Qセルズの蓄電池は買うべき?特徴やスペック・保証内容を徹底解説!
世界トップレベルの太陽光発電シェアを持つ「Qセルズ」ですが、実は蓄電池の販売も精力的に行っていることをご存じでしょうか?
本記事では、蓄電池メーカーとしてのQセルズの特徴や強み、現在販売している蓄電池のラインナップや保証内容などを徹底解説していきます。
記事の後半では、Qセルズの蓄電池・全7ラインナップの詳細スペックや性能、魅力的なポイントもご紹介していますので、太陽光発電とのセット購入をお考えの方はぜひご覧ください!
Qセルズってどんなメーカー?蓄電池の特徴や魅力もご紹介!
まずはじめに、Qセルズのメーカー概要や実績、販売する蓄電池の特徴や魅力をご紹介していきます。
【実績】Qセルズは世界有数の太陽光発電・蓄電池メーカー
Qセルズ(ハンファQセルズ)はドイツ生まれの太陽光発電メーカーであり、太陽光パネルの出荷量において何度も世界No.1を獲得した実績豊富な企業です。
日本国内ではまだまだ知名度の低いメーカーですが、現在までに「10万棟」を超えるパネル販売実績を持ち、出荷量ランキング1位を記録するなど着実にシェアを拡大しています。
【特徴】自社ブランド蓄電池・他社製品を幅広く扱っている
高性能な太陽光パネルを主力商品としているQセルズですが、自社ブランドの蓄電池「HQJP-A」をはじめ、他社製の蓄電池を数多く販売していることでも有名です。
Qセルズは多種多様な「メーカー」「容量」「性能」の蓄電池を幅広く取り扱っており、各家庭の電気の使い方に合わせて柔軟に選択できる点が強みといえるでしょう。
【魅力】Qセルズ製パネルと相性抜群!アフターサービスも万全
Qセルズの蓄電池の魅力として、「①自社製パネルとの相性が良い」「②大企業ならではの手厚いアフターサービス」の2点が挙げられます。
販売する蓄電池はすべて自社製パネルとの高い互換性が確認されているほか、万が一不具合があったときも、すばやい修理・交換などの対応が受けられます。
Qセルズは国内に「16か所」の販売拠点と45か所のサービスネットワークを整備しており、国内大手メーカーと比べても遜色ない購入後サポートが期待できます。
Qセルズ蓄電池の全7ラインナップのスペック・性能を徹底解説!
つづいて、2023年現在Qセルズが取り扱っている、7種類の蓄電池の特徴や魅力を解説していきます。
まずは、全7ラインナップのスペックや性能を以下の表で確認していきましょう。
商品名 | POWER DEPO H | EIBS7 (アイビスセブン) | トライブリッド蓄電システム | SAVeR-H2 |
製造メーカー | 住友電気工業 | ダイヤゼブラ電機 | ニチコン | デルタ電子 |
タイプ | 全負荷対応 ハイブリッド | 全負荷対応 ハイブリッド | 全負荷対応 トライブリッド | 全負荷対応 ハイブリッド |
蓄電容量 | 12.8kWh | 7.04kWh | 4.9kWh | 5.6kWh |
停電時出力 | 6,000W 200V対応 | 5,500W 200V対応 | 4,000W 200V対応 | 3,000W 200V対応 |
サイズ | 横幅 840mm 高さ 1,200mm 奥行 380mm | 横幅 580mm 高さ 1,070mm 奥行 370mm | 横幅 540mm 高さ 418mm 奥行 230mm | 横幅 570mm 高さ 840mm 奥行 250mm |
重量 | 約230kg | 約130kg | 約40kg | 約75kg |
使用可能温度 | -20〜+45℃ | -10〜+45℃ | -10〜+40℃ | -10〜+45℃ |
保証期間 | 本体保証 15年 バッテリー保証 15年 | 本体保証 15年 バッテリー保証 15年 | 本体保証 15年 バッテリー保証 15年 自然災害補償 10年 | 本体保証 10年 バッテリー保証 10年 |
商品名 | Enerezza | マルチ蓄電プラットフォーム | HQJP-A |
製造メーカー | 京セラ | オムロン | Qセルズ |
タイプ | 全負荷対応 ハイブリッド | 全負荷対応 ハイブリッド | 特定負荷対応 ハイブリッド |
蓄電容量 | 5.0kWh | 9.8kWh | 5.6kWh |
停電時出力 | 2,000W 200V対応 | 最大4,000W 200V対応 | 2,000W 200V非対応 |
サイズ | 横幅 485mm 高さ 562mm 奥行 280mm | 横幅 490mm 高さ 740mm 奥行 295mm | 横幅 480mm 高さ 610mm 奥行 230mm |
重量 | 約64kg | 約102kg | 約68kg |
使用可能温度 | -20〜+40℃ | -10〜+45℃ | 0〜+40℃ |
保証期間 | 本体保証 15年 バッテリー保証 15年 自然災害補償 10年 | 本体保証 15年 バッテリー保証 15年 | 本体保証 10年 バッテリー保証 10年 |
