エコキュートの撤去費用はいくら?注意点や撤去を考えるタイミングも解説!

省エネ給湯器として人気を集めているエコキュート。購入を前向きに検討している家庭も多いでしょうが、購入時にはいつか訪れる撤去時のことも考えておかなくてはなりません。
そこで今回の記事では、エコキュートの撤去費用の相場や撤去の主な依頼先、撤去時の注意点を紹介します。エコキュート購入前にしっかり頭に入れておくべき内容かと思うので、ぜひご一読ください。
目次
エコキュートの撤去費用はいくら?撤去の具体的な方法も解説します!
エコキュートには10〜15年ほどの寿命があるため、いつかは撤去する日が訪れます。だからこそ、エコキュートの撤去費用や撤去の依頼先についての情報を予め頭に入れておく必要があるでしょう。
そこでまずは、エコキュートの撤去費用の相場と撤去をお願いできる主な依頼先を紹介します。
撤去費用の相場
エコキュートの撤去費用の相場は1〜2万円前後といわれています。
自治体に依頼する場合は500〜1,500円前後で済むようですが、撤去をすべて自分で行わないといけないので手間はかかります。
エコキュート撤去の主な依頼先
エコキュートを撤去する際の依頼先はどこがあるのでしょうか。代表的な撤去依頼先を4つ紹介します。
①エコキュート交換を依頼した業者
代表的な撤去依頼先は、新しいエコキュートを契約した業者です。
新しいエコキュートを購入する場合、今まで使っていたエコキュートを「交換」という形で撤去してくれる業者が多いです。多くの電化製品と同じシステムですね。
古いエコキュートの撤去も新しいエコキュートの設置もすべて業者がやってくれるので、依頼するだけで済むという手軽さがあります。
撤去費用に関しては、新しいエコキュートの見積もりに古いエコキュートの撤去費用が含まれているでしょう。仮に含まれていない場合は、後日、撤去費用の請求が来るかもしれません。忘れたころに請求が来て慌てないためにも、撤去費用については事前に確認できると良いでしょう。
②買取り業者やリサイクル業者
買取り業者やリサイクル業者に依頼する方法もあります。
これら業者に依頼するメリットは、エコキュートの撤去費用が基本的には無料なことです。とはいえ、エコキュートを撤去するための工事を自分でやる必要があるため、エコキュートをはじめとする電化製品の仕組みに詳しくないとなかなか難しい面もあるでしょう。
また、エコキュートの年式があまりにも古い場合は、撤去処分してもらえない可能性もあります。
③廃品回収業者
年式が古かったり故障しているエコキュートの場合、買取り業者やリサイクル業者では引き取ってもらえない可能性があります。その場合におすすめなのが廃品回収業者です。
廃品回収業者は、どのような状態のエコキュートでも基本的には引き取ってくれます。しかし、エコキュートの撤去に伴う作業は自分で行う必要があるため気を付けましょう。
また、撤去費用が2万円以上かかる場合もあるため注意したいところです。
④自治体
エコキュートを粗大ごみとして撤去できる自治体にお住まいなのであれば、自治体に依頼する方法もあります。撤去費用は自治体によって異なりますが、500〜1,500円前後で済む場合がほとんどのようです。
ただ、エコキュートの撤去作業を自分でやる必要があり、粗大ごみとして出すためには指定された場所へ自分の手でエコキュートを運ぶ必要もあります。
エコキュートの撤去費用は依頼先による!撤去時の主な注意点は?
