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一般家庭の電気代の平均料金は?高い原因や節約する方法を解説

その他リフォーム 2024年01月04日更新

家庭別の電気代の平均額が気になる人も多いのではないでしょうか。

一般家庭の電気代の平均や季節ごとの料金を比較することで電気の見直しができ、節約意識が高まります。

今回は世帯別・季節の平均額、節約方法などを解説していきます。

【一般家庭の電気代】戸建て・マンションの平均額は?

戸建て・マンションに住んでいる家庭の人数をもとに電気代を計算しました。

世帯別

戸建ての使用量

戸建ての電気代

集合住宅の使用量

集合住宅の電気代

1人暮らし

219kWh

6,789円

186kWh

5,766円

2人暮らし

331kWh

10,261円

272kWh

8,432円

3人家族

386kWh

11,966円

313kWh

9,703円

4人家族

436kWh

13,516円

316kWh

9,796円

使用量・電気代の合計平均

343kWh

10,633円

272kWh

8,424円

(引用元:東京都家庭のエネルギー消費動向実態調査報告書

(※公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会」の目安単価1kWあたり31円で計算)

集合住宅より戸建て住宅の方が高くなりやすい傾向です。

戸建て住宅は家族人数が多かったり、部屋数が多かったりするためアンペア数が高く設定されており基本料金が上がってしまうことが関係しているようです。

【一般家庭の電気代】家庭別の平均額はいくら?

総務省のデーターを元にした2021年〜2022年の電気代の平均額は以下のようになります。

世帯数

2021年

2022年

1人暮らし

5,468円

6,808円

2人暮らし

9,183円

11,307円

3人家族

10,655円

13,157円

4人家族

11,376円

13,948円

5人家族

12,423円

15,474円

6人家族

14,852円

17,869円

全世帯の電気代平均

10,659円

13,093円

(引用元:2021年 総世帯の家計調査2022年 単身世帯 家計調査2022年 2人以上の世帯家計調査

2021年と2022年をくらべると、世帯人数によって電気代が1,400円〜3,000円ほど高くなっていることが分かります。

2022年の夏ごろの燃料費調整額の高騰」や「再エネ賦課金の値上がり」や「新電力・大手電力の料金プランの値上がり」が原因のようです。

【一般家庭の電気代】2022年家庭別の春~冬の平均額まとめ

 

春(4~6月)

夏(7~9月)

秋(10~12月)

冬(1~3月)

