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ソーラーパネルと蓄電池の値段を紹介!一緒に使うとメリットあり

太陽光発電 2024年01月04日更新
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ソーラーパネルと蓄電池を一緒に導入することで、双方の特長を最大限に活かすことができます。
ですが、どちらも決して小さな買い物ではないため、値段が気になってしまう方も多いのではないでしょうか。

実は、ソーラーパネルや蓄電池の値段は年々下がっているため、以前よりは導入しやすくなってきているのです。

本記事では、そんなソーラーパネルと蓄電池の現在の値段の目安を紹介します。
「エネルギーを賢く利用して電気代を削減したい。」「災害へのリスクに備えた家に住みたい。」と考えている方は、是非参考にしてみてください!

値段がお得に?ソーラーパネルと蓄電池を一緒に導入するメリット

ソーラーパネルと蓄電池はそれぞれ片方だけを使うこともできますが、両方一緒に導入することで、かなりのメリットがあります。

ここでは、その中でも特に大きなメリットを3つ紹介します!

発電した電気を無駄なく自家消費でき、電気代の削減につながる

蓄電池と太陽光発電を併用する最大のメリットは、発電した電気を効率良く使えることです。
以前は、FIT(固定価格買取制度)によって、太陽光発電の電力を高い価格で電力会社に買い取ってもらうことができていました。

ですが、2019年に制度が終了したため、以前と比較して売電による収入を期待しにくい状況です。

そこで、発電した電気を売電ではなく「自家消費」に回すことで、より効率良く電力を利用することができます。
蓄電池は、太陽光発電の電気を蓄えておけるので、自家消費率の向上に繋げられます!
太陽光発電で賄えない分は、電気料金が安い夜間に電気を蓄え、それを電気料金が高くなる日中に使用することで、さらなる電気代の削減につながります。

この場合は、日中の電気料金よりも、夜間の電気料金の方が安くなるプランにしておく必要があることを覚えておきましょう!

停電時に蓄えた電気を使える

日本は自然災害が多い国であるため、停電のリスクに備えておくことでより安心して生活できます。

蓄電池は太陽光発電の電気を蓄えておくことができ、停電が発生した場合には蓄電池内の電力を使うことが可能です。
後に紹介しますが、どれくらいの電力をどの箇所で賄うことができるかは、蓄電池の蓄電容量や特定負荷の有無によって決まります。

同時に設置すると、別々に設置するよりお得になることが多い

ソーラーパネルと蓄電池を別々に導入する場合と比較して、セットで導入するとお得になることもあります。
支払える金額によりますが、ソーラーパネルと蓄電池の両方の導入を検討している場合には、同時に設置した方がメリットは大きくなりやすいです!

ソーラーパネルと蓄電池を併用するデメリット【値段と劣化】

ここでは、ソーラーパネルと蓄電池を一緒に導入する際に注意したいポイントを紹介します。

初期費用が高くなる

上記に、ソーラーパネルと蓄電池を一緒に導入するとお得であると紹介しましたが、あくまで「別々に両方導入する場合と比較して」の話です。
そのため、やはり初期費用が高くなるのは避けられません。

より快適な生活を実現するためにソーラーパネルと蓄電池を導入したのに、初期費用にお金がかかった結果、その後の生活が苦しくなってしまったら意味がないですよね。
高い買い物になることには間違いないので、長期的な視点で慎重に導入を検討しましょう。

どちらの設備も必ず劣化するため、長期的な視点が必要

ソーラーパネルも蓄電池も必ず使っていくほどに劣化するため、修理や交換、メンテナンスが必要になります。
そのためにさらに追加費用がかかることになるので、「かかる費用は初期費用だけではない」と認識しておきましょう!

【初期費用】ソーラーパネルと蓄電池の値段は、モノによって様々!

ここでは、ソーラーパネルと蓄電池の値段の相場を紹介します。

機種やメーカーによって異なるため、自身に生活に合った製品を見つけるのが重要です。

ソーラーパネルの費用相場

太陽光発電は基本的にオーダーメイドの商品であるため、設置する屋根の形状や周辺環境、気候などによって値段が変動します。

大手メーカーのソーラーパネルの値段は、一般的な設置容量(パネルの大きさ)である4kW~6kWほどの場合、およそ100万円~160万円です。
後に紹介する蓄電池の値段と比較すると、メーカーや機種ごとの差が小さくなっているのが特徴です。
蓄電池ほど製品の差別化要因がないため、このような値段の範囲に収まっています。

メーカーごとに屋根の様式や傾斜、材質などに合わせた幅広いラインナップが揃えられています。

値段を気にしつつも、自身のお住まいに最も適したものを選びましょう!

