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エコキュートのかんたんメンテナンス方法5選!寿命を延ばすコツは?

オール電化 2024年01月04日更新

エコキュートを自分でメンテナンスして長持ちさせたいけど、間違って壊してしまいそうで不安…」とお困りの方は意外と多いのではないでしょうか?

精密部品も多く、「熱湯」を扱うエコキュートは、お手入れの方法を間違えると故障やヤケドなどのトラブルにつながることも事実です。

そこで本記事では、失敗しない「エコキュートのメンテナンス」の以下のお役立ちポイントを解説していきます。

  • エコキュートの点検・メンテナンスを放置する「3つのデメリット」
  • 自分で今すぐできる、エコキュートの「5つのかんたんメンテナンス方法」
  • 時間がない方、機械が苦手な方のための「メンテを業者に頼むメリット」

結論からいえば、フィルター清掃や配管洗浄などのメンテナンスは初心者でも本当に気軽にマスターできます!

定期的なメンテナンスを継続すればエコキュートの寿命を延ばせますので、ぜひ記事を参考にあなたの家でも挑戦してみましょう。

エコキュートのメンテナンスを放置する「3つのデメリット」とは?

まずはじめに、エコキュートのお手入れやメンテナンスを怠った場合に起こる「3つのデメリット」についてくわしく解説していきます。

【デメリット①】タンクの汚れ・ニオイが浴槽に流れ込む

エコキュートのタンクや配管をお手入れせずに使い続けると、風呂アカや不純物、髪の毛などが溜まってしまいます。

放置すると雑菌の繁殖により「嫌なニオイ」が発生するだけでなく、免疫の弱い方にとっては思わぬ病気につながる可能性もゼロではありません。

また、油分を含んだ汚れや水道水のミネラル成分などが配管に「固着」してしまうと、専用の洗浄剤などを使っても除去は困難でしょう。

配管の金属部分が腐食すると修理・交換が必要になり、故障箇所によってはかなり高額な工事費用が請求される可能性があります。

【デメリット②】熱効率が低下し電気代が高くなる

エコキュートのメンテナンスを怠り、配管や各種フィルターなどに汚れが蓄積すると、各部の「熱効率」が低下します。

熱効率が下がると温度が上がるまでに通常より時間がかかり、時間がかかるぶん余計に電気代が発生してしまいます。

特に、湯船の温度を一定に保つ「保温」モードの際には温度が下がるたびに非効率な加熱をすることになるため、毎月の光熱費にかなりの打撃を与える結果に。

「光熱費がガス給湯器よりお得」というエコキュートのメリットをムダにしないためにも、定期的な清掃などのメンテナンスは重要といえます。

【デメリット③】そのまま放置し続けると故障の原因にも

配管やフィルターのお手入れ不足によるデメリットのほかにも、エコキュートをメンテナンスしないことで下記のような故障の原因となります。

  • 蓄積した汚れのせいでパッキンや消耗部品の劣化が早まり、交換に余計なお金がかかる
  • 漏電遮断器の不調に気づかず家のブレーカーが落ち、精密部品に重大なトラブルが起こる
  • 屋外の配管や接続部分の水漏れを発見できず水道代が余分にかかってしまう

ほかにも、熱膨張によりタンクの変形を防ぐ「逃し弁」の点検を怠ることにより、本体をまるごと交換するほどの事態になってしまうこともあります。

エコキュート本体の交換には購入時と同額の出費がかかるうえに、「撤去費用」まで請求されます

多少のお金をかけてでもメンテナンスをする意義は大きいでしょう。

今すぐできる!エコキュートを自分でメンテナンスする5つの方法とは?

つづいて、今日からすぐに始められるエコキュートの「5つのかんたんメンテナンス方法」を順番にご紹介していきます。

【メンテ方法①】浴槽のフィルターはこまめに洗う

気軽にできてメンテナンスの手始めとして最適なのが「浴槽のフィルター清掃です。

目安として、よくお風呂に入る方なら1週間に1度はお手入れしたいところ。

フィルターに汚れやゴミ、髪の毛などが詰まっていると雑菌が繁殖して不潔なだけでなく、お湯の圧力が弱まって余計に電気代がかかってしまいます。

作業の手順は「フィルターを外して、柄付きブラシなどで洗い流す」だけで完了!