①POWER DEPO H(住友電気工業)
蓄電池メーカーとしても評価の高い住友電工の「POWER DEPO H」は、国内トップクラスの「12.8kWh」の大容量と、最大「6,000W」の停電時出力が魅力のハイブリッド蓄電池です。
-20℃までの寒冷地でも問題なく充電・放電できる点も特徴であり、積雪などで停電が起きても、エアコンやテレビを「24時間以上」しっかり動かせます。
また、国内メーカー品としては珍しく「パワコン一体型」デザインを採用しており、家の外観がスッキリ見せられる点も人気の理由のひとつです。
②EIBS7(ダイヤゼブラ電機)
根強い人気を持つダイヤゼブラ電機(旧田淵電機)の「EIBS7(アイビスセブン)」は、抜群の長寿命とコスパのバランスが魅力のハイブリッド蓄電池です。
蓄電池ユニットを2台連結することで「最大14.08kWh」もの大容量を実現できるほか、「12,000サイクル」の長寿命設計により、1日2回フル充電しても「16年以上」高い性能が持続します。
蓄電池ユニットは購入後の「後付け」ももちろん可能ですので、「まずは標準的な容量で試してみて、足りなければ追加したい」とお考えの方にも最適なモデルです。
③トライブリッド蓄電システム(ニチコン)
ニチコンが世界で初めて開発した「トライブリッド蓄電システム」は、太陽光発電・電気自動車・蓄電池の間で自由に電気のやり取りができる自由度の高い蓄電池です。
トライブリッド蓄電池なら、「EVバッテリーで停電中に家電を動かす」「EVバッテリーで蓄電池を充電する」など、従来の蓄電池ではできなかった幅広い電力運用が可能になります。
さらに、本モデルは自然災害による損壊もカバーする「自然災害補償」が無料で10年付いてくる点もニチコンならではの魅力です。
④SAVeR-H2(デルタ電子)
高性能な太陽光パワコンで世界的に有名なデルタ電子の「SAVeR-H2」は、最大2台まで連結できる「5.6kWh」の使いやすい容量と、高い耐久性が特徴のハイブリッド蓄電池です。
蓄電池ユニットには堅牢なアルミ製キャビネットを採用しており、海岸から500m以上の「塩害地域」でも屋外に設置することができます。
また、停電中は最大3,000Wの高出力でたっぷり家電を使いながら、同時に太陽光パネルからの充電も可能なため、長引く停電でも復旧まで安心して過ごせるでしょう。
⑤Enerezza(京セラ)
世界初の「クレイ型リチウムイオン電池」を内蔵した京セラ「Enerezza(エネレッツァ)」は、高い安全性と長寿命、コスパのバランスに優れたハイブリッド蓄電池です。
グッドデザイン賞を受賞したおしゃれな蓄電池ユニットは「最大3台」まで増設でき、ライフスタイルの変化に合わせて5kWh・10kWh・15kWhと容量を増やしていけます。
本モデルは「室内設置」が可能である点も強みであり、積雪の多い地域や海岸沿いの重塩害地域、設置スペースに余裕のない方でも諦めずに導入できます。
⑥マルチ蓄電プラットフォーム(オムロン)
国内トップクラスの販売実績を持つオムロンの「マルチ蓄電プラットフォーム」は、1台の蓄電池で「単機能」「ハイブリッド」「全負荷」などさまざまな用途に対応できる蓄電池です。
大型モデルながら壁掛け設置も可能な「9.8kWhタイプ」のほかにも「6.5kWh」、「16.4kWh」の3サイズが展開されており、全モデル共通して室内設置もできます。
また、ニチコン製のV2H機器との接続も可能など、隙のない汎用性の高さが強みですので、「蓄電池の運用方法がまだ定まっていない…」とお困りの方にこそおすすめなモデルです。
⑦HQJP-A(Qセルズ)
唯一Qセルズブランドとして販売されている「HQJP-A」は、停電時の出力先をあらかじめ設定して節電できる「特定負荷タイプ」の高コスパ蓄電池です。
蓄電池ユニットの製造は国内超大手メーカー「パナソニック」が手掛けており、独自の「三重保護設計」のボディは長期間使用しても高い安全性・耐久性を維持してくれます。
HQJP-Aは停電時出力や容量などを抑えているぶん他の6モデルより「販売価格が安い」点もメリットですので、できるだけコストをかけたくない方には一番おすすめです。
まとめ:Qセルズ蓄電池は自社製パネルとの同時設置がおすすめ!
世界的な太陽光発電メーカーであるQセルズは国内での蓄電池販売も手掛けており、自社製パネルとセットで購入することで、「工事費用の割引」などさまざまなメリットが得られます。
公式ホームページには販売価格の記載はないものの、Qセルズといえば「価格の安さ」も人気の理由ですので、ぜひ一度見積もりを取って確認してみてはいかがでしょうか?
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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