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外壁塗装の助成金とは?塗装の費用やメリットを徹底解説!

屋根・外壁塗装 2024年09月09日更新
外壁塗装の助成金とは?塗装の費用やメリットを徹底解説!

住宅の外壁は住宅の寿命や価値を決める重要な部分です。

こまめにメンテナンスを行い、住宅の価値を維持したいところです。

それでも経年劣化で外壁が損傷してしまうことがあるでしょう。

外壁が傷んだ時におこなうのが外壁塗装です。

外壁塗装は外壁の劣化を食い止め、本格的な損壊を止める役割があるからです。

しかし、外壁塗装には数十万円から百数十万円の費用がかかります。

この負担を少しでも軽減するために活用したいのが自治体の補助金です。

今回は外壁塗装の費用やしないことで心配されること、外壁塗装のメリット、補助金の活用方法などについて解説します。

外壁塗装とは?

外壁塗装といえば、住宅の外壁をイメージするかもしれません。

しかし、実際には塗装業者との話し合いで塗る場所が決まります。

主な塗装箇所は以下のとおりです。

  • 住宅の外壁
  • 屋根
  • 破風
  • 矢切り
  • 鼻隠し
  • 軒天
  • 雨どい
  • 雨戸
  • 幅木

大抵は見積もりの中でどこを塗るか明記していますが、まれに「一式」とだけ書かれているケースがあります。

この場合は業者にどの部分を塗るのか確認したほうがよいでしょう。

外壁塗装の費用

外壁塗装の費用は、塗る面積や建物の劣化具合などによって大きく変動します。

面積に応じて費用は異なります。

たとえば、20坪前後であれば数十万円が相場となります。

塗る面積が50坪を超えてくると、ほぼ確実に百万円以上の費用がかかります。

さらに、屋根の塗装も加わると30〜50万円上乗せされます。

塗装費用は塗料の種類によっても大きく異なります。

アクリルやウレタンは比較的安価ですが、耐久年数が長いピュアアクリルやフッ素などになるとアクリルやウレタンの数倍以上の費用となります。

外壁塗装しないことで心配されること

外壁材の中で塗装が不要な材質が2つあります。

それはレンガやタイルです。

どちらも赤外線や雨に対する耐性が強いからです。

しかし、それ以外の素材は何らかの外壁塗装が必要です。

外壁塗装せずに放置すると、外壁はどうなってしまうのでしょうか。

困ることを2つ取り上げます。

建物の劣化が進む

外壁塗装をせずに放置すると、建物の劣化が進んでしまいます。

外壁が粉を吹いたようになるチョーキングカビやコケの繁殖壁面の小さなひび割れ塗装した部分の剥離塗装の変色といった劣化が起きてしまいます。

すると、外壁の強度が落ち、建物全体が劣化してしまいます。

また、破損した外壁のすきまから害虫が侵入しやすくなります。

不快なだけの昆虫ならまだしも、シロアリに代表される建物の強度を劣化させる害虫も侵入しやすくなるので注意が必要です。

雨漏りが発生する

破損した外壁のすきまから雨水が浸入する可能性があります。

これを放置すると、雨漏りにつながってしまう可能性があります。

雨漏りが発生するときは、外壁破損・雨漏り共に深刻な状態である可能性があるため、早急に外壁塗装業者を呼ぶべきでしょう。

外壁塗装をするメリット

外壁塗装をすると外観を改善することや住宅の寿命を伸ばすこと、新たな機能を追加することといったメリットがあります。

それぞれの内容について詳しく見てみましょう。

外観の改善

外壁は年数が経過すると紫外線や雨の影響で劣化していきます。

塗装が劣化し、色成分が粉状になるチョーキングや壁面のひび、塗装の剥離、カビなどは外観を著しく損ねてしまいます。

外壁が汚れすぎると建物に関する印象が悪化してしまいます。

住宅の価値を低く見積もられる原因となるのです。

適切な時期に外壁塗装を行うことで、住宅の外観を美しく保ち、住宅の価値を維持することができます。

外壁の劣化を遅らせ、住宅の寿命を延ばせる

外壁塗装をすることで外壁の劣化を遅らせることが可能です。

外壁の破損を放置すると、その部分から虫が侵入したり、雨水が浸入したりして住宅の劣化を早めてしまいます。

水が浸入しやすい状態は虫やカビが繁殖するうえで好都合です。