古くなった歯ブラシなどでも代用できます。

「お風呂のお湯を抜いている間にフィルター掃除する」などの「自分ルール」を決めておけば、ついでにサッと済ませられるのでオススメです。

【メンテ方法②】洗浄剤で配管の汚れをスッキリ落とす

エコキュートと浴槽をつなぐ「配管部分」は、自分では手が届かないため気づかないうちに風呂アカなどの汚れが溜まっていくものです。

「自動おそうじ機能」などでの洗浄には限界がありますので、「約6か月にいちど」を目安に「エコキュート用の配管洗浄剤」を使ってお手入れしましょう

作業の手順は「浴槽に貯めた水に洗浄剤を入れる」「1時間ほど経ったら洗浄ボタンで流す」「水を貯めて30分ほどで洗浄ボタンを押す」3ステップで完了です。

配管の汚れがこびりつくとなかなか取れなくなってしまうため、休日など時間があるときにスッキリ洗浄してみてくださいね。

【メンテ方法③】意外と忘れがち!タンクの水抜きも大切

エコキュートのタンクは「浴槽の汚れが循環しない」構造になっているため基本的に清潔ですが、水道水の不純物などがどうしても蓄積してしまいます。

そのまま放置すると衛生的とはいえませんので、約3か月〜半年にいちど」を目安にタンクの水を抜く作業をしてください

作業の手順はエコキュートの機種によって違いますが、「漏電遮断器を切る」「逃し弁を開ける」「排水栓を1分〜2分開ける」といった流れになります。

注意点として、水抜きする時間帯によっては水ではなくお湯が出ることもあります。

ヤケドを防止するため、厚手のゴム手袋などでの作業をおすすめします。

「細かい作業が多くて正直めんどう!」という方は、他の部分の点検も兼ねて、販売店や専門業者にメンテナンスを依頼しましょう。

【メンテ方法④】水漏れや破損を自分の目でチェックする

外出する際や庭の草刈り時などで、時間的に余裕があるならエコキュート本体やヒートポンプに水漏れや破損がないかたまにチェックしてください。

特に、台風や地震などの自然災害が起きたあとは思わぬトラブルが発生していることも

そのまま使用すると設備全体の故障につながるため、必ず見回りしたいところです。

また、春先から秋口にかけては「エコキュートまわりの草刈り」も定期的に行い、ツル系の雑草などが内部に侵入することを予防しましょう。

屋外に設置するエコキュートは泥ハネなどでどうしても汚れてしまうもの。

年に2回〜3回は外側を拭き掃除すれば、気分的にもスッキリしますね。

【メンテ方法⑤】漏電遮断器や「逃し弁」はついでに確認

エコキュートのタンクを水抜きするタイミングで、ついでに「漏電遮断器」と「逃し弁」が正常に働いているか確認しておきましょう

漏電遮断器はエコキュートの漏電時に自動で電源を切る大切な部品です。

「点検」ボタンを押してしっかり電源が落ちるかチェックします。

「逃し弁」は熱により膨張したお湯を排出する役割を担っています。

レバーを開けたときに水(お湯)が出れば問題ありません

以上の作業が終わったあとは「必ず元に戻すことを忘れずに!

スマホで写真を取っておけば、万が一やり方を忘れてしまったときでも安心です。

時間がない方向け!エコキュートのメンテナンスを業者に頼むメリットは?

「仕事が忙しくてなかなか時間が作れない…」「自分で機械に触ると壊してしまいそうで不安…」という方は、施工業者や専門店にメンテナンスを依頼しましょう。

エコキュートの点検は「3年に1度」程度でよいとされており、修理がなければ約1万円〜2万円」の費用ですみます。

点検やメンテナンスを業者に頼むメリットを以下にまとめました。

  • 資格がないと触れない内部のトラブルを発見・その場で修理してもらえる
  • 素人では1日がかりの点検作業を任せられ、そのぶん時間を有効に使える
  • 劣化してきた部品を指摘・交換してもらえるため、故障のリスクを予防できる

ほかにも、「作業中に立ち会ってメンテナンスを覚えれば、次回から自分でできる」といったメリットもあります。

設置してから2年〜3年が経過した時点で、日頃のお手入れ方法の確認も兼ねて、いちどはプロの点検・メンテナンスを受けてみてはいかがでしょうか?

【まとめ】エコキュートのメンテナンスは自分でも意外とかんたん!

本記事でくわしく解説してきた「エコキュートのお手入れ」についての重要ポイントを、以下にもういちどまとめていきます。

  • エコキュートの日頃の清掃を怠ると、汚れから雑菌が繁殖してお湯が不清潔になる
  • フィルターや配管に汚れや不純物が固着すると、熱効率が下がり余計な電気代がかかる
  • 点検不足により漏電遮断器などの重要部品の不調に気づけず、故障のリスクが上がる
  • 週1回のフィルター清掃、半年に1回の配管洗浄をするだけでも、お湯は清潔に保てる
  • 年に2〜3回のタンクの水抜き時に各部の点検を行えば、効率よくまとめて作業できる

「説明書を読んでもやっぱり機械は苦手…」という方は、設備を設置した業者に相談し、点検・メンテナンスを受けると同時にやり方を教われば一石二鳥です。

いちどお手入れの方法を覚えてメモしておけば意外とかんたんですので、ぜひ定期的なメンテナンスでエコキュートを長く活用してくださいね!

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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