IHクッキングヒーターで後悔するのは本当?解決法を紹介します
「IHクッキングヒーターを導入すると後悔するって聞いたけど、本当?」
「IHクッキングヒーターを導入しても後悔しない方法って何かあるの?」
このような疑問を抱えている方はいませんか。
最近では、ガスコンロだけでなく、IHを取り入れる方も増えました。
しかし、クチコミの中には「後悔した」ということが書かれていることもあります。
そこで今回は、IHクッキングヒーターは後悔するのかどうかについて紹介します。
目次
IHクッキングヒーターで後悔する?
まずは、IHクッキングヒーターについてご紹介します。
IHクッキングヒーターとは
まず、そもそもIHクッキングヒーターとは、どういったものを指すのでしょうか。
IHクッキングヒーターとは、火を使わないで、鍋自体を熱くすることで調理ができる調理器具のことです。
ガスコンロの場合はガスでつけた火の熱が鍋を熱くするので異なります。
そして、IHクッキングヒーターには「卓上型」「据え置き型」「ビルトイン型」の3種類あります。
卓上型はカセットコンロのIH版で、価格も3,000〜7,000円と手頃な価格です。
据え置き型はガスコンロを配置するスペースに据え置くもので、価格は5〜13万円と高くなります。
ビルトイン型はシステムキッチンに対応しているタイプのもので、価格は3〜13万円程度です。
IHクッキングヒーターを紹介
続いては、IHクッキングヒーターのメリットとデメリットを紹介します。
メリットを紹介
メリットとしては、まず初めに掃除のしやすさがあげられます。
IHクッキングヒーターは平たいプレートです。
そのため、焦げがこべりついて取れないといった心配もなく、汚れをさっと拭き取れます。
また、炎が出ないため、換気扇もあまり汚れません。
そして、火を使っていないため、子供がいる場合でも安心できることです。
火が出る場合、お子さんと料理すると家事が起こるか心配になるでしょう。
しかし、IHクッキングヒーターの場合、フライパンが台の上にないと加熱しないといったように、子供も安全に使用できます。
デメリットを紹介
IHクッキングヒーターの主なデメリットは以下の二点です。
- IH対応のものしか選べない
- 料理によっては不向き
まずは、IH対応のものしか選べなくなることです。
IHクッキングヒーターはプレートが平面なので、使用できる調理器具が限定されます。
製品の幅が広がってきてはいますが、まだまだ少ないです。
新たに買い換えないといけない場合はデメリットでしょう。
また、直火を必要とする料理には不向きということです。
料理が好きな方で、直火にこだわる方であれば向いていないでしょう。
IHクッキングヒーターの失敗談とその解決策
ここからは、IHクッキングヒーターを実際に使って、後悔した人の感想を見ていきましょう。
解決策も紹介するため、自分には向いているのか考えましょう。
5つ紹介します。
鍋底が歪むと上手く加熱されない
1つ目は、鍋底が歪んだ場合、上手く加熱されないことです。
フライパンを長年使った場合、形が少しは歪んできますよね。
中心部が盛り上がったり、逆に窪んだりと少し歪な形になるでしょう。
そうなった場合、IHクッキングヒーターだと上手く加熱されず、均一に熱が入りにくくなる可能性があります。
先ほどから何度か説明しているように、IHクッキングヒーターは平面プレートです。
そのため、センサーの感度が鈍くなったり、熱の伝わり方が悪くなったりします。
この場合、解決方法は新たなフライパンを購入することです。
出費が嵩みますが、良いフランパンを購入すれば比較的形が歪むこともなく、長く使用し続けられるでしょう。
フライパンを振れない
2つ目は、フライパンを振れないことです。
これはIHクッキングヒーターの大きな弱点です。
料理好きな方であれば、チャーハンを作るときに振ったり、オムレツを作るときやニンニクを弱火で炒める時にフライパンを傾けたりしたいでしょう。
IHクッキングヒーターを使用する場合、フライパンが離れていると加熱が止まってしまいます。
そのため、それらの調理方法ができなくなります。
これは料理にこだわりたい方だと辛いですよね。
しかし、現在では鍋振りに対応したIHも発売され出しました。
そのため、少し値は張りますが、そういったIHクッキングヒーターを購入すると良いでしょう。
アルミ鍋が使えない
3つ目は、アルミ鍋などが使えないことです。
