ソーラーパネルと蓄電池のセットが良い理由は?お得な購入方法も
ソーラーパネルと蓄電池をセット導入すると、メリットが多いといわれています。
では、ソーラーパネルと蓄電池のセット使いが良いとされている理由は何なのでしょうか。
今回の記事では、ソーラーパネルと蓄電池のセット使いのメリットやデメリット、お得に購入する方法を紹介します。
目次
ソーラーパネルと蓄電池のセット使いがメリット大!主な特徴は?
ソーラーパネルと蓄電池のセット使いは、メリットが多いといわれています。
まずは、セット使いのメリットを2つ紹介します。
エネルギーを自給自足できる家が完成する
ソーラーパネルと蓄電池をセット使いすることで、エネルギーを自給自足する家が完成します。
日中にソーラーパネルが発電したエネルギーを蓄電池に貯め、蓄電池に貯めたエネルギーで夜間の電力を賄うのです。
エネルギーの自給自足ができれば、電気代の大幅節約が可能になるのはもちろん、地球環境問題にも大きく貢献することが可能です。
非常時に停電を免れることができる
ソーラーパネルと蓄電池をセット使いすることで、非常時に停電を免れることができます。
蓄電池があれば、蓄電容量が無くなるまでは家庭で電力を使うことが可能です。
蓄電容量がなくなりそうな場合も、日中に太陽光さえ出てくれればソーラーパネルで発電が可能。
地域一体が停電になるような事案が発生した場合、停電を免れることができるのは嬉しいメリットですよね。
ソーラーパネルと蓄電池のセット使い!デメリットには何がある?
ソーラーパネルと蓄電池のセット使いには、残念ながらデメリットも存在しています。
では、具体的なデメリットは何なのでしょうか。それぞれ紹介します。
初期費用が高い
ソーラーパネルと蓄電池をセット導入する最大のデメリットは、初期費用が高いことです。
以下は、それぞれを購入した場合にかかる初期費用になります。
太陽光発電 | 120~170万円前後 |
蓄電池 | 100~200万円前後 |
つまり、どんなに安いものでも、ソーラーパネルと蓄電池をセット購入すると、最低200万円前後の出費が必要ということです。
ソーラーパネルと蓄電池のセット使いが良いとされていますが、初期費用の高さゆえに躊躇してしまう家庭も多いのが、ソーラーパネルと蓄電池のセット購入の最大のデメリットです。
必ずしも家計がプラスになるとは限らない
必ずしも家計がプラスになるとは限らないのも、ソーラーパネルと蓄電池のセット使いのデメリットです。
周知の通り、ソーラーパネルは太陽光があってこそのものになります。
つまり、日照時間の少ない冬季や梅雨時期などは発電量が思ったより見込めず、蓄電池に蓄電したとしてもほんのわずかといったことも珍しくはありません。
また、年間を通じて日照時間が少ない家や、ソーラーパネルの設置場所が少ない家も、経済的なメリットをあまり強く感じることはないでしょう。
このように、せっかく多くのお金を投じて導入するソーラーパネルと蓄電池ですが、残念ながら全ての家庭が恩恵を受けられるわけではありません。
導入前に、自宅の発電量などを業者にチェックしてもらい、納得した上で導入できると良いでしょう。
ソーラーパネルと蓄電池をお得に購入したい!方法には何がある?
