JAソーラーの太陽光発電システムの特徴と価格を徹底解説!
太陽光発電システムを導入しようと考えて、悩んでしまうのが導入するメーカー。
今回は、数ある太陽光発電システムのメーカーの中でも、保証が長く変換効率が高い「JAソーラー」の太陽光パネルについて解説します。
目次
太陽光発電システムを販売しているJAソーラーは上海メーカー
JAソーラーは、中国の上海で2005年に設立されたメーカーです。
2012年には日本支社が設立され、日本でも業績を伸ばし続けています。
比較的新しい太陽光パネルメーカーですが、累計出荷量は115GWにも上り、導入している人が多いメーカーです。
JAソーラーの大きな特徴は充実した保証内容
JAソーラーの魅力は充実した長期保証です。
特に、30年の出力保証はかなり珍しいと言えるでしょう。
さらに、JAソーラーの太陽光パネルは高い変換効率を誇り、発電量を増やしたい家庭におすすめです。
特徴① 12年の製品保証と30年の出力保証
JAソーラーの太陽光発電システムは、12年の製品保証と30年または25年の出力保証が付帯します。
特に、30年の付帯保証は、他の太陽光パネルメーカーと比べても格段に長い保証です。
さらに、JAソーラーが万が一倒産してしまった場合には、国内の保険会社が保証を継続して担う「バックアップ保証」が付帯しています。
「倒産したら保証はどうしよう」という不安がある方は、JAソーラーの太陽光発電システムの導入がおすすめです。
特徴② 高い変換効率
JAソーラーの太陽光パネルは、どのパネルも最高変換効率が20%を超えていることが特徴です。
変換効率の高いJAソーラーのラインナップでは、21%を超えている製品もあります。
高い変換効率のパネルを導入したい場合、JAソーラーは有力な候補になるのではないでしょうか。
特徴③ 両面発電モジュール
JAソーラーでは、両面発電が可能な太陽光パネルを販売しています。
裏面でも発電するパネルは、表面に当たる太陽光だけではなく、屋根に反射した太陽光でも発電することができます。
JAソーラーの両面発電が可能な太陽光パネルを導入する事で、従来の太陽光パネルよりも発電量を増やすことが可能です。
JAソーラー太陽光発電の全ラインナップ6種を紹介!
次に、JAソーラーの太陽光発電システムのラインナップを紹介します。
2023年現在、JAソーラーで販売されている太陽光パネルは、全部で6種類。
それぞれの出力と最高変換効率、保証期間を下記の表にまとめたので、比較して選んでみましょう。
型番 | 最大出力定格 | 最高効率定格 | 保証 |
JAM60D10 330-350 MB | 350W | 20.4% | 【製品保証】 12年 【出力保証】 30年 |
JAM72D30 525-550 MB | 550W | 21.2% | 【製品保証】 12年 【出力保証】 30年 |
JAM60D20 360-385 MB | 385W | 20.6% | 【製品保証】 12年 【出力保証】 30年 |
JAM72S20 440-470 MR | 470W | 21.2% | 【製品保証】 12年 【出力保証】 25年 |
JAM72S30 525-550 MR | 550W | 21.3% | 【製品保証】 12年 【出力保証】 25年 |
JAM60S20 365-390 MR | 390W | 21% | 【製品保証】 12年 【出力保証】 25年 |
JAM60D10 330-350 MB
JAソーラーの「JAM60D10 330-350 MB」は、両面発電が可能な単結晶の太陽光パネルです。
「JAM60D10 330-350 MB」の変換効率は20.4%で、最大出力350W。
保証は製品保証が12年、容量保証が30年の長期保証が嬉しいポイントです。
残念ながら、JAソーラーの太陽光パネルはホームページで価格を確認することができませんでした。
JAM72D30 525-550 MB
JAソーラーの「JAM72D30 525-550 MB」は、両面発電が可能な単結晶の太陽光パネルです。
