じる冬場はついついエアコンの温度を上げてしまいがちですが、「サーキュレーター」を併用することで効率よく電気代を節約できます。

中部電力の調べによると、23℃設定でエアコンを使った場合と、22℃設定 + サーキュレーターを使った場合では、後者のほうが足元の温度が「約1℃」も暖かくなるという結果となりました。

室内の暖かい空気は「高い位置に集まりやすい」という性質を持っていますので、サーキュレーターを使用する場合は、部屋の天井からかき混ぜるイメージで運転させると効果的です。

【節約法③】古いエアコンの買い替えを検討する

現在使用しているエアコンの製造年度が「2013年」より古い場合は、最新型の省エネモデルに買い替えることで大幅な電気代の節約効果が期待できます。

資源エネルギー庁の調査によれば、2019年製のエアコンは10年前のモデルに比べて「約17%」もの省エネを達成しており、買い替えるだけで年間約3,000円もの節約につながります。

古いエアコンと省エネ型エアコンの経済性の差は「最近の電気代の値上げ」によりさらに深刻化していますので、10年以上前のモデルをお使いの方はなるべく早めの買い替えをおすすめします。

【節約法④】今より安い電力会社に切り替える

「エアコン節電には気をつけているのに、なかなか電気代が下がらない」とお困りの方は、今よりお得な電力会社に切り替えることで解決する可能性があります。

たとえば、「東京電力」の従量電灯Bプランから「TERASELでんき」の超TERASEL東京Bプランに切り替えるだけで、年間で約17,000円もの電気代が節約できます。

電気契約の切り替えには解約金や初期費用がかからないケースも多く、立ち会い工事なども基本不要ですので、切り替えを検討する価値は充分にあるでしょう。

【節約法⑤】窓の断熱性能を上げる工夫をする

夏の暑さや冬の寒さは「窓ガラス」から侵入しやすいため、エアコンの電気代を節約するには窓の断熱性能を向上させることも大切です。

住宅環境や季節の変化に合わせて、以下のような断熱対策を実践してみましょう。

  • 遮熱性や保温効果の高い「断熱カーテン」に買い替える
  • 窓のガラス部分に「断熱シート」や「断熱フィルム」を貼る
  • 二重、三重のガラスで保温する「断熱窓」に交換する

断熱窓への交換は、国が交付する「先進的窓リノベ事業」の補助金(上限200万円)も活用できますので、寒さや暑さに強い窓ガラスへの買い替えを検討してみてはいかがでしょうか?

エアコンはこまめに切るより「つけっぱなし」の方がお得?

結論から言えば、30分程度のちょっとした外出時や、家の中と外の温度差が大きい場合は、エアコンをつけっぱなしにして外に出た方が電気代が安く済みます

以上のケースでつけっぱなしの方が安く済む理由は、エアコンは「運転開始から設定温度に達するまで」がもっとも多くの電気を消費するからです。

反対に、30分を超える長時間の外出時や、外気温と室温の差が「3℃以下」の場合は、こまめに電源を切ったほうがお得になります。

まとめ:エアコン1時間の電気代はアイデア次第で節約できる

2023年に発売されている一般的なエアコンの電気代は「1時間あたり約3円〜45円」が目安ですが、本体サイズや外気温によっても大きく左右されます。

エアコンの電気代を節約するためには、「夏は28℃・冬は20℃」の設定温度を目標とし、運転時間を「1日1時間」短くする努力から始めてみましょう。

エアコンの節電だけでは限度があるため、「今よりお得な電力会社への切り替え」や「断熱窓へのリフォーム」といった、他の節約アイデアの実践も非常に効果的です。

断熱窓へのリフォームや太陽光発電の設置には「地方自治体の補助金制度」も使えますので、積極的に利用してエアコンの電気代問題をさまざまな角度から解決していきましょう!

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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