電気・ガスをまとめるとデメリットが大きい?契約前の注意点も解説!
「光熱費がお得になる」「家計の管理も楽」などメリットばかりが取り上げられる「電気とガスのセット契約」ですが、デメリットも気になりますよね。
インターネットの口コミなどでは「セット契約で損した…」という意見もあり、契約をまとめるだけで必ずお得になるとは断言できないようです。
そこで本記事では、「電気とガスをまとめて得する」ために役立つ、以下のポイントを徹底解説していきます。
- 電気とガスをまとめて契約する「3つのメリット」
- 電気とガスをセット契約する「3つのデメリット」
- セットで契約する前に確認したい「3つの注意点」
結論から言えば、「デメリットを考慮しても、電気とガスのセット契約はメリットが大きい」です。
セット契約を迷っている方はもちろん、光熱費の見直しをしたい方もぜひ記事の内容を参考にしてみてくださいね!
目次
電気とガスの契約をまとめる「3つのメリット」とは?
まずはじめに、電気とガスをまとめて契約するメリットを3つご紹介していきます。
【メリット①】光熱費の管理・トラブル時の問い合わせがラクラク
電気とガスをセットで契約すると、毎月の光熱費の計算や管理だけでなく、万が一のトラブル時の問い合わせ先もひとまとめにできて楽になります。
コンビニ払いで毎月の光熱費を支払っている方なら、電気とガスで別々に払いに行く手間が省けますし、ついつい雑誌やお菓子などでムダ使いする機会も減らせます。
2つの契約をまとめることで別々で届いていた請求書もひとつで済むため、家計簿を付ける時間の短縮につながり、書類をしまうスペースも半分で収まります。
「電気が停まった」「ガス給湯器の不調」などのトラブルの問い合わせもひとつの電話番号で済む点も合理的です。
いざというときでも焦らずに行動できますね。
【メリット②】電気代やガス代・基本料金が安くなる
多くのガス会社や電力会社では、セットで契約することで「基本料金」や「従量料金」が安くなる、いわゆる「セット割」が適用されます。
たとえば、「東京ガス」で電気とガスを契約した場合、「電気の基本料金が3か月無料」になるほか、いつでも「電気の基本料金と従量料金の0.5%割引」サービスを受けられます。
ほかにも、「毎月のガス料金が2%引きになる」中部電力や、「電気代から毎月510円値引きされる」桐生ガスなど、各社さまざまなセット割を提案しています。
さらに、電気やガス料金に応じて貯まる「各種ポイント」の付与率が上がるという嬉しいメリットもあるため、別々に契約するよりお得なケースは多いでしょう。
【メリット③】別の会社に切り替えるときも手続きかんたん
電気とガスをセットで契約していると、「やっぱり他の会社に切り替えたい!」と思ったときに1度の手続きで切り替えができます。
別々で契約していると切り替えの立ち会い工事なども二度手間ですし、解約時の「違約金」についての問い合わせにも時間がかかってしまいます。
セットでの契約なら違約金や最低利用期間の確認もかんたんなうえ、そもそも「セットなら違約金ゼロ」のキャンペーンを行っているケースも多いです。
一度セットで契約してしまえば、次からはお得なキャンペーンにどんどん切り替えていく節約術もオススメです。
自分に合ったプランをいろいろ試してみましょう。
電気とガスの契約をまとめる「3つのデメリット」を徹底解説!