通常のIHクッキングヒーターでは、アルミ鍋などが使用できません。
しかし、IHクッキングヒーターの中には、オールメタル対応のものも発売されました。
オールメタルとは、アルミや銅の鍋も使えるIHのことです。
そのオールメタル対応のものを購入すれば、セット物の使い捨てのアルミ鍋に入った鍋物や麺類を調理することが可能になります。
どういった料理が作りたいか、これまでどういったものを作ってきたのか考えて、オールメタル対応か決めましょう。
温度センサーがアバウト
4つ目は、温度センサーが正確でないことです。
これは揚げ物をするときに人によってはデメリットになるでしょう。
180度に設定したとしても、上手く揚がらなかったり、逆に焦げてしまったりするという事例を聞きます。
その素材の温度や鍋の大きさ、油の量によって異なりますが、ガスコンロの時よりも難しいでしょう。
そういった時は、油温度計を準備しましょう。
それを使えば正確に計る事ができるので安心でしょう。
停電時に役に立たない
5つ目は、停電時に全く役に立たなくなる事です。
IHクッキングヒーターは電気の力で加熱します。
そのため、停電が起きると電気が使えなくなり、IHクッキングヒーターも使えなくなります。
最近では、東日本大震災や大阪北部震災をはじめとした災害が増えており、それに伴って停電が起こるようになりました。
そういった事態の際、ガスコンロがあれば対応できますが、IHクッキングヒーターでは対応できません。
では、IHクッキングヒーターを導入している方は対処法がないのでしょうか。
実はおすすめの対処法があります。
それは蓄電池を導入することです。
蓄電池があれば、停電が起きた時でもIHクッキングヒーターを使えるようになります。
蓄電池については、このあとしっかり見ていきましょう。
IHクッキングヒーターで後悔しないためには蓄電池!
ここからは、蓄電池の説明に移ります。
蓄電池は停電時には大きな効果を発揮します。
蓄電池とは何か、メリットには何があるかなどを確認していきましょう。
蓄電池とは電気を貯められる
まず初めに、そもそも蓄電池とは何かについて紹介します。
名前は聞いた事がある方も多いでしょう。
蓄電池とは、電力を貯められ、必要なときに使えるバッテリーのことです。
そのため、停電が起きた際には、蓄電池にためておいた電力を用いて家電を使用できます。
停電時に不安なときに大きな安心材料になるでしょう。
蓄電池のメリットを紹介
ここからは、蓄電池のメリットについて紹介します。
メリットは大きく3つあります。
電気代削減
1つ目のメリットは、深夜電力の活用で、電気代が削減できることです。
電気を使う場合、最初に電力会社との契約を結びます。
その契約プランの中には、昼間は電気代が高く、夜は安くなるというプランがあります。
もしそのプランを選んだ場合、夜に蓄電池に充電をしておいて、昼にその電気を使えば節電につながります。
そうすることによって、その差分が電気代削減につながります。
災害時や停電時でも安心
2つ目のメリットは、災害時や停電時でも安心できることです。
蓄電池があれば、停電時にも家電を使用する事ができます。
もし7.4kWhの蓄電容量がフル充電だった場合、一般的な家電の種類であれば、テレビ・パソコン・照明・扇風機・携帯電話の充電・冷蔵庫を12時間使用し続ける事ができます。
そして、使う家電を選んだ場合はもっと長く使用できます。
停電時には、普段とは異なる生活を送ることになり、とても不安になります。
そんな時、できるだけ普段と似た生活を送るためには蓄電池が必要です。
蓄電池とその使い方によっては数日持つので、災害が怖い方は導入してみてはいかがでしょうか。
太陽光発電で作った電気を貯められる
3つ目のメリットは、太陽光発電で発電した電気を貯められることです。
突然ですが、固定価格買取制度と呼ばれる制度をご存知ですか。
これは太陽光発電で余った電気を高額で電力会社に買い取ってもらう制度です。
10kW未満であれば期間は10年です。
つまり、10年を過ぎた場合は電力会社から高額な値段で買い取ってもらえなくなります。
目安として、制度が適用されているときに電力会社で買い取ってもらう場合は売電単価が20円程度なのに対し、10年経つと10円以下になります。
およそ半分になるのは残念ですよね。
そんなときに蓄電池があればどうでしょうか。
蓄電池があれば、太陽光発電で生み出した電気を蓄えておけます。
