【蓄電池】伊藤忠・スマートスターのスペック【最新製品情報も】
「伊藤忠が販売している家庭用蓄電池ってどんな特徴があるのだろう」
人生の中でも高い買い物に入る蓄電池。購入してから後悔しないようにしっかりと比較検討したいですよね
今回はそんな疑問も持っている方向けに伊藤忠の蓄電池・スマートスターのスペックを解説します。
この記事を読むと
が分かります。
どの蓄電池を購入するか迷っている方の参考になれば幸いです。
目次
【伊藤忠が蓄電池?】累計4万台売れているスマートスターシリーズ
伊藤忠商事は家庭用蓄電池「Smart Star(スマートスター)」をシリーズ展開しています。
停電に強い機能性とAIによる最適制御機能「GridShare」が強みの製品で、2021年2月時点で4万台を売り上げている人気蓄電池ですよ。
また、伊藤忠商事の関連会社である伊藤忠エネクスも家庭用蓄電池「エネパワボL」を販売しています。
こちらの製品はスマートスターと製造元が一緒なので、容量と搭載している機能が同じです。
つまり、この記事では「スマートスター」と統一しますが「エネパワボ」も同じ機能を有していますよ。
販売会社によっては料金が異なることもあり、どちらがお得かお問い合わせしてみると良いでしょう。
【伊藤忠製品のスペック】蓄電池の価格や機能を紹介
伊藤忠はこれまで「スマートスターL」のみの販売でしたが、2021年5月に「スマートスター3」が販売される予定です。
2つの蓄電池のスペックは以下の通りです。
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元々機能性の高さが評価されていたスマートスターLが、さらに進化を遂げています。
その分、一般的な蓄電池よりもメーカー希望小売価格は高いですが、心配ありません。
というのも、スマートスターLはそのスペックの高さから、多くの業者が薦める商品です。
その結果、相場価格が下がりつつあり、200万円を切ることが多いですよ。
また、スマートスター3は環境によってポイント還元が受けられます。
実際の価格以上に価値がある製品です。
それぞれの製品についてより詳しく解説します。
【ハイスペック蓄電池】伊藤忠・スマートスターLの特徴
まずは従来製である「スマートスターL」の特徴を解説します。
累計4万台売れる秘訣が機能性に表れていますよ。
主な特徴は3つです。
- スペックの高さ
- AIによる節電効果
- 停電時に活躍する全負荷型
ひとつずつ紹介します。
特徴1:基本スペックが高い
スマートスターLは基本的な性能が高いです。
まず、停電時でも200Vの家電が使える点。
停電時でもエアコンやIHなどが使用できるため、不自由なく生活が可能です。
通常の蓄電池の場合は停電時は出力が抑えられ、使える家電が制限されるものが多いです。
「オール電化だから停電時は不安」
という方でも、スマートスターLを導入しておくことで安心できますよ。
そして、蓄電池がほぼ空の状態でも約3時間で満充電にできます。
突然の事態でも大丈夫です。
特徴2:AIによる予測で節電効果
最適な蓄電量をコントロールできるのもスマートスターLの特徴です。
スマートスターLには「GridShare」という人工知能が搭載されています。
AIが気象予報と毎日の行動パターンから翌日に必要な電力量を予測しますよ。
たとえば、翌日が晴れた日の平日。
仕事、パート、学校と一家全員が外出する場合だと、昼間の使用電力量は少ないはずですよね。
AIは当日昼の太陽光発電で十分賄えると判断します。
夜のうちに電力会社から購入し蓄電する電気量を抑えることができますよ。
逆に翌日が「雨の日の休日」である場合は夜のうちに蓄電。
電力は昼間よりも夜間の方が安いため、電気代の節約が可能です。
このように、AI技術の活用で家庭で使う電気代を節約できます。
アプリと連携し「蓄電システム現在の残容量」「ご家庭の現在のエネルギーフロー」「過去のエネルギー使用量」を可視化させることもできますよ。
