パナソニックのエコキュートで入浴剤は使える?気を付けたいポイントも紹介!

人気の高いパナソニックのエコキュート。入浴タイムをより快適なものにするためのアイテム「入浴剤」は使えるのでしょうか。
今回の記事では、パナソニックのエコキュートで入浴剤は使えるのかを紹介すると共に、エコキュートで入浴剤を使う場合のリスクや気を付けるべきポイントも紹介します。
目次
快適なバスタイムを!パナソニックのエコキュートは入浴剤が使える?
入浴剤を入れることで、日々のバスタイムの充実を図っている方も多いでしょう。では、パナソニックのエコキュートでは、入浴剤は使えるのでしょうか。はじめに、入浴剤が使えるのか否かについて紹介します。
入浴剤の使用には一部制限がある
パナソニックのエコキュートでは、すべての給湯タイプで入浴剤が問題なく使えるわけではありません。使える給湯タイプと制限される給湯タイプの両方があります。
入浴剤が使えるエコキュートは、給湯を手動で行う「給湯専用タイプ」と、給湯を自動で行う「セミオートタイプ」の2種類です。これらの給湯タイプであれば、市場に出回っている入浴剤を問題なく使用できます。
一方、給湯を自動で行ったり追い炊き機能が付帯している「フルオートタイプ」のエコキュートでは一部制限があります。お湯を循環させて追い炊きを行うので、入浴剤の成分がエコキュート本体に大きな負荷をかける恐れがあるからです。
問題なく使える入浴剤の一覧!
先ほど触れた通り、フルオートタイプのエコキュートでは使用できる入浴剤に制限があります。入浴剤を使いたい場合は、数々の試験の結果でメーカーがOKサインを出している入浴剤を使う必要があり、多少なりとも不便を感じることでしょう。
以下は、パナソニック製のフルオートタイプのエコキュートで問題なく使える入浴剤です。
商品名(会社名) | 注意点 |
バブ(花王株式会社) | パウダー配合・にごりタイプ以外ならOK |
バスクリン きき湯(株式会社バスクリン) | にごりタイプ以外ならOK |
バスロマン(アース製薬株式会社) | にごりタイプ以外ならOK |
旅の宿(クラシエ株式会社) | にごりタイプ以外ならOK |
これらの入浴剤は、パナソニック側が使用を許可しているものです。ただ、にごりタイプやパウダー配合タイプの入浴剤は使えないので、入浴剤の購入時には注意しましょう。
これらの入浴剤以外を使った場合、エコキュートの故障リスクが上がります。
パナソニックの一部のエコキュートで入浴剤は使えない!どんなリスクがあるの?
見てきた通り、入浴剤の使用には気を付けなければなりません。では、なぜフルオートタイプで入浴剤を自由に選べないのでしょうか。その主な理由を紹介します。
循環口が詰まる
フルオートタイプのエコキュートで推奨外の入浴剤を使うと、循環口が詰まる可能性があります。
フルオートタイプは、エコキュートの給湯タイプの中で唯一追い炊き機能が付いているモデルです。追い炊き機能は浴槽のお湯を循環させて温める仕組みなので、推奨外の入浴剤を使用すると循環口が詰まる可能性が高まります。
配管が腐食したりサビついたりする
入浴剤の成分によっては、配管が腐食したりサビついたりする恐れもあります。
これらが発生したら、エコキュートを正常に使えなくなる恐れもあり大変危険です。
パナソニックのエコキュートで入浴剤を使いたい!気を付けるべきポイントは?
