エヌエフ回路設計ブロックの蓄電池とは?【災害対策にこれ1台】
自宅に設置し電気を貯めることで停電などの災害に備える「蓄電池」。
みなさん、価格だけで機器を決めたりしていませんか?
実は、蓄電池は製造しているメーカーによって特徴が大きく異なっているんです。
今回は、知る人ぞ知る蓄電池メーカー「エヌエフ回路設計ブロック」について紹介していきます。
ユーザーの口コミや購入価格についても詳しく解説しているので、蓄電池選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。
目次
「実は知ってる…?」多くの会社で販売されているエヌエフの蓄電池
エヌエフ回路設計ブロックはユーザー向けに蓄電池の販売をおこなっていないため、社名もご存じない方が多いかと思いますが、非常に多くの台数を出荷している蓄電池メーカーです。
ここでは、エヌエフ回路設計ブロックのかんたんな会社紹介と、製造している蓄電システムの特徴について紹介していきます。
会社概要
エヌエフ回路設計ブロックは、神奈川県横浜市に拠点を置く「エヌエフホールディングス」のグループ企業。
グループ全体で、開発・製造・販売・アフターサービスまでを一貫しておこなっている点が強みです。
エネルギーから電子部品に至るまで幅広いジャンルに商品やサービスを提供していますが、今回紹介する「エヌエフ回路設計ブロック」は、その中でも特に電子部品の製造・販売に力を入れています。
60年以上培ってきたノウハウを活かし、現在は海外に拠点を広げている勢いのある企業です。
「もしも」の際に役に立つ基本性能
そんなエヌエフ回路設計ブロックで製造されている蓄電システムは、災害時の急な停電など、「もしも」のときに役立つ基本スペックが魅力のひとつです。
たとえば、蓄電容量は9.8kWhと大容量。
環境省のホームページに掲載されているデータを基に計算すると、1世帯が1日あたり消費している電力は約11~12kWh。
世帯員の構成やご利用状況によっては若干節約が必要になってきますが、それでもフル充電することで約1日分の電力を賄うことができます。
また負荷形式は、すべての部屋で蓄電池からの電力を供給可能な「全負荷型」。
エヌエフ回路設計ブロック製蓄電システムがあれば、停電が発生した場合でも、普段とそこまで変わらない生活を送ることができるかもしれません。
200V電源対応製品で、オール電化住宅でも問題なし
蓄電池を購入するうえで、注意したいポイントのひとつに「電圧」があります。
電圧とは、供給する電気の「強さ」をあらわしており、この値が高ければ高いほど大きな家電製品を動かすことができます。
エヌエフ回路設計ブロック製の蓄電システムは、200V電源への電気供給に対応。
通常蓄電池は、100Vまでの電源にしか対応できないケースが多いので、この点はエヌエフ回路設計ブロック製蓄電池の大きな強みですね。
さらに、200V電源に対応することで、エアコンやオーブンレンジ、食洗機などの大型家電も蓄電池から電源を供給することが可能に。
自宅にあるすべてのエネルギーを電気で賄う「オール家電住宅」にお住まいの方にとっては、200V対応電源は必須スペックとなっています。
多くの商社やメーカーで採用・販売された実績を持つ
「大容量」・「全負荷形式」・「200V電源対応」とあらゆる利用シーンに対応可能なエヌエフ回路設計ブロックの蓄電池は多くのユーザーに人気があり、複数の商社やメーカーで採用・販売されている実績を持ちます。
- 伊藤忠商事「Smart Star L」
- 伊藤忠エネクス「エネパワボL」
- DMMエナジー「DMM. make smart」
- ネクストエナジー「iedenchi-NX」
現在、エヌエフ回路設計ブロックで製造している蓄電池を扱っているメーカーは全4社。
メーカーによっては、名前を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これだけ多くのメーカーで取り扱いがあるということが、この蓄電システムの良さを物語っていますね。
エヌエフ製蓄電池の相場価格って取扱店によって異なるの?
