太陽光発電の訪問販売は信用できる?【注意点とトラブル例を紹介】
今回は太陽光発電の訪問販売について解説します。
みなさんは太陽光発電の訪問販売を経験したことがありますか?
まだないという人は、もしかしたら今後、太陽光発電の訪問販売に出くわすかもしれません。
特に最近は「カーボンニュートラル」などの横文字を巧みに使ってそれなりのセールストークをしてきます。
そうなったときにどのように対応すれば良いのでしょうか。
本記事では太陽光発電の訪問販売の特徴や、対処法について解説していきます。
訪問販売に上手く対応できるか不安な方は、ぜひ本記事を最後まで読んでみてください。
目次
そもそも訪問販売とは?
そもそも訪問販売とは一体なんなのでしょうか。
特定商取引法ガイドによると、訪問販売とは「事業者が消費者の自宅に訪問して、商品や権利の販売又は役務の提供を行う契約をする取引」と定義しています。
つまり、事業者が直接自宅に営業してくる販売が訪問販売といえます。
訪問販売は特定商取引法によっていくつかの規制があるため、明らかに悪徳な訪問販売は滅多にないといえます。
ただし、自宅での営業になるため、物的証拠を残しづらい環境でもあります。
それに加え、巧みなセールストークで消費者の心を掴んでくる店にも注意が必要です。
特に太陽光発電の訪問販売の場合、販売員が実際に家を見ることで太陽光発電に適しているか適していないかを判断、これをセールストークに盛り込んできます。
そのため、消費者側の立ち回りが非常に重要となるのです。
訪問販売はデメリットだらけ
訪問販売はメリットが少なく、デメリットだらけです。
ここでは訪問販売のデメリットについて説明していきます。
デメリットは以下の通りです。
- 価格が高い
- 見積もりの質が低い
- アフターフォローが実施されない
それぞれ解説していきます。
価格が高い
訪問販売の太陽光発電は総じて価格が高い傾向にあります。
理由は2つあります。
1つ目の理由は悪徳業者の割合が多いことにあります。
訪問販売の場合、販売員の強引なセールストークで無理やり購入させることが可能です。
そのため、悪徳業者が訪問販売を実施することが非常に多い現状があります。
もう1つの理由は、訪問販売になるとコストがかかることが挙げられます。
悪徳業者ではなく、良質な訪問販売会社だとしても価格が高くなってしまうのです。
太陽光発電の訪問販売は、太陽光発電自体のコストはもちろんのこと、訪問販売会社の利益、販売員の歩合給が上乗せされます。
そのため、通常の販売会社と比べると訪問販売会社の方が価格が高くなってしまうのです。
もし太陽光発電の訪問販売に出くわしたら、一旦話を聞いてみて、後日別の販売会社で購入をする、ウィンドウショッピング的な使い方が良いかもしれません。
見積もりの質が低い
悪徳業者に限った話になるかもしれませんが、訪問販売は見積もりの質が低いことが挙げられます。
訪問販売をするからには、メリットを徹底的に解説する必要があるので、デメリットの説明を省く販売員が非常に多いのです。
また、訪問販売は離職率が高い業界でもあります。
そのため、積極的に誰でも採用するようなケースが多く、訪問販売は体力が必要になるので新人営業マンが担当することが多くなるのです。
そもそも逆説的に考えれば、「積極的な営業が必要なぐらい見積もりがよろしくない」という解釈もできます。
そのため、悪い部分を隠しているかのような見積もりを提示されることがほとんどなのです。
アフターフォローが実施されない
訪問販売の良くあるトラブルとして、アフターフォローが実施されないことが挙げられます。
そもそもアフターフォローのサービスは、企業の信頼獲得のために実施されており、利益が出しづらい部分です。
悪徳であればあるほど、アフターフォローサービスの質が低くなるのは言うまでもありません。
場合によっては連絡がつかなくなることもあるそうです。
訪問販売会社の評判に要注目です。
トラブルはどうやって回避する?
訪問販売にはデメリットがたくさんあるので、トラブルも起きやすいです。
ここではどのようにしてトラブルを回避するのか、その方法を解説します。
方法は以下の通りです。
- 訪問販売は無視
- 契約してしまった場合はクーリングオフを実施
- 太陽光発電の知識を身に付ける
それぞれ説明していきます。
訪問販売は無視
訪問販売は基本的に無視するスタンスを取りましょう。
見知らぬ人がチャイムを鳴らしたら、とにかく無視するのです。
少しでもセールストークを聞いてしまうと心が揺らいでしまうので、自信がない人は徹底的に無視するのが一番です。
念のため…ということであれば、ドア越し(画面越し)で相手の名前や所属を伺うようにすると良いでしょう。
これで自分に必要ないと思ったら、そのままやり取りを中断するようにします。
一回でもドアを開けてしまうと強引にセールストークが展開される可能性があります。
絶対にドアを開けないようにしましょう!
契約してしまった場合はクーリングオフを実施
もし契約してしまった場合にはクーリングオフを実施しましょう。
特定商取引法では、訪問販売のクーリングオフでは以下のように記載されています。
訪問販売の際、消費者が契約を申し込んだり契約をしたりした場合でも、法律で決められた書面を受け取った日から数えて8日間以内であれば、消費者は事業者に対して、書面により申込みの撤回や契約の解除(クーリング・オフ)ができます。
また、クーリングオフの事項についても赤枠の中に赤字で記載しなければなりません。
さらに、書面の字の大きさは8ポイント(官報の字の大きさ)以上であることが必要です。
つまり、契約してから8日間以内であれば契約を解除することができるということです。
また、契約書には分かりやすいようにクーリングオフの記載をしなければいけません。
契約書をしっかり読んで、クーリングオフの準備をしておけるようにするといいでしょう。
太陽光発電の知識を身に付ける
最も合理的な回避方法は、事前に太陽光発電の知識を身につけておくことです。
太陽光発電の仕組みはもちろんのこと、どこのメーカーがオススメで、どれくらいの価格帯なのか。
これらを押さえておくと、販売員のセールストークに乗っかってしまうことはなくなるでしょう。
ネット上の意見を参考にするだけでなく、書籍を読んでFIT制度(固定価格買取制度)や再生可能エネルギーの知見を高めるのも良いでしょう。
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まとめ
それでは本記事をまとめていきます。
- 太陽光発電の訪問販売はメリットが少ない
- 基本的には完全無視するのが望ましい
- 仮に契約してしまったらクーリングオフができる
自信がない方は完全無視するようにするのがいいでしょう。
そして訪問販売で購入した太陽光発電はメリットが少ないので、極力購入しないようにしましょう。
本記事を参考にして、太陽光発電の訪問販売の対策をしていただければ幸いです。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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