エコキュートおすすめ5メーカーを徹底比較！それぞれの強み・メリットをくわしく解説

「エコキュートおすすめ5メーカーを徹底比較！それぞれの強み・メリットをくわしく解説」

「エコキュートの購入を検討中だけど、気になるメーカーが多すぎてなかなか決められない…」とお困りの方は意外と多いのではないでしょうか？

そこで本記事では、国内で高いシェアを持つ「おすすめ5メーカー」の、それぞれの特色や強み、独自のメリットについて徹底解説していきます。

記事の前半では、エコキュートの魅力やガス給湯器との違い、交換前に確認しておくべき「メリット・デメリット」もご紹介していますので、ぜひ目を通してみてくださいね！

そもそもエコキュートはどんな給湯設備？ガス給湯器との違いを解説

エコキュートとは、エアコンなどに使われる「ヒートポンプ技術」が搭載された給湯設備の総称であり、空気の熱を利用して給湯を行う点が最大の特徴です。

ガスを燃焼させるガス給湯器に対し、エコキュートは「電気」で効率よく湯沸かしを行うため、災害などで火災が発生するリスクを軽減できます。

一般的なガス給湯器に比べて、エコキュートは「入浴機能が豊富」であることも特徴的であり、配管自動洗浄やマイクロバブル入浴などの便利機能を快適に使用できるモデルがあります。

さらに、エコキュートは「貯湯タンク」にお湯を貯めて保温する仕組みのため、災害による断水時などに「水がめ」として活用できる点も優れています。

給湯設備をエコキュートに買い替えるメリットとは？

ガス給湯器や電気温水器などからエコキュートに買い替えるメリットとして、家庭の光熱費の多くを占める「毎月の給湯費」を節約できる可能性が挙げられます。

一般的なエコキュートの光熱費は「ガス給湯器の2分の1〜3分の1」程度といわれており、毎月のガス代が高いご家庭ほど、大きな節約効果が期待できます。

たとえば、月々のガス給湯費が2万円の家庭の場合、エコキュートに交換することで「毎月約1〜1.3万円」「毎年約12〜16万円」程度の光熱費を節約できる可能性があります。

※この試算は一例です。実際の節約額は、お住まいの地域、エネルギー料金プラン、ご家庭での使用状況などにより大きく変動します。

さらに、エコキュートは「太陽光発電を利用した湯沸かし」もできるため、晴天時のエネルギーを上手く活用することで、給湯費をさらに抑えることも可能です。

エコキュートに交換する前に確認すべきデメリット

給湯費の節約が期待でき、快適な入浴機能も魅力のエコキュートですが、「ガス給湯器に比べて多くの初期費用がかかる」点が注意すべきデメリットといえるでしょう。

シンプルな給湯機能のガス給湯器であれば「10万円前後（工事費込み）」で設置できる場合があるのに対し、エコキュートは廉価モデルでも「30万円以上」のコストが必要です。

一方で、エコキュートの長期的な光熱費削減効果を考慮すれば、将来的に初期費用を回収できる可能性も考えられます。

もう一点、エコキュートの導入には「容量300L」を超える貯湯タンクの設置が必要となるため、「屋外に意外と大きなスペースが必要」である点にも注意が必要です。

2025年のエコキュート価格相場はどれくらい？

2025年におけるエコキュートの価格は「工事費込みで35〜110万円」程度が相場とされています。金額の内訳は以下のようになります。

工事費用は設置環境や追加工事の有無などによって増減するものの、「エコキュートからエコキュート」へ交換する際は工事費が割安になるケースが大半です。

エコキュートの設置・交換費用は「契約する業者」によっても大きく変わるため、購入前には家電量販店や専門業者、ネット系業者などさまざまな業者を比較検討しましょう。

2025年にエコキュートを安く買うコツは？補助金は使える？

2025年度にエコキュートを購入する際には、国が実施している「2種類のエコキュート補助金」を活用することで、初期費用を抑えることができる場合があります。

※補助金制度の最新情報や詳細な条件については、必ず各事業の公式ウェブサイトでご確認ください。予算の上限に達し次第、申請受付は終了となる場合があります。

さらに、地方自治体では「独自のエコキュート補助金」を交付しているケースも多く、国の補助金と併せて申請できる場合もあります。

エコキュートおすすめ5メーカーを徹底比較！それぞれの強み・メリットをご紹介

2025年現在、エコキュートの国内では「三菱電機」「パナソニック」「ダイキン工業」「コロナ」「日立」といったメーカーが高いシェアを持っています。

本項では、各メーカーの特徴や魅力、独自のメリットをくわしくご紹介していきます。

おすすめ①：三菱電機【国内で高いシェアを持つ実績】

国内で高いシェアを持つ三菱電機のエコキュートは、快適な入浴をサポートする機能と設備の耐久性、安定した給湯圧力やコストパフォーマンスのバランスを考慮した製品展開が特徴です。