「JAM72D30 525-550 MB」の裏面は、表面の5〜20%ほど発電します。
発電量を増やしたい家庭や、導入できる太陽光パネルに限りがある家庭におすすめです。
「JAM72D30 525-550 MB」の変換効率は21.2%で、JAソーラーが販売している太陽光パネルの中で最大の変換効率を誇ります。
JAソーラーの「JAM72D30 525-550 MB」の価格は、残念ながらホームページに記載はありませんでした。
JAM60D20 360-385 MB
JAソーラーの「JAM60D20 360-385 MB」は、両面発電の単結晶の太陽光パネルです。
太陽光パネルの裏面は、表面の5%から20%ほど発電します。
「JAM60D20 360-385 MB」の変換効率は20.6%、最大出力は385Wです。
「JAM60D20 360-385 MB」の保証は、製品保証が12年と出力保証30年付帯しています。
残念ながら「JAM60D20 360-385 MB」の価格は、JAソーラーのホームページやカタログに記載はありませんでした。
JAM72S20 440-470 MR
ハーフセルモジュールである「JAM72S20 440-470 MR」は、変換効率21.2%を誇ります。
ハーフセルモジュールとは、セルの大きさを小さくし、セルを多く並べることで発電量が増えるとされている太陽光パネルの種類です。
「JAM72S20 440-470 MR」の最大出力は470W。
保証は製品保証が12年、出力保証が25年間付帯しています。
両面発電のパネルよりも、出力保証の期間が短くなってしまうので注意が必要です。
残念ながら、「JAM72S20 440-470 MR」の販売価格はJAソーラーのホームページで確認することができませんでした。
JAM72S30 525-550 MR
JAソーラーの「JAM72S30 525-550 MR」は、単結晶のハーフセルモジュールです。
「JAM72S30 525-550 MR」の変換効率は21.3%、最大出力が550W。
ハーフセルモジュール全3種類の中では、一番変換効率と最大出力が高い太陽光パネルです。
保証期間は、「JAM72S20 440-470 MR」と同様で製品保証が12年、出力保証が25年付帯しています。
JAM60S20 365-390 MR
JAソーラーの「JAM60S20 365-390 MR」は、最大出力390W、変換効率21%のハーフセルモジュールです。
保証期間は、製品保証が12年と出力保証が25年付帯しています。
JAソーラーの太陽光発電システムに対する保証は充実している
2023年現在、3種類の太陽光パネルを販売しているJAソーラーですが、3種類の両面発電可能なパネルには、12年の製品保証と30年の出力保証が付帯します。
ハーフセルモジュールである3種類の製品にも、製品保証12年と25年の出力保証が付帯します。
さらに、バックアップ保証も全製品に付帯しており、JAソーラーが保証を継続できなくなってしまった場合も保証を受けることが可能です。
① 製品保証
JAソーラーの太陽光発電システムは、12年の製品保証が付帯しています。
12年の製品保証は、JAソーラーから販売されている太陽光パネル全てに付帯しており、期間も製品により変動はありません。
② 出力保証
JAソーラーの太陽光パネルに対する出力保証は、両面発電のパネルとハーフセルモジュールで期間が変わります。
出力保証は、両面発電のパネルとハーフセルモジュールのパネル、どちらもリニア方式で保証されます。
リニア方式とは、設置してから年数が経つにつれて、保証される値が変わる方式の保証制度です。
保証期間は両面発電のパネルが30年、ハーフセルモジュールが25年です。
③ バックアップ保証
JAソーラーのバックアップ保証とは、JAソーラーが何らかの理由で太陽光発電システムに対する保証を継続できなくなった場合に、他の保険会社が保証を受け継ぐというものです。
「JAソーラーの太陽光パネルを導入したいけど、倒産しないか心配」と思っている方にとって、メリットの大きい保証制度です。
JAソーラーと他メーカーの太陽光パネルを徹底比較!