ただし、月額1,200円の料金がかかる点のみ注意が必要です。
特徴3:停電時でも安心の全負荷型
スマートスターLは全負荷型の蓄電池です。
全負荷型の蓄電池は停電時に威力を発揮しますよ。
多くの蓄電池は「特定負荷型」と呼ばれているシステムです。
特定負荷型は停電時に使用できるコンセントや部屋が決まっています。
そのため、停電時に電気を使えない部屋が出てきたり、部屋のレイアウトによっては使いたい家電が使えなかったりすることも考えられます。
しかし、全負荷型の蓄電池はその心配がありません。
全てのコンセントが使えるため、普段と同じように電気を使用できますよ。
基本スペックの高さもプラスされ、停電時でも安心した生活が送れます。
【次世代蓄電池】伊藤忠が環境価値でポイント還元できる製品を発表
スマートスターシリーズの新製品として発表されたのが「Smart Star 3」(以下スマートスター3)です。
スマートスター3は蓄電容量の増加といった基本スペックの向上はもちろん、新たな機能を多数搭載した製品ですよ。
- 環境価値をポイント還元
- 既存サービスの向上
- 電気自動車向け充電機能
新機能を順番に解説していきます。
新機能1:環境価値をポイント還元
スマートスター3の最大の特徴は「蓄電池活用によって貢献した環境価値を利用者にポイントで還元すること」です。
環境価値とは通常の電力としての価値以外に、「地球環境を守っている・二酸化炭素を排出していない」と評価できるという価値(考え方)のことです。
これまで、太陽光パネル導入といった環境価値は企業が行ったときのみ市場で評価され、売買されてきました。
それがスマートスター3では一般家庭でも環境価値を取り出す仕組みとして機能しますよ。
まず、太陽光発電システムで作った電力をスマートスター3に蓄電します。
蓄電によって環境価値がポイントとして貯まり、伊藤忠が集計。提携企業に提供します。
消費者は提携企業から商品を購入した際にポイント還元を受けられるという仕組みです。
これまで見過ごされていた家庭の環境価値を生かせるスマートスター3。電力の節約以外でもお得に活用できますよ。
新機能2:既存サービスの向上
スマートスターLと比較して、蓄電容量・定格出力ともに進化していることも特徴です。
また、詳細は明かされていませんが、
- AIと蓄電システムを活用した既存サービスの向上
- ネットワークにつながった蓄電システムを統合制御するバーチャルパワープラント事業
- 電力個人間取引(P2P)
など、新たなサービス提供にも力を入れていくようです。
新機能3:電気自動車(EV)向け充電機能
スマートスター3は電気自動車の充電も可能です。
つまり今後普及していくであろう、電気自動車の充電インフラの役割を担えるため、新しい経済圏の可能性も見出せます。
例を挙げると
「太陽光発電→スマートスター3に蓄電→電気自動車に充電→店舗等へ移動し放電」
というかたちで、クリーンエネルギーによる店舗運営も可能になるかもしれません。
スマートスター3は環境に優しいエネルギーマネジメントも促進していける製品ですよ。
【まとめ】進化する伊藤忠の蓄電池・スマートスター
今回は伊藤忠の蓄電池「スマートスター」について紹介しました。
スマートスターLは
- 機能性
- AIの活用
- 停電時の使い勝手
というスペックの高さから人気の蓄電池です。
また、新製品であるスマートスター3は従来のスペックが向上した上、環境価値のポイント還元や自動運転車との連携など、新時代を見据えた設計となっています。
「災害の備えとして、停電時に力を発揮する蓄電池が欲しい」
「クリーンエネルギーを余すことなく活用したい」
そんな方には特におすすめの蓄電池ですよ。
今後もますます進化するであろう伊藤忠の蓄電池。購入を検討する際は参考にしてみてくださいね。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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