つづいて、メリットの多い電気とガスのセット契約に「デメリットはないのか?」考えられる3つのマイナスポイントを解説していきます。
【デメリット①】セット割でも他社より高い場合もある
基本料金や従量料金がお得になるセット割ですが、よくよく見比べると「切り替える前の方が安かった…」と後悔するケースもゼロではありません。
よくある失敗パターンに、「従量料金が◯円引き!」という言葉に釣られて契約したものの、そもそも元々の従量料金が高く設定されており、結局割高になってしまうものがあります。
また、「基本料金が◯か月無料!」というキャンペーンで契約したものの、期間終了後はむしろ高く付いてしまうケースもあり、売り言葉だけでの契約には注意が必要です。
「電気とガスのセット契約はとにかくお得!」と過信せず、現在払っている料金としっかり比較してからの契約をオススメします。
【デメリット②】申し込み条件・契約内容を調べるのがめんどう
電力自由化、ガス自由化の流れを受けて、現在では本当にたくさんの企業が電力やガス事業に参入し続けています。
いざ、セット契約しようと調べ始めても、「細かい契約内容や料金設定が各社バラバラで決められない!」とめんどうになってしまうのはデメリットといえます。
また、ガス会社の中には「契約できるエリア」がかなり限定的な場合もあり、「せっかく調べたのに、そもそも契約できなかった」と意気消沈してしまうことも。
いろいろな会社のセット割を比較するのがめんどうな方は「インターネット比較サイト」などを利用すれば、郵便番号などを入力するだけで最適なプランを紹介してもらえます。
【デメリット③】どちらか一方だけを解約すると損する可能性も
他社に切り替えるときには一度の手続きでかんたんなセット契約ですが、反対に「電気だけ、ガスだけの解約すると損をする」というデメリットもあります。
「セット契約をやめて、別々の会社に契約しなおす」ことは可能ですが、お得なセット割が適用されなくなるため結局割高になってしまうケースは多いでしょう。
ほかにも、どちらか一方だけを解約した場合のみ、違約金が発生するプランも存在するため、解約前には慎重に契約書類を確認する必要があります。
基本的には、電気とガスのセット契約は経済メリットが大きいケースが多いですので、どちらか一方の解約より、別の会社のセット契約をしなおすことをオススメします。
電気・ガスをまとめる前に要チェック!契約前の3つの注意点とは?
さいごに、電気とガスをセットで契約する前にしっかり確認しておきたい、3つの注意点をご紹介していきます。
【注意点①】契約できない可能性も?供給エリアは先に確認しよう
セット割やキャンペーンの内容をチェックする前に、「そもそも自分が住んでいるエリアで契約できるのか?」どうかを確認しましょう。
電気は日本全国どこでも契約できるケースがほとんどですが、プロパンガス会社などは供給エリアが限定的な場合もあり、エリア外では契約できません。
特に、それほど規模の大きくない地方系のガス会社はエリアが小さいことが多いため、せっかく時間をかけて調べてもムダになってしまいます。
セット契約を決めたあとは、料金設定やプラン内容よりも「供給エリア内であること」を先に確認することを忘れずに実行してください。
【注意点②】電気やガスの解約には「違約金」がかかる場合もある
「東京電力」などのいわゆる大手電力会社では違約金がないことが大半ですが、ガス会社によっては解約時に違約金が請求されてしまうことも。
プロパンガス会社などでは契約時に「保証金」として数千円〜1万円を預かるケースもあり、途中解約すると返金されないこともあります。
また、「新電力会社」と呼ばれる新規参入の企業では「最低利用期間」などを設定しているケースもあり、期間内より前に解約すると違約金が請求されてしまいます。
違約金の金額は会社や利用機関によってもさまざまですが、「そのまま契約し続けたほうがお得」な場合もあるため、解約時には慎重に検討しましょう。
【注意点③】もらえるポイントは使い道のあるものを選ぶ
セット契約によりどんどん貯まってうれしい各種ポイントですが、「本当に自分にとって使い道があるか?」どうかで選びましょう。
普段の買い物や支払いなどで役立つポイントなら大歓迎ですが、「ポイントを消費するために余計な買い物が必要」では本末転倒です。
また、セット契約によって「ポイントの還元率」もさまざま。
多少料金が高くても、ポイント還元率の高いプランを選んだほうが結局お得なケースもあるでしょう。
電気とガスをまとめて契約する際には、基本料金や従量料金のほかにも「使えるポイントがたくさん貯まるか」どうかも重要視したいところです。
【まとめ】電気とガスはまとめるメリットが 大きい!今すぐ行動しよう
本記事でくわしく解説してきた「電気とガスをお得にまとめる」ためのポイントを、もう一度以下にまとめます。
- 電気とガスの契約をまとめると、「セット割」により基本料金や従量料金がお得になる
- 銀行引き落としやコンビニ払いも一度で済み、家計の管理や書類の整理も楽になる
- セット割を適用しても今よりお得にならないケースもあるため、事前確認や比較は必須
- プロパンガスや新電力会社などのプランでは解約時に「違約金」が発生する可能性も
- ガス会社の「提供エリア外」ではそもそも契約できないため、一番はじめに確認したい
「セットで契約すると、別々に解約する手順が複雑になる」などのデメリットはあれど、経済メリットを考えればやはりセットでの契約はオススメです!
「選べる会社やプランが多すぎてめんどう!」とお困りの方は、最適なプランを提案してくれる「インターネット比較サイト」を利用するという手もあります。
契約をまとめることで、貯まるポイント量が増えるのもセット契約のうれしいメリットのひとつ。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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