最後に、JAソーラーの太陽光パネルと、他の主要太陽光パネルメーカーを比較します。
今回比較するのは、変換効率と保証期間、太陽光パネルの取り扱い数です。
メーカーと型番 | 最大出力 | 変換効率 | 保証期間 | パネル取り扱い数 |
JAソーラー 【JAM60D20 360-385 MB】 | 385W | 20.6% | 【製品保証】 12年 【出力保証】 30年 | 6種 (台形等 取り扱いなし) |
長州産業 【CS-340B81】 | 340W | 20.0% | 【製品保証】 15年 【出力保証】 25年 【施工保証】 10年 | 15種 (台形等 取り扱いあり) |
シャープ 【NU-375KH】 | 375W | 20.6% | 【製品保証】 10年・15年 (製品による) (延長保証あり) 【出力保証】 20年 | 8種 (台形等 取り扱いあり) |
カナディアン ソーラー 【CS6R-410MS】 | 410W | 21.0% | 【製品保証】 25年 【出力保証】 25年 (有償で 災害補償あり) | 3種 (台形等 取り扱いなし) |
京セラ 【KT370-120HL4】 | 370W | 20.3% | 【製品保証】 15年 【出力保証】 20年 【災害補償】 15年 | 11種 (うち10種は 提携ハウスメーカーでの販売商品) |
パナソニック 【VBM240FJ01N 】 | 240W | 20.0% | 【製品保証】 15年・25年 (製品による) 【出力保証】 15年・25年 【災害補償】 15年 | 11種 (台形等 取り扱いあり) |
比較① JAソーラー×長州産業
長州産業の太陽光パネルは、日本で製造される「メイドインジャパン」が特徴です。
JAソーラーの太陽光パネルと比較してみると、変換効率は少し劣りますが、パネルの取り扱い数が多いことがわかります。
また、長州産業の太陽光パネルには、施工保証が標準で付帯しており、10年間の雨漏り保証がつきます。
JAソーラーに比べると出力保証は短いですが、独自の保証がある点が長州産業のメリットだと言えるでしょう。
比較② JAソーラー×シャープ
世界各地で人気の高いシャープの「NU-375KH」は、JAソーラーと同等の変換効率を誇ります。
さらに、JAソーラーよりも取り扱いパネルが多く、台形などの変形パネルを取り扱っている事が特徴です。
製品保証、出力保証共に、保証期間が長いのはJAソーラーでした。
比較③ JAソーラー×カナディアンソーラー
カナディアンソーラーは、カナダで創立された世界各地で人気の高い太陽光パネルメーカーです。
カナディアンソーラーの「CS6R-410MS」は、JAソーラーよりも高い変換効率を誇ります。
さらに、製品保証もJAソーラーよりも長く、災害補償を付帯させる事が可能です。
対して、JAソーラーは出力保証が長く、保証内容のこだわりによってどちらのメーカーが良いのかを決めると良いでしょう。
比較④ JAソーラー×京セラ
京セラは、日本でも人気の高い電気設備メーカーです。
京セラの太陽光発電システムには、無償で自然災害保証が15年付帯します。
変換効率も20%以上を誇り、JAソーラーに劣る事はありません。
しかし、京セラの太陽光パネルは、1種類を除き提携ハウスメーカーへの販売が行われています。
京セラの太陽光パネルを導入する時には、パネルの種類を選べないので注意しましょう。
比較⑤ JAソーラー×パナソニック
家電でお馴染みのパナソニックは、日本の屋根の形に合わせた形状のパネルが多い事が特徴です。
台形などの変形パネルの取り扱いが多くあります。
JAソーラーは変形パネルの取り扱いはないので、屋根に隙間なくパネルを載せたい場合には、パナソニックがおすすめです。
パナソニックの「VBM240FJ01N」は、変換効率20%を誇ります。
さらに、災害補償も15年付帯しており、長期間保証を継続させたい人も安心です。
JAソーラーは太陽光発電システムの保証を重視したい人におすすめ!
今回は、JAソーラーの太陽光パネルについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
JAソーラーは出力保証の期間が長く、バックアップ保証が付帯しています。
保証が充実した太陽光発電システムを導入したい方は、JAソーラーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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