全季節の平均額

1人暮らし

6,333円

6,418円

5,200円

7,749円

6,425円

2人暮らし

10,657円

10,446円

8,470円

13,216円

10,697円

3人家族

12,599円

12,062円

9,838円

15,320円

12,455円

4人家族

12,713円

12,922円

10,785円

16,286円

13,177円

5人家族

14,529円

14,038円

11,748円

18,467円

14,695円

6人家族

16,764円

15,874円

14,069円

21,186円

16,973円

(引用元:2021年 家計調査 家計収支編2022年 家計調査 家計収支編 総世帯

季節ごとの電気代を見てみると、冬が一番かかることが分かります。

冬は夏より日照時間が短かったり、屋外と屋内の温度差が大きかったりするのが原因と言えます。

四季の中では秋がもっとも電気代が安くなるため、電気の使い方の見直しに適しているでしょう。

一般家庭の電気代が高い原因は?簡単に調べられる2つの方法

電気代を簡単に調べる方法を2つ紹介します。

紹介する内容は、電気料金をすぐ見直しできる方法なのでぜひご覧ください。

電気料金の単価を確認する

紙の検針票やWeb明細書の内訳を確認した上で契約内容を見直すのも節約対策になります。

大手電力は電気使用量が多くなると、電力単価も上がるため使用量を見直すのが大切です。

東京電力の場合、1段階から3段階になると1kWhあたり約11円の電気代がかかります。

電力会社によって一律料金やセット割などがあるため、ライフスタイルにピッタリな契約内容を選ぶことで今より電気代が安くなる可能性が高くなるでしょう。

使用割合の多い家電製品を確認する

使用割合の多い家電製品はどのくらい使用しているのか確認し見直すのも大切です。

資源エネルギー庁」の資料によると、冷蔵庫の消費電力は14%を占めており家電製品の中で消費電力が1番高いです。

使用量の多い家電製品の中で10年以上使っている場合は、省エネモデルの買い替えで消費電力が半分以下になり年間の電気代を減らすことができます。

現在、使用している家電製品と省エネモデルの消費電力を比較してみるのもおすすめです。

電気使用量の大きい順

家電製品

電力消費割合

1位

冷蔵庫

14.2%

2位

照明機器

13.4%

3位

テレビ

8.9%

4位

エアコン

7.4%

5位

電気便座

3.7%

一般家庭の電気代を節約する5つのコツ

節約意識を持ってコツコツ積み上げることで大きな節約につながります。

ここからは、電気代を節約する方法を5つ紹介していきます。

家電製品の使い方を見直す

季節やライフスタイルで家電製品の使い方を見直すのも節電対策に効果的です。

快適さをキープしながらちょっとした工夫で、手軽に節電できるので下記の具体例で気になるものから試してみてくださいね。

家電製品

具体例

冷蔵庫

・冷凍庫にはすき間なく食品を入れる

・夏場は低め・冬場は高めの温度設定にする

・ドアの開け閉めを減らす

照明

・スイッチをこまめに消す

・ソーラーライトで電気使用量を減らす

・LED電球に買い替える

テレビ

・主電源からスイッチを切る

・画面や音量を下げる

・BGM代わりに使用しない

エアコン

・2週間に1度フィルターや室外機の掃除

・サーキュレーターを使用する

・設定温度を1度下げる

ライフスタイルにあった電気料金プランにする

大手電力より安い新電力に乗り換えることで電気代を大幅に節約できます。

電力自由化で好きな電力会社に変更できるため、一人暮らしや大家族でも電気料金がお得になります。

また、料金プランの変更が不安な人は各会社のホームページでシミュレーションができるので現在の料金と比較してみるのもおすすめです。

10年以上の家電製品は買い替えを検討する

古い家電製品を使い続けると、経年劣化で消費電力が増えたり、故障を引き起こしたりする原因になります。

10年以上の家電製品から省エネタイプに買い替えると、37%〜43%ほどの消費電力が抑えられ、年間4,740円〜6,090円も節約ができます。(引用元:環境省 2020年 VS 2010年 最新家電と10年前の家電どのくらいおトク?

今ある家電製品を思い切って買い替えることで、ストレスなく節電対策ができるでしょう。

待機電力を減らす

待機電力の節約効果は低いですが、日頃のちょっとした工夫で節約額は大きくなります。

  • 節電モードや省電力モードを活用する
  • 頻繁に使用しない家電製品はコンセントから抜く
  • 電源タップを利用する

ドライヤーや電気ケトル、アイロンは、リモコン操作ではないので待機電力はかからないので抜き差しせず利用できます。

家電製品の中でもエアコンは、季節によって使ったり使わなかったりするのでコンセントから抜くのがおすすめです。

太陽光発電の電力を自家消費に回す

太陽光発電で発電した電力を自家消費に回すのも節約効果に期待ができます。

電気代や再エネ賦課金が値上がりしているため、自家発電で賄えれば電気代の高騰の心配はありません。

電力会社からの購入額を減らせるので、電気代を大幅に削減できるのも魅力です。

一般家庭の電気代は工夫や対策が大切!上手に節約しよう

今回は一般家庭の電気代について紹介しました。

世帯数や住まい、季節によって電気代は大きく変わります。

家電製品の使い方を見直すだけでも節電になり電気代を今より安くできるでしょう。

今回、紹介した節約方法は電気代の削減効果がありますので、気になるものから実践してみてくださいね。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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