テスラ蓄電池Powerwallの機能やスペック・価格を徹底解説!
世界中で大きなシェアを持つ電気自動車メーカーのテスラ。
そんなテスラのバッテリー技術を生かした高性能・高コスパな蓄電池「Powerwall」をご存じでしょうか?
本記事ではPowerwallについてくわしく知りたい方に向けて、以下の3つのポイントを解説していきます。
- テスラPowerwallの概要・機能・価格
- Powerwallは日本の補助金制度の対象になるか
- Powerwallのメリット・デメリット
この記事を読めば、他メーカーの蓄電池との違いや、Powerwallの価格やスペックについてしっかり理解できるようになります。
補助金制度の対象なの?といった気になるポイントも解説していきますので、補助金で蓄電池を安く買いたいとお考えの方もぜひご覧ください!
目次
テスラ蓄電池Powerwallの概要や機能・価格をご紹介!
まずはじめに、Powerwallの概要やスペック、価格や独自の強みについて解説していきます。
Powerwallの概要
テスラ・Powerwall(パワーウォール)は、13.5kWhという超大容量と、税抜109万8,000円という驚きの安さが共存した魅力的な蓄電池です。
停電時は家中の電気製品に電力供給できる「全負荷型」の蓄電池であり、特別な操作をしなくても自動で運転を切り替えてくれます。
また、Powerwallは太陽光発電のパワコンと連携しない「単機能型」であるため、現在設置されているソーラーパネルのメーカーを選ばないという利点もあります。
ほかにもTeslaアプリによる遠隔操作・モニタリング機能や白色を基調とした高級感あふれるデザインなど、多くの魅力を兼ね備えた蓄電池です。
【コスパ抜群】Powerwallのスペック・価格は?
Powerwallのスペックや価格の詳細を以下にまとめました。
品名 | テスラ / Powerwall |
蓄電容量 | 13.5kWh |
最高出力 | 7kW(ピーク) / 5kW(連続運転) |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 115×75.3×14.7cm |
設置方式 | 床置き / 壁掛け兼用 (日本では床置き推奨) |
保護等級(防水 / 防塵) | IP56 |
動作可能温度 | -20〜50℃ (推奨温度 0〜30℃) |
連結可能台数 | 最大10台 |
保証期間 | 10年 |
価格(税抜) | 本体価格…93万3,000円 サポート機器…16万5,000円 合計…109万8,000円 |
停電時にどれくらい使える?
安定して5,000Wの出力をキープできるPowerwallなら、停電時でも以下の家電製品を同時に動かせます。
- 照明器具…300W
- 冷蔵庫…300W
- エアコン×2台…2,400W
- IHクッキングヒーター…1,500W
- テレビ…50W
- 洗濯機…400W
- PCやスマホ…50W
- 合計…5,000W
エアコン2台とIHクッキングヒーターを同時に動かしてもまだ余裕がありますので、一般的な3〜4人暮らしの家庭なら1台で充分ですね。
蓄電池はいつでもフル充電されているとは限らないため、Powerwallのような大型モデルを導入して常に電力を蓄えておきたいものです。
【連結可能】Powerwallならではの強み
Powerwallならではの強みとして、最大10台まで連結できる点が挙げられます。
日本のほとんどの家庭では1台で充分ですが、2台に増設して太陽光発電と組み合わせて、本格的に電力運用していくこともできます。
また、防塵・防水等級「IP56」をクリアしており、砂ぼこりや風雨に強い点も特徴的です。
デザイン性やコスパといった目立つ部分だけでなく、安全性もしっかり考慮されているのはユーザーとしては嬉しいですよね。
【2022年最新】テスラ蓄電池Powerwallは国の補助金対象?
次に、Powerwallは2022年の補助金対象なのか、対象でない場合のコスパについて解説していきます。
Powerwallは補助金の対象外
残念ながら、テスラのPowerwallは2022年の日本の補助金制度の対象モデルではありません。
国の補助金対象と認められるためには「S-JET」などの第三者機関の認定を受ける必要があり、海外メーカーのテスラは未認証である点が理由となっています。
認定を受けていないのは安全性が低いからではなく、日本と海外で規格が違うためであり、Powerwallは信頼できる品質ですのでご安心ください。
一部の情報では2021年にS-JET認証を取得するとのことでしたが、2022年7月現在も未取得であるため、本年度にPowerwallで補助金をもらうことは難しいでしょう。
補助金対象の国産蓄電池の方がトータルで安い?
補助金がもらえない点を差し引いても、国内メーカーの蓄電池よりPowerwallの方が安いと言えるでしょう。
Powerwallほどの大容量(13.5kWh)の蓄電池を国内メーカーで選ぶとなると、250〜300万円以上の価格になるケースが多いです。
唯一、テスラのコスパに対応できる国内メーカーとして、スマートソーラーの蓄電システム(11.5kWh)が注目されています。
工事費込みで150〜180万円、補助金も40万円ほどもらえる魅力的なモデルですが、それでも110万円を切るPowerwallの方が容量・価格ともに優秀です。
テスラ蓄電池Powerwallを買うべきメリット・気になるデメリット
最後に、Powerwallを購入するべきメリットや、注意すべきデメリットについて解説していきます。
【薄型コンパクト】Powerwallのメリット
Powerwallはコスパや容量ばかりが注目されがちですが、14.7cmという薄型設計も大きなメリットと言えます。
国内メーカーの同クラス蓄電池の奥行は30cmほどとかなり場所を取るため、通路の狭い建売住宅などでは設置できないこともあります。
「大容量の蓄電池が欲しいが、スペースに余裕がない」という方にPowerwallはぴったりですね。
今後、家族が増えて電気使用量が変わる予定の方でも、薄型のPowerwallなら後から1台増設することも可能です。
【時間がかかる?】Powerwallのデメリット
Powerwallのデメリットとして、施工可能な業者が少なく、契約から工事完了まで時間がかかるという点が挙げられています。
Powerwallの認定施工会社になるためには研修や適正確認が必要であることに加え、日本に上陸したのが2020年と最近であることも業者が少ない理由です。
しかしながら着実に認定施工業者は増加しており、現在は離島を除いて日本全国でPowerwallの設置が可能となっています。
注文数や業者の数によっては順番待ちになってしまうこともあるため、Powerwallを購入するなら期間に余裕を持つべきと言えますね。
【まとめ】テスラ蓄電池Powerwallは機能・価格ともに高水準!
13.5kWhの大型バッテリーと税抜109万8,000円という低価格で、ますます注目されているテスラ・Powerwall。
漏電防止や防水・防塵機能も充実しており、停電時も自動で運転切り替えしてくれるため機械が苦手な方にもおすすめできます。
残念ながら2022年度も日本の補助金制度の対象モデルにはなっていませんが、数十万円の補助金がなくても充分に安いと言えるでしょう。
Powerwallの設置ができる認定業者は今後もどんどん増えていきますので、興味のある方はぜひお近くの会社に問い合わせてみてくださいね!
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
光熱費削減コンサルタント
中田 萌ご相談やお見積もりは
完全無料です!