そのため、安い価格で電力会社に売る必要がありません。
日中の電気代が34円/kWhと考えると、貯めて使った方が良いでしょう。
また、太陽光発電があると、先程紹介した以下のメリットにも嬉しい相乗効果があります。
- 深夜電力の活用で電気代が削減できること
- 災害時や停電時でも安心できること
まずは節電です。
太陽光発電が日中発電し、それを蓄電池に充電しておきます。
そして、その貯めた電気を夜間に使った場合、電力会社から電気を購入する必要がなくなります。
つまり、自給自足が可能になります。
電力の自給自足によって大きく節電できるでしょう。
加えて、停電時にもさらに安心がもたらされます。
太陽光発電は電気の有無は関係がありません。
太陽の光があれば大丈夫なので、停電時にも電気を生み出せます。
太陽光で発電した電気を蓄電池に蓄えておいた場合、いつでも電気を使用する事ができます。
停電は数時間のものもあれば、1週間程度続くものもあります。
そんなときに太陽光発電と蓄電池を持っていたら、その1週間もおそらく乗り越えられるでしょう。
蓄電池の注意点
ここまでは蓄電池のメリットを紹介してきました。
ここからは蓄電池の注意点を紹介します。
メリットだけではないことを確認しましょう。
導入費用が高くなる
まずは導入コストが高くなることです。
低容量で低価格のものであれば数十万円、家中の電力を補えるものであれば数百万円かかります。
多くの方にとって簡単に支払える金額ではないでしょう。
加えて、設置工事を外注する販売店だった場合、工事費用が割高になります。
これらの費用はどのように決まっているでしょうか。
価格を決める要素の一つが種類です。
蓄電池には、停電時に家中の電気が使えるようになる「全負荷型」と一部の家電製品や部屋でしか使えない「特定負荷型」の2種類があります。
もちろん全負荷型の方が高額になります。
また、容量によっても金額は大きく異なります。
容量が大きければ大きいほど停電時に長く利用できますが、その分費用は高くなります。
蓄電池を選ぶ際に重要なポイントになるでしょう。
ただし、現在では国や地方自治体が蓄電池の導入に積極的になっており、補助金が出されるケースも多くあります。
補助金を上手く活用した場合は費用を抑えられるので、住んでいる地域の情報を調べるようにしましょう。
寿命がある
続いては、蓄電池には寿命があることです。
蓄電池は永遠に使えるというわけではなく、およそ10年~30年程度の寿命があります。
充電と放電を繰り返し行うため、バッテリー自体が劣化し、蓄電容量が減ってしまいます。
そして、蓄電池の寿命はサイクル寿命と呼ばれています。
1サイクルとは電池残量が100パーセントから0パーセントに、そしてまた100パーセントになるという充放電のサイクルを指します。
このサイクルが多いものであれば12,000サイクル以上、少ないものだと3,000サイクル程度と4倍近い差があります。
寿命があることは認識しておきましょう。
設置スペースが必要
最後は、設置スペースが必要なことです。
蓄電池にはメーカーや機種によって、屋外専用や屋内専用などがあります。
その大きさはエアコンの室外機と同じくらいです。
そのため、一定の設置スペースが必要になることには注意しましょう。
また、設置場所に関しても注意が必要です。
高温多湿は避けて、結露が発生しにくい場所を選ぶ必要があります。
工事店に下見に来てもらえますが、自分でも事前に設置希望場所を確保しておきましょう。
IHクッキングヒーターの問題に対処し、後悔を避けましょう!
今回は、IHクッキングヒーターの特徴や後悔したこと、蓄電池の特徴などについて紹介しました。
IHクッキングヒーターは掃除がしやすく、火事の危険性もありませんが、上手く加熱されないなどのデメリットもあります。
それぞれのデメリットや後悔したことに対しては対処が可能です。
特にもっとも心配される停電時に使えなくなることに対しては、蓄電池がおすすめです。
蓄電池があれば、太陽光発電で作った電気を貯めて停電時にも使えたり、節電をできたりします。
IHクッキングヒーターを購入する方は蓄電池も一緒に購入してみるのも良いでしょう。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
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