蓄電池の費用相場

蓄電池の値段は、蓄電容量が3kWh~12kWhで100万円~400万円程度となっており、ソーラーパネルと比べて幅広いのが特徴です。
とはいえ、一般的なご家庭で使用される場合はおおおよそ100~170万円前後のレンジに収まるケースが多く見受けられます。

蓄電池の値段に差が生まれる要因として、主なものは以下の2つです。

  • 蓄電容量
  • 特定負荷の有無

蓄電容量が大きいほど、沢山の電力を蓄えることができるため、値段は高くなります。
停電時に長時間分の電力を賄えることになるので、災害時には安心です。

また、蓄電池は「全負荷型」と「特定負荷型」の2種類に分類でき、全負荷型の方が特定負荷型よりも値段が高くなりやすいです。
全負荷型とは、停電時に電気を家中丸ごとバックアップできるタイプのことです。
停電前と変わらない生活を送れるメリットがありますが、その分電力の消費は激しくなります。

特定負荷型とは、停電時に蓄電池の電気を使える場所が決まっているタイプです。
一部の箇所しか電気を使えないものの、消費電力を抑えることが可能です。
400万円ほどの高額な蓄電池はあるものの、一般的な家庭では100~170万円前後のレンジ内に収まる機種で十分であることが多いです。

予算と相談しながら、必要な機能を備えた製品を選んでください!

【注意】値段だけじゃない!ソーラーパネル・蓄電池導入時のポイント

ソーラーパネルと蓄電池を導入する際には、値段以外にも知っておきたい注意点があります。

太陽光発電システムと蓄電池システムの相性に気を付ける

太陽光発電と蓄電池を併用する際には、相性に気を付ける必要があります。

相性の悪いものを選んでしまうと、太陽光発電で生み出した電気を蓄電池に蓄える流れの中で、電力ロスが発生してしまいます。
せっかく発電した電力の一部が無駄になってしまったら、もったいないですよね。

相性は自身では判断しづらいので、業者に相談して適切なものを選びましょう。

基本的に、同じメーカーのソーラーパネルと蓄電池を選ぶのが最も電力ロスのリスクが小さいです!

設置業者によって性能の安定性が変わる

「製品が一緒なら、どこの業者が設置しても一緒だろう。」と思っている方は、注意が必要です!
ソーラーパネルや蓄電池の性能安定性は、設置工事の出来によって変わります。

そのため、本体のメーカー選びと同じように、複数の設置業者を比較して慎重に選ぶ必要があります。
設置業者を選ぶうえで最も重要なポイントは、施工実績が豊富であることです。

加えて、導入を検討するソーラーパネルや蓄電池に詳しいのが望ましいです。

また、蓄電池については湿度や気温などの気象条件によって設置場所を変えたり、日よけを付けたりする必要があります。
そのため、お住まいの地域での施工実績が豊富かも確認しておきたいところです!

さらに、見積もりを比べることも大切なポイントです。
もちろん費用は安い方が良いですが、費用がどんぶり勘定の見積もりだと、追加でお金がかかってしまう可能性があります。

費用体系が明確で、見積もりを正確に出してくれる業者を選択しましょう。

補助金を活用できる可能性がある

ソーラーパネルや蓄電池を導入する際には、補助金を活用できる場合があります。
現在は、国による補助金はすでに交付上限額に達したため、打ち切りとなっています。

ですが、都道府県や市区町村ごとに、独自の補助金が適用されることが多いため、お住まいの自治体の制度を確認する必要があります。

例えば、東京都では太陽光発電を導入する際に、1kW当たり10万円(上限100万円)の補助金の交付を受けることができます。
これは「東京ゼロエミ住宅導入促進事業」という助成金制度によるものです。

また、蓄電池については「自家消費プラン事業」という助成金によって、1kWh当たり10万円(上限60万円)の支給を受けることができます。
これらの補助金は、基本的に交付上限額に達した時点で終了してしまうことが多いです。

そのため、ソーラーパネルや蓄電池の設置を検討している方は、早めの申請を心がけてください!

また、補助金制度は随時更新されていくため、一度打ち切りになった制度が復活したり、新たな制度が誕生したりすることが予想されます。

定期的に、国の補助金委託先である「環境共創イニシアチブ」のホームページや、お住まいの地方自治体のホームページをチェックしましょう。

【まとめ】ソーラーパネルと蓄電池の値段は様々!熟慮して導入しよう

本記事では、ソーラーパネルと蓄電池の値段について紹介してきました。
ソーラーパネルや蓄電池は性能やサイズによって値段が異なるため、自身に合ったものを慎重に選ぶ必要があります。

それぞれの値段の目安は以下の通りです。

  • ソーラーパネル→4kWから6kWで100万円~160万円程度
  • 蓄電池→3kWhから12kWhで100万円~400万円程度(ただし、一般的には100万円~170万円以内のものを選ぶ住宅が多い)

非常に大きな買い物となるため、業者の選び方や補助金制度等にも注意する必要があります。

本記事を参考にして、ソーラーパネルと蓄電池の設置を考えてみてはいかがでしょうか?

 

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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