エコキュートの撤去費用は意外とリーズナブルであることがわかりました。では、撤去時における主な注意点には何があるのでしょうか。具体的に解説します。
電気系統に詳しくない場合は下手に手を出さない
前章で見てきた通り、エコキュートを撤去してくれる業者はたくさんあります。
ただ、電気系統に詳しくない場合は業者に撤去作業を依頼するのが良いでしょう。そもそもエコキュートを設置する際は、第二種(もしくは第一種)電気工事士の資格や給水装置工事主任技術士の資格が必要です。つまり、撤去時にも電気工事士などの有資格者に作業してもらう必要があるということなのです。
エコキュートが既に壊れていて使い物にならないからといって、素人判断でむやみに触らないようにしましょう。
体力に自信がない場合も要注意
体力に自信がない場合も、エコキュートの撤去作業には手を出さないほうが良いでしょう。
エコキュートの電気系統の撤去作業が終わったとしても、買取り業者や廃品回収業者に撤去を依頼する場合はエコキュートを道路に出すよう求められることがあるからです。
エコキュートはヒートポンプユニットと貯湯タンクの2つの設備の撤去が必要で、家族構成によっては貯湯タンクの重量がとても重い場合があります。
エコキュートの設備を運び出せる自信がない場合は、最初から業者に依頼するのがベターです。
交換とセットでできるとコスパ良し
これまでのことを踏まえると、コスパが良いのはエコキュートの交換時に古いエコキュートを撤去してもらう方法です。1〜2万円前後の撤去費用を払うだけで、エコキュートの撤去をすべてお願いできるからです。
給湯器は各家庭に必ず設置されているものかと思うので、寿命が来るたびに交換を続けていけば問題ありません。
使わないエコキュートを放置しない
エコキュートの撤去費用が惜しい場合、使わないエコキュートをそのまま放置する選択肢も浮かぶでしょう。しかし、古くなったエコキュートをそのまま放置すると、サビが深刻化してエコキュートの転倒リスクが増えます。
また、内部の金属を狙った窃盗に遭うリスクが増えたり、内部にネズミが住みついて衛生上の問題に発展するリスクもあります。
わずか1〜2万円だとはいえ撤去費用が必要なのを嫌悪する気持ちはわかります。しかし、使わないエコキュートはそのまま放置せず、早急に撤去を依頼すべきです。
撤去費用は依頼先によって異なる!エコキュートの撤去はいつ考えるべき?
撤去費用が意外と安いエコキュート。では、エコキュートの撤去はいつ、どのタイミングで考えるべきなのでしょうか。最後に詳しく解説します。
エコキュートが故障して修理できない場合
エコキュートの撤去を考えるべきなのは、エコキュートが故障して修理できない場合です。修理できないので交換するしかなく、古いエコキュートを撤去してもらう必要があります。
エコキュートを使い始めて10年以上が経過している場合
エコキュートを使い始めて10年以上が経過している場合も、そろそろエコキュートの交換に伴う撤去を考える時期といえるでしょう。
エコキュートは10〜15年前後の寿命といわれていますが、10年を過ぎると不調が見られることが多くなるようです。修理ももちろん可能ですが、細かな修理費用を払うのなら思い切って交換に転じたほうが安上りになるケースが多くなります。
まだ故障はしていない場合でも、エコキュートを使い始めて10年以上が経過している場合は、そろそろエコキュートの交換について考え始められると良いでしょう。
引っ越す場合
引っ越す場合も、エコキュートの撤去を考えるタイミングです。
持ち家への引っ越しであれば、既存のエコキュートをそのまま持っていける可能性があります。しかし、賃貸住宅への引っ越しの場合、引っ越し先に既にエコキュートが備わっていたり、そもそもガス給湯器だったりします。引っ越し先で既存のエコキュートを使えない場合、エコキュートを撤去せざるを得ません。
引っ越す前に、引っ越し先の給湯器事情をしっかり確認しましょう。
エコキュートの撤去費用は依頼先によって異なる!依頼先はきちんと考えよう!
今回の記事では、エコキュートの撤去費用や撤去依頼先を見てきました。
撤去費用は意外と安いので、安全のためにもエコキュート交換時に古いエコキュートを撤去してもらうのがベストでしょう。どうしてもご自分で撤去作業をしたい場合は、安全に気を付けて作業を行ってください。
この記事の監修者

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