蓄電池工事は詐欺が多いって本当?よくある事例や対策方法を徹底解説!
蓄電池の工事を検討する中で、詐欺や悪徳業者に騙されることは大きな懸念の1つですよね。
蓄電池の詐欺や問題事例に関する口コミはネット上でよく目にします。
とはいえ、ほとんどの業者は信頼できるものです。
そこで、本記事では一部の悪徳業者に騙されないために、詐欺の事例や、それに引っかからないための方法について解説していきます。
それでは、最初に再度本記事の内容を3行でまとめます。
- 蓄電池工事の詐欺や問題事例としては「嘘のセールストーク」「相場より高い値段呈示」「契約内容の不履行」などが挙げられる。
- 蓄電池工事で詐欺に引っかからないためには、「ネットでの情報収集」「他の業者との比較」「訪問販売を避ける」といった手法が有効である。
- 蓄電池工事で詐欺業者と契約してしまった場合は、「クーリングオフ制度」「民事」を利用することができる。
目次
よくある蓄電池工事の詐欺や問題となる事例
詐欺には、いくつかのパターンがあるものです。
このパターンを知っておくことで、実際に詐欺へ遭遇した時に騙されにくくなります。
それでは、詳しくそのパターンを見ていきましょう。
嘘のセールストークをする
蓄電池のセールストークでは、「月々どれくらいの経済効果がある」「定期的な無料メンテナンス」というフレーズがよく使われます。
しかし、このセールストークでは必ずしも本当のことを言っていない、という場合があるのです。
もちろん全てのセールスマンが嘘をつくということはありませんが、セールストークを鵜呑みにしないように注意することは必要です。
※全ての蓄電池に経済効果がないということではありません。この事例のセールスマンが実際にはありえないシュミレーションを出しただけですので、ご留意ください。
大事なことを言わないで契約を迫る
セールストークの常套手段の1つは、嘘は言っていないけれど都合の悪いことも言わない、というものです。
先述した国民生活センターの事例には続きがあります。
蓄電池に内蔵されたバッテリーには寿命があり、定期的な交換が必要です。
その寿命は蓄電池の種類によって数年~十数年とバラバラなのですが、この事例では数年に1度のバッテリ―交換が必要な蓄電池でした。
しかし、セールスマンはそれを事前に伝えておらず、家主は結果的に購入後に初めて数年に1度数十万円の費用が必要だと知ることになりました。
このように、セールスマンが嘘を話していない場合でも、大事なことを全て話伝えているとは限りません。
蓄電池の値段を過剰に釣り上げる
製品を相場よりも過剰に高く売りつけてくるセールスマンもいます。
「今決めていただければ〇%引き」「業界最安値」などと安値を主張していたけど実は高かった、ということもよくあることです。
このようなパターンでは、顧客に考える時間を与えないために、即決を強いる傾向にあります。
契約内容を守らない
一番最初の項目と被る内容ですが、「メンテナンスに来ると言いながら来ない」というように契約内容を守らない業者も存在します。
事前に注意することには限界があるため、このパターンでは基本的に事後的な対応が主となります。
蓄電池工事で詐欺に引っかからないための方法
ここまで、蓄電池工事の詐欺や問題事例について解説してきましたが、重要なことは実際に被害を受けないことですよね。
ここからは引っかからないための方法について解説していきます。
ネットで情報収集する
製品の相場は基本的に一定です。
他の製品よりも格安で同じレベルの性能を発揮する製品などは、ほとんどありえません。
そのため、提案内容が相場よりも安すぎるということがあれば、何かを疑った方が良いでしょう。
また、逆にネットでしっかりと調べることで、相場よりも値段を釣り上げられた製品を買うことも無くなります。
他の業者と比較する
他の業者と比較することで、問題のある業者と契約する可能性を減らすことが可能になります。
提案の内容、セールスマンの信頼性、業者の実績、説明事項をきちんと説明しているかなど、他の業者と比較することで見えるものは大きいです。
訪問販売と会わないようにする
セールスマンはその経験やスキルから、顧客を上手く説得する力を持っています。
後から考えるとおかしな話でも、その場では素晴らしい話と思ってしまうことが起こりうるのです。
訪問販売とは会わない方が無難でしょう。
また、会わないと決めた場合は、ご家族全体で徹底することが重要です。
高齢な方などは現役世代に比べて、訪問販売に押し切られてしまう可能性が高くなってしまうためです。
セルフチェックシートを利用する
蓄電池の購入に関して注意するべき情報をまとめた資料が存在します。
セールスマンの話だけを聞くのではなく、このような他の業者がまとめている説明事項とも比較すると、「セールスマンが信用できるのか」「本当に蓄電池を買う必要があるだろうか」といったことを考える材料になります。
蓄電池工事で詐欺業者と契約してしまった時の対応
最後に、問題のある契約をしてしまった時の対応方法についてご紹介します。
クーリングオフ制度を利用する
契約締結から8日以内であれば、クーリングオフ制度を利用可能です。
大まかな手続きは以下の通りです。
- 書面(はがきで大丈夫です)で販売業者へ通知を行います。
- この際、「特定記録郵便」などの記録が残る方法で送りましょう。
- 書面のコピーや送った記録は厳重に保管しましょう。
詳しくは国民生活センター
民事で訴える
契約の不履行などに関しては民事で訴えることが可能です。
冒頭でお伝えした「嘘のセールストークをする」の事例では、実際に民事で賠償金を勝ち取っています。
訴えることは非常に大変なことで、面倒くさいことでもありますが、最後の手段として有効です。
【まとめ】詐欺や嘘に注意して、慎重に蓄電池工事を行おう!
いかがでしたか?
全体として蓄電池工事に関する詐欺や嘘について解説してきましたが、全ての蓄電池工事がそのような損を強いるものではありません。
実際は少数派です。
しかし、少数派ではあっても詐欺や嘘が存在しますので、ぜひ注意して取り組んでいただけると良いかと思います。
それでは、最後に再度本記事の内容を3行でまとめます。
- 蓄電池工事の詐欺や問題事例としては「嘘のセールストーク」「相場より高い値段呈示」「契約内容の不履行」などが挙げられる。
- 蓄電池工事で詐欺に引っかからないためには、「ネットでの情報収集」「他の業者との比較」「訪問販売を避ける」といった手法が有効である。
- 蓄電池工事で詐欺業者と契約してしまった場合は、「クーリングオフ制度」「民事」を利用することができる。
是非参考にしてみてくださいね!
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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