• マイクロバブル入浴機能「ホットあわー」は、入浴後のぽかぽか感が持続しやすいとされています。
• 残り湯の熱を再利用する「ホットりたーん」機能で、省エネ性能の向上が期待できます。
• 独自の深紫外線LEDユニット「キラリユキープPLUS」で、浴槽内を清潔に保つことをサポートします。
• 国内メーカーでは唯一「550L」の超大型モデルを販売しています。さらに、家族の入浴後は栓を抜くだけで配管の自動洗浄が期待できる「バブルおそうじ」機能も特徴的であり、日々の風呂掃除の手間を軽減するのに役立ちます。

おすすめ②：パナソニック【優れた省エネ性能】

パナソニックのエコキュートは、便利な機能や耐久性はもちろん、「優れた省エネ性能」を追求した製品開発で、多くのユーザーから支持されています。

• 高性能AIによる自動運転機能「AIエコナビ」で、高い省エネ効果が期待できます。
• 残り湯の熱を再利用する「ぬくもりチャージ」機能で、省エネ効果をさらに高めることを目指しています。
• 湯温や水圧がなめらかに変化する「リズムeシャワープラス」で、節水と省エネの両立をサポートします。パナソニックのエコキュートは自社製の太陽光発電との連携機能「ソーラーチャージ」も特色であり、日光のエネルギーを湯沸かしに有効活用できます。

おすすめ③：ダイキン工業【多様な入浴機能】

国内で3番目のシェアを持つダイキン工業のエコキュートは、浴槽のUV除菌機能やバブル入浴機能、お気に入りの湯温をキープできる機能など、多様な入浴機能が特徴的です。

• 深紫外線の力で雑菌の繁殖を抑制するとされる「おゆぴかUV」で、清潔な状態を保ちやすくなります。
• 微細な泡が肌に心地よい「ウルトラファインバブル入浴」で、快適なバスタイムを演出します。
• スマホアプリによる遠隔操作に対応しており、外出中でもお湯はりができます。
• 他メーカーの薄型モデルは370L程度が多い中、ダイキンは460Lまで販売しています。また、ダイキン工業は24時間・365日の「フリーダイヤルによる電話サポート」に対応しており、機械操作が苦手な方でも安心して使いやすい体制を整えています。

おすすめ④：コロナ【安全性・耐久性への配慮】

空調機器や暖房機器のメーカーであるコロナのエコキュートは、独自の「ES制御」による保温性と省エネ性能に加えて、安全性・耐久性に配慮した設計も強みです。

• 優れた年間給湯保温効率「4.0」を実現した省エネ性能の高いモデルがあります。
• 貯湯ユニット内の配管にはステンレスを採用し、耐腐食性・耐久性の向上を図っています。
• マイクロバブルより微細とされる「ウルトラファインバブル」により、温浴効果の持続が期待できます。
• 国内メーカーでは唯一、床暖房と一体型のエコキュートを販売しています。ほかにも、子どもの入浴トラブルを予防するための「チャイルドロック機能」やインターホン通話機能など、家族全員が安心して入浴できるような機能が豊富に搭載されています。

おすすめ⑤：日立【パワフルな給湯】

独自の製品づくりで知られる日立のエコキュートは、「水道直圧給湯方式」によるパワフルな水圧や、独自のタンク構造による保温性の高さが魅力です。

• 独自の水道直圧給湯方式「ナイアガラ出湯」により、2階などの高い場所でもシャワーの水圧が下がりにくいのが特徴です。
• 貯湯タンクには独自の「ウレタンク構造」を採用し、保温性と耐久性の両立を目指しています。
• 浴室リモコンには大型ボタン・大型液晶を採用し、お年寄りでも操作がしやすいよう配慮されています。さらに、一部モデルにはミネラルを多く含む水質に対応した「ナイアガラタフネス構造」が搭載されており、井戸水を湯沸かしに活用したい家庭にも選択肢を提供しています。

まとめ：エコキュートの魅力はメーカーごとに違う！じっくり比較して決めよう

本記事では国内で高いシェアを持つ5メーカーのエコキュートを紹介してきましたが、省エネ機能や入浴機能、水圧の強さなど、メーカーごとに得意分野が異なります。

「光熱費をできるだけ抑えたい」「バブル入浴機能は欲しい」など、あなたや家族の要望を具体化することで、ご家庭に合ったエコキュートが見つけやすくなるでしょう。

昨年度に引き続き、2025年度も国や地方自治体からエコキュートに関する補助金が交付されていますので、ぜひこの機会に購入を検討してみてはいかがでしょうか？