ソーラーパネルと蓄電池をセット導入すると、マイナス面はあるもののプラス面がとても大きいことが分かります。
では、ソーラーパネルと蓄電池をお得に購入する方法はあるのでしょうか。具体的に2つ紹介します。
補助金制度を利用する
ソーラーパネルと蓄電池をお得に購入したいのであれば、補助金制度を利用するのが最も効果的です。
国の補助金制度として、2022年度は「ZEH補助金」「DER補助金」「V2H補助金」などがあります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
ZEH補助金 | 断熱・省エネ・創エネを実現した住宅に向けた補助金制度 |
DER補助金 | エネファームや蓄電池など蓄電機能のあるシステムに向けた補助金制度 |
V2H補助金 | 電気自動車と家庭を繋ぐシステムに向けた補助金制度 |
つまり、ソーラーパネルと蓄電池をセット導入することで、最低限「ZEH補助金」と「DER補助金」は受け取れる可能性が高いです(諸条件により、補助金対象外になる可能性もあるため注意してください)。
電気自動車の購入も考えているのであれば、条件次第では「V2H補助金」も受け取れる可能性があります。
それぞれの補助金制度で受け取れる金額は、以下の通りです。
ZEH補助金 | 一戸あたり最大105万円 |
DER補助金 | 蓄電池…4万円/kWh(最大3分の1以内) |
エネファーム…5万円/台 | |
V2H充放電設備…75万円/台(設備費)・40万円/台(工事費) | |
V2H補助金 | 電気自動車の場合…60万円 |
軽電気自動車の場合…40万円 | |
燃料電池自動車の場合…225万円 | |
プラグインハイブリッド車の場合…40万円 |
また、お住まいの自治体によっては、ソーラーパネルと蓄電池の購入費用に対する補助金制度を独自に実施している場合もあります。
自治体の補助金制度は、先ほど紹介した「ZEH補助金」「DER補助金」「V2H補助金」などと併用が可能です。
したがって、補助金制度を実施している自治体にお住まいであれば、ソーラーパネルと蓄電池をよりお得に購入することが可能になります。
ソーラーパネルと蓄電池を購入する前に、お住まいの自治体の補助金制度を確認しておきましょう。
家庭に合うソーラーパネルと蓄電池を選ぶ
家庭に合うソーラーパネルと蓄電池を選ぶことも、忘れてはなりません。
それぞれの賢い選び方を具体的に解説します。
ソーラーパネルの賢い選び方
ソーラーパネルは、日本のメーカーはもちろん、多くの海外メーカーも販売しています。
だからこそ、選択肢が多く、どれを購入するのが良いのか分からなくなってしまうことでしょう。
ソーラーパネルの購入で失敗しないため、以下のポイントはしっかり守ってください。
- 変換効率が良いか
- 信頼できるメーカーのものか
- 軽量モデルであるか
ソーラーパネルは、変換効率が高ければ高いほど家庭で使える電力が多くなります。
また、国内外問わず販売されているソーラーパネルだからこそ、メーカー選びにも気を配らなければなりません。
多くの場合、ソーラーパネルと蓄電池のメーカーは揃えたほうが良いとされているので、目ぼしい蓄電池を販売しているメーカーでソーラーパネルも購入すべきでしょう。
また、ソーラーパネルは一般的に住宅の屋根に設置します。
したがって、軽量モデルであるかも頭に入れておきたい重要なポイントです。
重量を気にしていないソーラーパネルの場合、ソーラーパネルの重さで住宅の屋根が倒壊するなどの恐れがあるので注意しましょう。
蓄電池の賢い選び方
蓄電池に関しては、そもそもの種類が豊富なので、家庭で「蓄電池を導入する意味は何なのか」をしっかり話し合ってから、導入する蓄電池の種類を決めていきたいところです。
たとえば、災害対策を第一に考えるのであれば蓄電容量が比較的多く、太陽光発電との連携がとりやすいハイブリッド型蓄電池にすべきといえます。
平常時の電気代節約を第一に考えるのであれば、ソーラーパネルの余剰電力を蓄電できるだけの小容量なもので問題はありません。
蓄電池は、蓄電容量や機能によって価格が大きく変動します。
したがって、蓄電池を導入する意味は何なのかを明確にしておくことが、蓄電池選びで失敗しない一番のコツといえるでしょう。
ソーラーパネルと蓄電池のセット使いでお得を手に入れよう!
今回の記事では、ソーラーパネルと蓄電池のセット使いの重要性を解説しました。
セット使いにも、紹介した通りのデメリットはあります。
しかし、メリットのほうが大きいのは言うまでもありません。
どういった理由でソーラーパネルと蓄電池を導入したいのかを家庭でしっかり話し合い、補助金制度を上手く利用して、ソーラーパネルと蓄電池をお得に購入できると良いですよね。
リノベステーションでは多くのメーカーの蓄電池や太陽光発電を取り扱っております。
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
無料お見積もりも承っております。見積もり依頼はこちら。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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