日立のエコキュートの魅力は?保証期間や入浴剤・デメリットも

日立のエコキュートには、多くの魅力があると話題になっています。
そこで今回の記事では、日立のエコキュートにある主な特徴を紹介すると共に、保証期間や使える入浴剤、少し存在するデメリットについても解説します。
エコキュートのメーカー選びに難航している方は必見です。
目次
日立のエコキュートが気になる!魅力的な特徴は何がある?
「日立のエコキュートはすごい」といわれていますが、具体的にどういった魅力があるのでしょうか。
具体的に解説していきます。
特徴①水道直圧給湯を採用している
日立のエコキュートの最大の特徴といっても過言ではないのが、水道直圧給湯を採用していることです。
ガス給湯器と同じ方法で給湯しているので、エコキュート全般で懸念されてる「水圧の弱さ」を感じることはないでしょう。
ちなみに、エコキュートで水圧が弱くなる理由は、貯湯タンクにお湯を溜めるからです。
貯湯タンクが耐えられるように減圧するので、蛇口からお湯を出すときに水圧の弱さを痛感してしまうのです。
一般的なガス給湯器の水圧が500kPaであるのに対してエコキュートの水圧は180kPaで、水圧に3倍もの差があります。
しかし、日立のエコキュートはガス給湯器と同じ給湯方式なので、水圧は一定を維持できます。
お湯の使用は毎日のことなので、水圧が強いのは嬉しい特徴といえるでしょう。
特徴②2階でもお湯を使える
水道直圧給湯を採用している日立のエコキュートだからこそ、2階でもお湯を使えます。一定の水圧を保てる水道直圧給湯だからこその特徴です。
一般的なエコキュートの場合、水圧の関係で2階でお湯は使えません。とはいえ、昨今の建売住宅の多くは2階にキッチンがありますよね。キッチンでお湯が使えないとなると、特に冬場は溜息が出てしまうことでしょう。
その点、日立のエコキュートは水圧が強いので2階がリビングの家庭でもエコキュートを設置できます。
競合他社に勝る大きなメリットといえるでしょう。
特徴③2箇所で同時にお湯を使える
こちらも水道直圧給湯を採用している日立のエコキュートだからこその魅力で、2箇所で同時にお湯を使える特徴もあります。
浴室とキッチンの2箇所で同時にお湯が使えるので、家族が多い場合も安心できるでしょう。
特徴④飲料水として利用できる
飲料水として利用できるのも、日立のエコキュートの魅力のひとつです。
貯湯タンクを利用する多くのエコキュートの場合、貯湯タンク内の水質の保証ができないことから、貯湯タンク内のお湯を飲料水として使うことはできません。
しかし、水道直圧給湯を採用している日立のエコキュートは貯湯タンク内の熱を利用して給湯するため、水質はガス給湯器と同じです。
つまり、飲料水としても利用できるのです。飲料水として利用できるということは、調理の際にもお湯を使うことができるということ。
ガス給湯器と同じようなお湯の使い方ができるので、不便を感じにくいでしょう。
特徴⑤耐熱性が高いウレタンクを採用している
耐熱性が高いウレタンクを採用しているのも、日立のエコキュートの魅力のひとつです。
多くのメーカーのエコキュートには発泡スチロール保温材が使われていますが、日立は耐熱性にこだわるためウレタンクを採用してるのです。
ウレタンクと発砲スチロール保温材の保温効果を比べると、ウレタンクが2倍ほど効果が高いようです。
参照:断熱性が高く、お湯が冷めにくい[ウレタンク] :エコキュート:日立の家電品
保温効果が高いということは、お湯の沸き直しを最小限にできたり、保温にかかるコストを最小限にできるということです。
他のメーカーのエコキュートに比べて省エネを実感できるでしょう。
特徴⑥ウレタンクの採用で耐震性もアップ
ウレタンクの採用で耐震性も高いことが、日立のエコキュートの魅力です。
タンクの内脚、脚受け部分にウレタンフォームを利用していて、耐震クラスSという最大級の耐震性を誇っています。
ちなみに、エコキュートの耐震クラスは、Sが最も高く、次にA、Bと続きます。
自然災害の規模が大きくなっている昨今、耐震クラスSのエコキュートを所有できるのは嬉しい魅力といえるでしょう。
特徴⑦菌の増殖を抑える仕組みが採用されている
菌の増殖を抑える仕組みが採用されているのも魅力のひとつです。
たとえばお湯張り時には、タンクに内蔵されたUVユニットが自動で配管内を洗浄してくれるとのこと。
浴槽のお湯を洗濯に使い回す家庭では、特に大きなメリットになるでしょう。
参照:循環するおふろのお湯を深紫外線できれいに[きらりUVクリーン]:エコキュート:日立の家電品
特徴⑧シルキー快泡浴で入浴タイムが快適になる
