中部電力の新たな売電制度とは?加入時の注意点についても徹底解説!
中部電力が消費者向けに提供している、新たな売電制度をご存じでしょうか。
とても魅力的な内容の売電制度なので、どういう特徴があるのか気になりますよね。
そこで今回の記事では、中部電力の新たな売電制度の魅力を紹介すると共に、加入時の主な注意点についても解説します。
太陽光発電で卒FITが間近に迫っている家庭の方は、ぜひ記事の内容を確認してみてください。
目次
中部電力の新たな売電制度とは?これからデンキの主な魅力5選!
中部電力が消費者向けに提供している、新たな売電制度とは一体何なのでしょうか。
また、どのような魅力があるサービスなのでしょうか。
まずは、中部電力が提供している新たな売電制度について紹介します。
FIT制度終了後の新たな売電制度について
中部電力は、卒FIT後の売電先として「これからデンキ」という新しいサービスを提供しています。
そもそもFIT制度というのは、太陽光発電を所有してから10年間、高値で売電ができる制度のことです。
FIT制度は、太陽光発電の高額な初期費用をほとんど回収できるといわれているほど、とてもお得な制度になります。
しかし、FIT制度終了後(卒FIT後)は、売電価格が大きく下落してしまうデメリットがあるのです。
そして卒FITのタイミングで、太陽光発電が発電した電力を売電ではなく自家消費する動きが加速しており、蓄電池などの需要が高まっているのです。
ただ、蓄電池などを購入する費用が150万円ほど必要なため、卒FIT後にも売電を希望する家庭は多いでしょう。
中部電力は卒FIT後も売電を希望する家庭に向けて「これからデンキ」という新たなサービスを展開しています。
とても魅力的なサービスだと話題になっています。
これからデンキの主な魅力5選
中部電力が、卒FIT家庭に向けて提供している「これからデンキ」という新たなサービス。
一体どういった魅力があるのでしょうか。主な魅力を5つ紹介します。
魅力①東京電力エリア管内の家庭も売電できる
中部電力の新たなサービスである「これからデンキ」ですが、実は東京電力管内の家庭も同サービスを利用することが可能です。
東京電力管内でよく例として挙げられる東京電力エナジーパートナーという大手電力会社も、これからデンキと同じように卒FIT家庭を対象とした電力の買取プランがあります。
ただ、東京電力エナジーパートナーの場合、卒FIT家庭の買取価格は8.50円/kWh。
一方、中部電力のこれからデンキの買取価格は、プレミアムプランで10.0円/kWh、標準的なシンプルプランでも9.0円/kWhです。
東京電力管内にお住まいで、卒FIT後に蓄電池などを持たず、太陽光発電が発電した電力を売電したいと考えている家庭は、東京電力エナジーパートナーに売電するよりも、中部電力のこれからデンキに契約して売電したほうがお得といえるでしょう。
魅力②加入条件が厳しくない
これからデンキの魅力として、加入条件が厳しくないことも挙げられます。
具体的には、以下の3点の条件を守ることを条件に、これからデンキと契約を結ぶことが可能です。
- 毎月の電気代は紙媒体ではなくWEB上で確認する
- 中部電力が定める対象の電力プランに加入する
- 居住地域が中部電力管内もしくは東京電力管内であること
しかも、新規申し込みは公式ホームページのWEB上で完了できるので「手続きが面倒…」と思い悩むこともありません。
魅力③家族シェアプランがあってお得感が強い
家族シェアプランがあってお得感が強いのも、これからデンキの魅力です。
余剰電力を家族や知人にシェアするためにはプレミアムプランに加入する必要がありますが、今までお世話になった両親の電気代を少し肩代わりするなどといった使い方ができます。
とても魅力的な特徴だといえるでしょう。
魅力④発電した電力を蓄電池などに貯めることが可能
これからデンキは基本的に、太陽光発電が発電した電力を買い取ってもらうサービスですが、発電した電力を蓄電池などに貯めて自家消費することも可能です。
発電した電力の使い道が限定されていないのも、これからデンキの魅力のひとつといえるでしょう。
魅力⑤選択できる買取プランの種類が豊富
これからデンキは、卒FIT後の家庭に向けた余剰電力の買い取り制度です。
消費者は、余剰電力を中部電力に買い取ってもらう選択ができるのはもちろん、Amazonのギフトカードやイオンなどで使えるWAONポイントと引き換えることもできます。
余剰電力を中部電力に買い取ってもらうプランにすれば、多くの電力を売電できた場合に翌月の電気代が安くなります。
AmazonのギフトカードやWAONポイントと引き換えるプランにすれば、売電した分のギフトカードやWAONポイントを中部電力からもらうことができるので、普段の生活をより豊かにすることが可能です。
それぞれ買い取り価格が異なるので、家庭にとってどの買い取り方法がお得になるのか、しっかり話し合って結論を出せると良いでしょう。
中部電力の新たな売電制度が魅力的!加入時の主な注意点は何?
中部電力の新たな売電制度である「これからデンキ」は、とても多くの魅力があることがわかりました。
では、加入時の注意点には何があるのでしょうか。
具体的に解説します。
注意点①明細の確認を紙媒体で行えなくなる
中部電力のこれからデンキに加入する際の注意点として、明細の確認を紙媒体で行えなくなることが挙げられます。
今まで大手電力会社と電力契約を結んでいた家庭は、毎月、紙媒体で請求書を確認できていたことでしょう。
しかし、中部電力のこれからデンキは、紙媒体の請求書は発行していません。
毎月の電気代の確認は、すべてネット上で行うことになります。
注意しましょう。
注意点②ネット上でしか契約ができない
ネット上でしか契約ができないのも、中部電力のこれからデンキと契約を結ぶ際の注意点です。
不明点があってオペレーターに問い合わせをし、納得ができたら契約を結びたいという場合も、オペレーターとの電話を一旦切ってから、ネットを通じて自らが契約を結ぶ必要があります。
注意点③対象の電力プランに加入する
対象の電力プランに加入する必要があるのも、中部電力のこれからデンキと契約を結ぶ際の注意点です。
対象の電力プランとは、おとくプランやスマートライフプランなど、中部電力が提供しているほとんどの電力プランになります。
具体的には、公式サイトの対象の電気料金メニューをご確認ください。
注意点④余剰電力の買い取り方法を選択しないと損をする
中部電力のこれからデンキでは、選択できる買い取りプランが充実していると前章で紹介しました。
しかし、買い取り方法を選択しない場合、買い取り価格が7.0円/kWhと非常に安くなってしまうので、注意しましょう。
注意点⑤新規加入の申請は余裕を持って行う
新規加入の申請は余裕を持って行うのも、中部電力のこれからデンキとの契約で気を付けたいポイントです。
正式に契約が完了するまで、1〜2か月を要する可能性があるからです。
したがって、卒FIT後すぐにこれからデンキで売電したい場合は、卒FIT直前ではなく、ある程度余裕を持って新規加入の申請手続きを行いましょう。
中部電力の新たな売電制度が魅力的!契約を前向きに検討しよう!
今回の記事では、中部電力の新たな売電サービスである「これからデンキ」について解説しました。
東京電力管内の家庭がサービスを利用できたり、家族シェアプランの利用で、離れて暮らす両親などの電気代をサポートしてあげることができたり、様々な魅力があるこれからデンキ。
新規申し込みや電気代の確認がネット上でしかできないというデメリットがありますが、総合するとメリットのほうが勝っているのではないでしょうか。
ぜひ、中部電力管内および東京電力管内にお住まいの方は、これからデンキの契約を前向きに検討してみてください。
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この記事の監修者
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