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停電したらトイレは使える?停電対策として有効なものについても!

トイレ・洗面所 2024年01月04日更新

停電したら困るものとして「トイレが使えないかもしれない」という悩みがありますよね。

しかも、小さなお子さまや高齢者と同居の場合、長期に渡ってトイレが使用不可になるのは相当な痛手といえるでしょう。

今回の記事では、停電したらトイレは使えるのか、停電時にトイレを使う方法、停電対策として有効なアイテムを紹介します。

停電したらトイレは使える?種類別に紹介!

停電したらトイレは使えるのでしょうか。

トイレの種類別に紹介していきます。

一般的な水洗トイレは使用可能

停電しても、一般的な水洗トイレであれば使用可能です。

水洗トイレはトイレの種類の一つで、停電時に使用可能な水洗トイレは、タンク式トイレになります。
タンク式トイレは、タンク内に排水用の水を溜めておけるトイレのこと。昔主流だったトイレの形ですね。
タンク式トイレは、排水レバーを回すとタンク内の水が水圧で自動で流れ出て排水作業をします。

要は、排水作業に電気を使用していないので、停電時でも排水が可能というわけです。

タンクレストイレやパネル式トイレは使用不可

タンクレストイレやパネル式トイレは、停電時に排水ができません。
というのも、タンクレストイレは排水用の水を溜めて流すシステムを採用しておらず、
水道の水を直接流すシステムを採用しているからです。

パネル式トイレは、壁に設置されている洗浄ボタンを押すことで排水してくれるトイレのこと。
壁のボタンと排水は電気で連携を取っているので、停電が発生するとトイレの汚物を流すことはできません。

また、便座の開閉を自動で行ってくれるタンクレストイレやパネル式トイレの場合、停電が発生するとトイレの便座が開かないトラブルにも遭遇することになるでしょう。

朗報!タンクレストイレでも停電時に水を流す方法がある!やり方は?

最近新築を購入した家庭では、人気のあるタンクレストイレやパネル式トイレを採用している場合がほとんどでしょう。
しかし、万一の際にトイレの排水ができないのは大きなデメリットですよね。

とはいえ、タンクレストイレやパネル式トイレでも、緊急時にトイレの水を流す方法は存在しています。
ここからは、タンクレストイレなどで停電時に水を流す方法について解説します。

非常時に水を流せるハンドルがある場合がほとんど

タンクレストイレやパネル式トイレでは、非常時に水を流せるハンドルがある場合がほとんどです。
便器の側面などに非常用の排水レバーがあり、そのレバーを引くことで停電時にも排水が可能になります。

ただ稀に、非常用の排水レバーがないトイレもあります。
非常事態に備え、常日頃から非常時のトイレ排水に関してしっかり知識を入れておくことをおすすめします。

バケツに水を汲んで流す方法もある

とても原始的ではありますが、バケツに水を汲んで便器内の汚物を流す方法もあります。

一般的な方法は、以下の通りです。

  1. バケツ一杯分の水(7リットル程度)を一気にトイレに流し込む
  2. 汚物が流れたことを確認
  3. バケツ半分量の水(3.5リットル程度)をゆっくり流し込む
  4. 便器内の水量が通常と同程度になることを確認

上記の方法で、トイレの汚物は“見た目上”排水されます。

しかし、あくまでも「見た目上」のこと。上記の方法で排水しても、配水管の中に汚物が停滞している可能性は十分に考えられます。

したがって、2〜3回ごとに上記①の工程を「10リットル程度の水を一気にトイレに流し込む」に変更してください。

停電してもトイレを使いたい!停電対策として有効なものは何?

停電しても、トイレは我慢できません。

特に、小さなお子さまや高齢者と同居の場合、停電時のトイレに関しては悩む部分もあるでしょう。

最後に、停電時のトイレ対策を以下の通り3つ紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

家庭用蓄電池を導入する

停電対策として、家庭用蓄電池を導入することがおすすめです。

家庭用蓄電池とは、電気を溜めておける機械のこと。
停電発生前に蓄電池残量を満タンにしておけば、蓄電容量にはよるものの、半日〜1日程度は停電を免れることができます。
一時的な停電時に、大きく貢献してくれることでしょう。

太陽光発電を導入する

太陽光発電を導入することも、停電対策として有効です。

太陽光発電は、日中に太陽光さえあれば発電が可能。
したがって、停電が発生してしまっても、外が快晴であれば家に電力を流すことが可能です。

とはいえ、太陽光発電が稼働するのは日中のみ。
しかも、曇天時や雨天時は、晴天時と同じ量の発電は見込めません。
したがって、先ほど紹介した
家庭用蓄電池との併用がおすすめです。

太陽光発電と家庭用蓄電池を併用すれば、太陽光発電で発電した電力を家庭用蓄電池に蓄電できます。
停電が長期化しても、太陽光が出てくれさえすれば停電を長期的に免れることが可能というわけです。

とても大きなメリットといえますよね。

災害用トイレをストックする

停電対策として、災害用トイレをストックする初歩的な準備も重要です。

家庭用蓄電池や太陽光発電を導入するのは、経済的にとても大きな負担になります。

また、集合住宅では個人の意思で導入ができない場合もあるでしょう。
しかし、災害用トイレであれば、経済的にもそこまで大きな負担にはならないですし、どのような住宅にお住まいでも購入できます。

先ほど、タンクレストイレやパネル式トイレでの、非常時の排水方法を紹介しました。
バケツに水を汲んで排水するという、とても力の必要な作業になります。

したがって、高齢者はもちろん、女性の一人暮らしという場合ではあまりおすすめできません。
災害用トイレが一つあれば重たい作業で苦戦することはないので、多くの方におすすめです。

停電してもトイレを使いたい!蓄電池や太陽光発電があれば安心!

停電すると、トイレの種類によっては排水ができないということが分かりました。
とはいえ、自然現象を我慢することは難しいですし、何かしらの対策が必要になることは容易に想像ができますよね。

そこでおすすめなのが、家庭用蓄電池や太陽光発電、非常用トイレです。

一戸建ての場合、家庭用蓄電池や太陽光発電の導入を前向きに検討すると良いでしょう。
集合住宅の場合、お住まいのマンションの規定を確認し、可能であれば簡易的な蓄電池や太陽光発電を導入できたら良いですよね。

どちらにせよ、比較的安価で購入できる非常用トイレの常備は必須です。

大災害が起こる前に、ぜひ停電対策グッズを今一度しっかり検討してみてくださいね。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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