シルキー快泡浴で入浴タイムが快適になるのも魅力のひとつです。
別売りにはなりますが、日立が販売している「シルキー快泡浴用ふろ循環アダプター」を取り付ければ、1mlあたり約4,400個ものマイクロバブル&1mlあたり約380万個のウルトラファインバブルに包まれた入浴タイムが可能です。
シルキー快泡浴のメリットは、微細な泡が体を包み込むことで、体を効率的に温められること。
さらに、湯冷めしにくい効果も実感できます。毎日の入浴タイムが楽しみになりますね。
特徴⑨節約サポート機能が搭載されている
節約サポート機能が搭載されているのも魅力のひとつです。
お湯の使い過ぎを通知してくれたり、お湯の日々の使い方を学習して最大35%も自動で省エネしてくれる機能があります。
お湯の使用は毎日のことなので、自動で節約してくれる機能があるのは嬉しい特徴といえるでしょう。
特徴⑩井戸水を利用できる
井戸水を利用できるのも、日立のエコキュートの特徴です。
エコキュートを販売している多くのメーカーでは、井戸水をはじめとする高硬度の水は利用できません。高硬度の水を使うと、エコキュートの配管の詰まりを引き起こす可能性があるからです。
しかし、日立のエコキュートは井戸水にも対応しています。使える水の種類が多いのは、万が一の際にメリットを感じるかもしれません。
日立のエコキュートは魅力的!保証期間や使える入浴剤の種類は?
続いて、日立のエコキュートの保証期間や使える入浴剤について解説します。
日立のエコキュートの保証期間
日立のエコキュートの保証期間は、以下の通りです。
保証内容 | 保証期間 |
リモコンなど | 1年 |
ヒートポンプユニット | 3年 |
貯湯タンクユニット | 5年 |
これは他のメーカーの保証と比べ、特に優劣がない保証内容といえるでしょう。
ちなみに、有償にはなるものの保証期間の延長も可能です。貯湯タンクユニットの保証期間を7年に延ばす場合は26,192円(税込み)を、10年に延ばす場合は36,457円(同)を支払います。
エコキュートの平均寿命は10〜15年で、10年前後から不調が見られ始めるといわれています。
だからこそ、万が一を考えて最長10年の保証を付けられると安心できるでしょう。
日立のエコキュートで使用できる入浴剤
日立のエコキュートで使用できる入浴剤は、2025年3月現在、以下の通りです。
- バスクリン「バスクリン」シリーズ
- 花王「バブ」シリーズ
- アース製薬「バスロマン」シリーズ
エコキュートは基本的に、入浴剤はグレーゾーンです。入浴剤の成分によって、配管の詰まりが起こる可能性があるからです。
とはいえ、エコキュートで入浴剤が一切使えないわけではありません。各メーカーそれぞれ、使っても問題ない入浴剤を公式ホームページで発表しています。
日立のエコキュートで使える入浴剤は上記で挙げた通りです。ただ、にごり湯タイプと表記があるものは使えません。入浴剤の購入には細心の注意を払いましょう。
日立のエコキュートに懸念点はある?主な2つのデメリット
最後に、日立のエコキュートにある懸念点を2つ紹介します。
万能な日立のエコキュートですが、実はデメリットもあるのです。さっそく見ていきましょう。
デメリット①水道直圧給湯だから販売価格が割高
日立のエコキュートのデメリットとして、水道直圧給湯だから販売価格が割高ということが挙げられます。
水道直圧給湯と貯湯式給湯(一般的なエコキュート)を比べると、水道直圧給湯のほうが高性能です。
お伝えしたようなメリットもあるため、販売価格が若干割高になるのは致し方のないことだといえるでしょう。
デメリット②配管に負担がかかる恐れがある
水道直圧給湯という魅力のある日立のエコキュートですが、水圧が強いがゆえに配管に負担がかかる恐れがあります。
とはいえ、配管が比較的新しいものであれば問題ありません。古い配管の場合は、エコキュートの購入と同時に配管を新しくする必要があるかもしれないので、エコキュートの総合窓口『リノベステーション』へお気軽にご相談ください。
日立のエコキュートは魅力が多数!導入をぜひ前向きに検討しよう!
今回の記事では、日立のエコキュートの魅力に迫りました。
水道直圧給湯という魅力的な特徴のあるエコキュートですが、高性能だからこそ販売価格が若干割高というデメリットがあります。
一般的なエコキュートが家庭で使えるのかを調査し、使えない場合は日立のエコキュートの導入を前向きに検討するのも悪くないかもしれません。
この記事の監修者

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