「大容量」で「全負荷形式」と、災害時に求められている要件をすべてクリアしているエヌエフ回路設計ブロック製の蓄電システムですが、実は自社での販売はおこなっておらず、ほとんど同じスペックを持った機器が異なる企業から販売されています。
ここでは、エヌエフ回路設計ブロック製蓄電池の基本スペックと、販売元による機能や価格の違いについて触れていきます。
エヌエフ回路設計ブロック製蓄電システムの基本スペック
まずは、どの販売元でも共通している基本スペックについて紹介。
タイプ | 単機能タイプ |
負荷形式 | 全負荷形式 |
蓄電容量 | 9.8kWh |
エヌエフ回路設計ブロック製蓄電池は単機能タイプのため、すでに太陽光発電システムを導入されているご家庭でも、既存のパワコンを撤去せずに設置することができます。
負荷形式は「全負荷型」。
さきほど紹介したように、停電が発生した際でもご自宅のすべての部屋からいつもどおり電源を利用することが可能です。
蓄電容量も9.8kWhと大容量。
フル充電の状態であれば、家族で消費する1日分の電力を1台で賄うことができます。
太陽光発電と組み合わせれば、長期停電が発生した場合でも不便なく生活することも可能かもしれませんね。
販売元によるスペックや価格の違い
続いて、販売元によるスペックや価格の違いについて紹介していきます。
販売元 | 製品名 | AI連携 | 希望小売価格 |
伊藤忠商事 | Smart StarL | 有 | 2,930,000円 |
伊藤忠エネクス | エネパワボL | 有 | 2,850,000円 |
DMMエナジー | DMM. make smart | 無 | 2,850,000円 |
ネクストエナジー | iedenchi-NX | 有 | 3,223,000円 |
いずれの製品も、基本スペックに関してはさきほど紹介した通りとなっていますが、細部でやや違いがあります。
たとえば、「AI連携」。
直近の電気の利用状況や翌日の天気予報の情報をAIを用いて分析し、効率の良い充放電をおこなう機能ですが、DMMエナジーから販売されている「DMM. make smart」にはAI連携機能は搭載されていません。
AI連携ができない分充放電の効率は悪くなってしまいますが、その代わりに、初期費用や月々発生するランニングコストを抑えることができます。
販売元カタログに掲載されている「希望小売価格」を比較しても、数十万単位で差がありますね。
価格に関しては、実際に購入する小売店によって大きく異なるので、検討する際にはじゅうぶんご注意ください。
【ユーザーの声、聞いてみました】エヌエフ製蓄電池の口コミについて
ここでは、インターネット上で見つけられるエヌエフ回路設計ブロック製蓄電システムに関する口コミについてまとめています。
「蓄電容量が大きいから自然災害が原因で長期停電が発生しても大丈夫!」
エヌエフ回路設計ブロック製蓄電池の蓄電容量は9.8kWhと大容量。
さらに、全負荷形式のため停電時でも自宅の全ての部屋で電源を利用可能です。
「スマートスターLは、停電時でも太陽光発電を稼働しながら電気を利用できるから便利。」
こちらも停電時についての口コミです。
一般的な太陽光発電システムは、停電時に出力可能な電力が1.5kWに制限されてしまいますが、エヌエフ回路設計ブロック製の蓄電システムを導入することで最大6kwまで出力を上げることができます。
停電時でも安定して電気を作り続けられるので、何かがあった際でも安心ですね。
「蓄電池に200~300万円はちょっと高いかも…」
エヌエフ回路設計ブロック製蓄電システムの希望小売価格は、各メーカーともに300万円前後。
基本性能には問題ありませんが、やはり価格がネックになってきますね…
災害時の備えとして蓄電システムの導入を検討している方以外は、価格帯を落として選び直しても良いかもしれません。
「もしも」の停電には、エヌエフの蓄電システム1台でバッチリ
今回は、災害時の備えとして最適な蓄電池メーカー「エヌエフ回路設計ブロック」について紹介しました。
エヌエフ回路設計ブロックは、メーカーや商社と共同で蓄電池を開発している会社で、伊藤忠商事やネクストエナジーなど複数の会社でその技術が採用されています。
初期費用は本体のみで200~300万円とやや高額ですが、9.8kWhの蓄電容量に全負荷形式と停電時の備えとして完璧なスペックが備わっています。
自然災害に備える「お守り」として、エヌエフ回路設計ブロック製の蓄電システムを導入してみてはいかがでしょうか。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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