メーカー側が推奨している入浴剤の使用であっても、フルオートタイプで入浴剤を使うのなら気を付けるべきポイントはいくつかあります。
ここからは、エコキュートで入浴剤を使う場合に気を付けたいポイントを6つ紹介します。エコキュートの寿命を全うするためにも、ぜひ頭に入れておきたいポイントなのでご一読ください。
①複数の入浴剤を混ぜない
気を付けるべきポイントは、複数の入浴剤を混ぜないことです。
複数の入浴剤を混ぜることで快適なバスタイムを実現している人もいるかもしれません。しかし、エコキュート本体のためを思うと、複数の入浴剤を混ぜ合わせることは推奨しかねます。成分が過剰になってエコキュートの故障リスクが上昇する可能性があるからです。
「お湯張り1回で使える入浴剤は1つまで」と決めましょう。
ちなみに、複数の入浴剤を組み合わせることは、体にもあまりよろしくないといわれています。
②自動配管洗浄モードをONにする
給湯専用およびセミオートタイプのエコキュートでも、入浴剤を使用することで多少なりとも配管に影響があります。
したがって、自動配管洗浄モードが搭載されている機種なのであれば、モードをONにしましょう。配管内に残った成分を都度きれいにしてくれるので、エコキュートの不具合の発生を最小限にできるかもしれません。
③配管の定期的な洗浄を心がける
配管の定期的な洗浄を心がけることも大切です。
入浴剤を使うと、配管の中に少なからず入浴剤の成分が沈殿します。入浴剤の成分が悪さをしないためにも自動配管洗浄モードをONにしたいですが、時には手動での掃除も必要です。
できれば3〜6か月に1回程度は配管の洗浄を心がけていけると良いでしょう。
入浴剤を毎日使う家庭では1か月に1回程度は配管の洗浄を行うと、エコキュートを安心して使い続けられるかもしれません。
④入浴後は浴槽の中を丁寧に洗う
入浴後は浴槽の中を丁寧に洗うことも心がけましょう。
入浴剤の微細な成分が残ってしまうと、配管の詰まりが発生する恐れがあるからです。また、入浴剤を入れたにも関わらず掃除を怠ると、バスタブに色が移る可能性もあります。
⑤浴槽フィルターを定期的に掃除する
浴槽フィルターの定期的な掃除も心がけましょう。
ぱっと見では、汚れの付着がわかりにくいです。しかし、掃除を怠ると汚れが蓄積され、最悪の場合は浴槽フィルターが目詰まりを起こします。目詰まりすると、エコキュートを正常に使えなくなる恐れも…。
こまめに掃除をしていれば、小さな労力で済みます。毎日コツコツと掃除を続けることで、エコキュートの故障も防ぐことができるでしょう。
⑥貯湯タンクの水抜きを定期的に行う
貯湯タンクの水抜きを定期的に行うことも大切です。
入浴剤を使うからといって、入浴剤の成分が貯湯タンクに必ず入り込むわけではありません。しかし、確率が0ではないため、貯湯タンクの水抜きを行い、溜まっている不純物を取り除いてあげると良いでしょう。
入浴剤の使用頻度にもよりますが、3〜6か月に1度は貯湯タンクの水抜きをできると安心です。
パナソニックのエコキュートで誤って入浴剤を使った!対処法は何がある?
いくら気を付けていても、推奨されていない入浴剤を使う確率を確実に0にすることは難しいです。では、推奨外の入浴剤を誤って使用した場合の対象法は何があるのでしょうか。解説します。
追い炊き機能を停止する
入浴剤を入れた直後に誤りに気づいたのなら、追い炊き機能を停止しましょう。
追い炊き機能を停止していれば、配管への汚れ付着は最小限で済む可能性が高いです。
排水して浴槽を丁寧に洗う
誤った入浴剤を使ったのなら、排水して浴槽を丁寧に洗うことも大切です。
入浴剤の成分が配管に流れる確率を少しでも低くできるよう、できれば早急に排水したいところです。
入浴剤の使用には要注意!パナソニックのエコキュートで快適なバスタイムを!
今回の記事では、パナソニックのエコキュートで入浴剤は使えるのかについて解説しました。給湯タイプによっては入浴剤を自由に使えますが、メーカー側が推奨している入浴剤しか使えない給湯タイプもあります。
どちらの場合でも、入浴剤に含まれる一部の成分が悪さをすることがあるため、入浴剤の使用後は浴槽を丁寧に洗ったり、配管の定期的な掃除を心がけるなどしましょう。
この記事の監修者

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