パナソニックの蓄電池の価格は?種類や保証内容も徹底解説!
日本を代表する大手メーカー・パナソニック。蓄電池の購入を検討する上で、必ずといって良いほど検討材料に入るメーカーかと思います。
そこで今回の記事では、パナソニックが販売している蓄電池の種類や特徴、保証内容、価格帯を紹介します。蓄電池選びに難航している方、必見です。
目次
パナソニックの蓄電池の価格は?種類や特徴を紹介!
まずは、日本を代表する大手メーカーであるパナソニックが販売している蓄電池の種類や特徴を紹介します。パナソニックは、以下の3種類の蓄電池を販売しています。
- 創蓄連携システム
- V2H蓄電システム
- 蓄電システム
それぞれどういった特徴があるのかを見ていくと共に、どの蓄電池が家庭に合っているかも確認しましょう。
創蓄連携システムの特徴
パナソニックが最も手をかけている蓄電池が、創蓄連携システムです。
創蓄連携システムはその名の通り、電力を創る工程と蓄電する工程を連携するシステムです。つまり、太陽光発電と蓄電池の連携になります。
太陽光発電と蓄電池を連携することで、以下のようなメリットを実感できます。
- 太陽光発電が発電した電力を家庭で使うことができる
- より強固な停電対策ができる
- 電気代の大幅削減が実現できる
太陽光発電も蓄電池も、それぞれに初期費用が高額です。しかし、双方を連携させることでより大きな恩恵を実感できるため、初期費用を大幅に回収できるといわれています。
創蓄連携システムは、太陽光発電と蓄電池を同時に購入するのはもちろん、蓄電池を後付けする場合にも導入できます。また、蓄電池を最大2台まで併設することが可能です。電力の使い方に合わせて家庭でカスタマイズできるのは、使い勝手が非常に良く、利便性を実感できるでしょう。
V2H蓄電システムの特徴
パナソニックは、昨今話題になっている電気自動車と家庭を繋ぐV2Hケーブルも販売しています。V2H蓄電システムを導入すると、以下のようなメリットを実感できます。
- 太陽光発電が発電した電力を電気自動車に蓄電できる
- 電気自動車を蓄電池として使うことができる
- 電気自動車から家庭に送電できる
- 停電対策や電気代の大幅削減が実現できる
V2H蓄電システムを導入するためには、最低限、V2Hシステムと電気自動車、太陽光発電が必要です。とても高額な投資が必要ですが、その全ての初期費用を払う価値は十分に見出すことができます。
ただ、V2Hはケーブルなので、電気自動車と家庭がケーブルで繋がる距離に存在している必要があります。また、V2Hに対応している電気自動車を購入する必要もあります。
蓄電システムの特徴
蓄電システムは、パナソニックが販売している蓄電池の中で、最もベーシックなものです。
蓄電容量3.5kWhおよび6.3kWhの販売があり、両者を組み合わせることができます。最大で134kWhもの大容量蓄電池を作ることができるのは、停電対策としてとても安心できるでしょう。
また、とてもコンパクトな作りなので、室内に設置する場合も場所を取らないので安心です。
パナソニックの蓄電池の価格は?充実の保証内容も紹介!
ここからは、パナソニックの蓄電池の価格や保証内容を紹介します。大手メーカーということもあり、蓄電池の販売価格は高いのでしょうか。また、どういった保証制度を持っているのでしょうか。
パナソニックの蓄電池の価格
パナソニックの蓄電池は3.5kWhで140万円ほどと、平均に比べて若干割高感があります。ただ、パナソニックの蓄電池とパナソニックの太陽光発電を同時に購入する場合、かなりの値引きをしてもらえるといわれています。蓄電池は、太陽光発電の卒FITのタイミングで後付けする家庭も多いので、今後は蓄電池を後付けする家庭に対しての割引制度も充実するのではないかといわれています。
パナソニックの蓄電池の初期費用を抑える方法
パナソニックの蓄電池の初期費用を抑える方法として、以下のことが挙げられます。
- 複数社から相見積もりを取る
- 施工実績がしっかりある業者と契約する
- 太陽光発電とセットで購入する
蓄電池の初期費用を抑えたいのであれば、複数社から相見積もりを取るのを忘れてはなりません。納得のいく見積額を出してくれた業者と、契約を結びましょう。この際、施工実績がしっかりある業者であるかも確認してください。施工実績がしっかりないと、施工不良が原因で蓄電池が故障するリスクがあるからです。
また、先ほど紹介した通り、太陽光発電とセットで購入するのも、蓄電池の初期費用を抑える方法です。
充実した保証内容が魅力的!
パナソニックの蓄電池には、10年間の保証が付いています。蓄電池の寿命は15〜20年前後といわれていますが、10年以降は有償で保証期間を5年間延ばすことが可能です。
保証期間を有償で延長するのが良い理由は、自然故障した場合に無償で修理・交換をしてもらえるからです。また、バッテリー性能が60%以下になってしまった場合も、保証の対象になります。このように、万が一のために有償で保証期間を延長しておくと安心でしょう。
パナソニックの蓄電池の価格が知りたい!導入のデメリットは?
最後に、パナソニックの蓄電池を導入する際に痛感するデメリットを紹介します。
創蓄連携システムは200Vに対応していない
パナソニックが最も力を入れている創蓄連携システムですが、残念ながらオール電化や最新家電が多くある家庭では使えません。というのも、創蓄連携システムは200V家電に対応していないからです。
ただ、200Vトランスユニットを別途購入して追加設置することで、オール電化家庭や最新家電が多くある家庭でも創蓄連携システムを導入できます。とはいえ、200Vトランスユニットがとても高額で、設置工事も非常に難しいといった特徴が…。工事費用も高額になるので、導入のメリットは多くないでしょう。
選択肢が多くて最適なものを決めるのが難しい
パナソニックの蓄電池を導入するデメリットとして、選択肢が多くて最適なものを決めるのが難しいというデメリットもあります。
パナソニックの蓄電池は、紹介した通り大きく分けて3種類あります。その中から、蓄電容量を選べたり、屋内設置・屋外設置を選べたり、停電時の使い方を選べたり…。最終的に購入する蓄電池を決定するまで、多くの時間を要するかもしれません。
選択肢が多いことで家庭に合った蓄電池を探し出せる可能性は高いですが、最適なものを決めるまでに時間がかかるのはデメリットといえるでしょう。
蓄電池の容量が小さい
パナソニックの蓄電池は、容量が小さいというデメリットもあります。
昨今販売されている蓄電池は、蓄電容量6〜13kWhが主流です。パナソニックの蓄電池でも10kWh以上の容量を確保することは可能ですが、比例するように初期費用も高くなります。また、2台の蓄電池を併設する形になるので、その分、設置場所の確保が必要というデメリットを実感するでしょう。
パナソニックの蓄電池の価格は割高!保証内容は充実!
今回の記事では、パナソニックが販売している蓄電池の種類別の特徴や価格帯、保証内容、デメリットを紹介しました。
大手ということもあり、販売価格は若干割高傾向です。しかし、保証制度は充実していますし、なにより大手という安心感があります。
蓄電池の購入を検討している方は、ぜひパナソニックの蓄電池の購入を前向きに検討してみてください。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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