外壁塗装をして雨水の侵入を防ぎ、シロアリなどの虫やカビ・コケが好む水気の多い環境が成立するのを防ぐことで、重要部分の腐食を防ぎ住宅寿命を延ばせます

断熱などの機能を追加できる

塗料の中には断熱機能を有しているものがあります。

太陽の光を浴びて暑く感じるのは、太陽光の中に暖かさを感じさせる赤外線が含まれているからです。

断熱塗料の中には赤外線を反射し、塗装面の温度が上がらないようにするものもありますので、こうした素材を使って外壁塗装すると、室温が上がりにくくなります。

こうした機能を持っている塗料を使って外壁塗装をすると、断熱効果が高まり、冷暖房費を節約できます。

外壁塗装で活用できる助成金

外壁塗装は決して安い工事ではありません。

数十万円から百数十万円の予算が必要となります。

この費用を安くする方法の一つが自治体の助成金を活用することです。

助成金の内容や条件、受け取るまでの流れについてまとめます。

助成金の内容は自治体によって異なる

助成金の内容は自治体によって異なります。

今回は東京23区の中で外壁塗装に助成金を出している自治体を取り上げ、一覧を提示します。

区名 補助金の上限
足立区 5万円
大田区 20万円
江東区 20万円
品川区 20万円
渋谷区 10万円
新宿区 20万円
杉並区 15万円(受付終了)
世田谷区 40万円
台東区 15万円
千代田区 50万円
港区 30万円
目黒区 10万円

東京23区に限っても上記のようにかなり差があります。

自分が住んでいる自治体の公式サイトを確認したり、担当部署に電話するなどして補助金について相談した方がよいでしょう。

助成金が出る主な条件

補助金を受け取るための条件も自治体によって異なります。

ここでは、大田区を例にとって助成金の条件を整理します。

助成金が出る最低条件は以下のとおりです。

  • 大田区の住民基本台帳に記載がある
  • リフォームを行う住宅の所有者または居住者であること
  • 特別区民税・都民税を滞納していない
  • 過去に同じ補助金を受けていない

続いて、対象となる工事の詳細を見てみましょう。

工事内容 補助金額
壁の改修(断熱) 12,000円/㎡
天井及び屋根裏の改修(断熱) 5,000円/㎡
遮熱・断熱性壁紙への改修 3,000円/㎡

これらの工事の合計金額の上限が20万円と定められています。

どの工事が対象になるかは自治体によって異なりますので、工事を行う前にからならず市区町村役場に確認しましょう。

助成金を受け取るまでの流れ

外壁塗装に関する助成金を受け取るまでの流れを簡単に解説します。

  • 補助金や助成金を調べる
  • 工事前に申請を出す
  • 工事を開始する
  • 報告書を自治体に提出する
  • 補助金を受け取る

外壁塗装に関する補助金は、対象となる工事・金額・条件などが自治体によって異なります。

実施しようとしている工事が居住地の自治体の補助金対象ではない可能性もありますので、工事開始前に下調べをしっかり行いましょう

外壁塗装の補助金申請は工事開始前に行わなければなりません。

事後報告では補助金が得られませんので、必ず事前に提出しましょう。

申請については工事を実施する業者の協力が必要です。

綿密な打ち合わせをして漏れがないように申請を出しましょう。

申請の事前提出を済ませたら工事を開始します。

完成後、報告書を自治体に出して審査してもらい、問題がなければ補助金が交付されます。

まとめ

今回は自治体が行っている外壁塗装の補助金の話題を中心に、外壁塗装の費用やメリット、助成金活用の詳細について解説しました。

外壁は住宅の寿命を長持ちさせる重要な部分です。

紫外線や風雨による劣化を防ぎ、住宅を良い状態に保つには定期的な外壁のメンテナンスが必須です。

ただ、外壁塗装の費用は決して安くないので、自治体の補助金を活用したいところです。

補助金の交付条件や対象工事は自治体によって大きく異なります。

工事を依頼する業者と連携しつつ、しっかりと補助金を申請して交付を受けましょう。


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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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