エコキュートはヤマダ電機で交換すべき?価格やメリット・デメリットは?

浴室リフォームや光熱費節約のために「エコキュート」の設置を検討している方なら、一度は「ヤマダ電機」での購入を考えた経験があるのではないでしょうか?
そこで本記事では、ヤマダ電機が販売するエコキュートの「気になる価格設定」や取り扱いメーカー、うれしい独自保証やアフターサービスについて徹底解説していきます。
記事の後半では、購入前に確認すべき「ヤマダ電機を選ぶメリット・デメリット」や、「エコキュートの購入でヤマダポイントは付くの?」といった質問にも回答しています!
目次
【結論】ヤマダ電機のエコキュートは価格重視の方には不向き
結論からいえば、ヤマダ電機のエコキュートは「大手ならではの安心感」や「独自保証」を求める方にはおすすめですが、「初期費用の安さ」を重視する方には不向きといえます。
理由としては、給湯設備の専門業者やリフォーム業者、インターネット専門店などに比べて、ヤマダ電機のエコキュートは「総費用が約5〜10万円」も割高になるからです。
たとえば、三菱電機のスタンダードモデル「SRT-S376U」をヤマダ電機で購入すると「63万7,780円」ですが、専門業者では「53万7,000円」で販売されているケースもあります。
一方で、「ジョーシン」や「エディオン」などの家電量販店と比較するとほとんど価格に差はないため、ヤマダ電機だけが高すぎるとは断言できません。
ヤマダ電機はどのメーカーのエコキュートを取り扱っている?
公式リフォームカタログによると、2025年現在、ヤマダ電機では以下の「4つのメーカー」のエコキュートを取り扱っています。
- パナソニック
- 三菱電機
- 日立
- Housetec(ハウステック)
Housetec(株式会社ハウステック)はヤマダ電機のホームブランドであり、もともとは日立のグループ企業として給湯設備の開発・販売を行っていたメーカーです。
ヤマダ電機では、パナソニックや三菱電機とともに国内シェアの多くを占める「ダイキン工業」や「コロナ」のエコキュートは取り扱っていない点に注意が必要です。
エコキュートを交換する際に「ヤマダポイント」は付くの?
ヤマダ電機といえば「購入価格の最大10%」のヤマダポイントが付くことで有名ですが、残念ながらエコキュートの購入では基本的にヤマダポイント付与がありません。
一部の例外として、期間限定のキャンペーン中などの特別な状況下において、リフォーム設備の購入や見積もりで一定数のヤマダポイントがプレゼントされるケースはあるようです。
最大10%のポイント還元を目当てにエコキュートを購入すると後悔する可能性もあるため、ヤマダ電機を選ぶ際には、事前にポイントが付くかどうかしっかり確認しておきましょう。
ヤマダ電機でエコキュートを交換する「3つのメリット」
他の家電量販店や専門業者ではなく、ヤマダ電機でエコキュートを交換する「3つのメリット」は以下のとおりです。
- エコキュート以外のリフォームも同時に依頼できる
- 充実した独自保証・アフターサービスが期待できる
- 企業が倒産して独自保証が打ち切られる可能性が低い
それぞれのメリットの詳細を順番に確認していきましょう。
メリット①:エコキュート以外のリフォームも同時に依頼できる
ヤマダ電機でエコキュートを購入する大きなメリットは、エコキュートの設置・交換だけでなく、家全体のリフォームもまとめて同時に依頼できることです。
ヤマダ電機ではトイレや水回り、キッチンや外壁、太陽光発電や蓄電池にいたるまで、ありとあらゆるリフォーム商材を幅広く扱っています。
また、ヤマダ電機なら浴室の外壁や床、シャワーや湯船などがトータルコーディネートされた「システムバス」へのリフォームもできるため、デザインを重視する方にもおすすめです。
メリット②:充実した独自保証・アフターサービスが期待できる
ヤマダ電機のエコキュートを購入する2つ目のメリットは、大手企業ならではの充実した独自保証・アフターサービスによって、購入後も安心して設備を使い続けられることです。
ヤマダ電機では、もともとのエコキュートメーカー標準保証に加えて、独自の「商品10年安心長期保証」「工事10年安心長期保証」というサービスが無料で利用できます。
2つの独自保証の詳細を以下にまとめました。
商品10年安心長期保証 | ・保証期間中に設備の不具合が起きた場合、「回数無制限」で出張修理・交換などのサポートが受けられる ・出張代や技術料金、部品代や配送料金などは一切かからない |
工事10年安心長期保証 | ・設備の給水・排水工事や電気配線工事が原因でトラブルが生じた場合、保証期間中ならいつでも出張修理サポートが利用できる ・復旧補修費や不良部材の交換費、技術料などは一切かからない |
さらに、ヤマダ電機ではエコキュートの購入者に対して「365日・24時間のフルサポート体制」を整えており、設備の不具合や不明点などを電話やメールなどで気軽に相談できます。
メリット③:企業が倒産して独自保証が打ち切られる可能性が低い
ヤマダ電機でエコキュートを購入する3つ目のメリットは、購入後に企業が解体または倒産し、独自保証やアフターサービスが打ち切られる可能性が低いことです。
せっかく低価格で施工品質が高く、独自保証やアフターサービスが充実した専門業者を見つけたとしても、倒産して独自保証が終了してしまう可能性はゼロではありません。
家電量販店としてNo.1の売上を誇るヤマダ電機が突然倒産するリスクは極めて低いですし、万が一倒産しても別業者に独自保証が引き継がれるでしょう。
ヤマダ電機でエコキュートを交換する「3つのデメリット」
ヤマダ電機でエコキュートを購入する前には、以下の「3つのデメリット」に注意しましょう。
- 専門業者から購入するより総費用が高くなる
- エコキュートの取り扱いメーカーが少ない
- スタッフによっては知識不足な可能性がある
それぞれのデメリットの詳細をくわしく解説していきます。
デメリット①:専門業者から購入するより総費用が高くなる
ヤマダ電機でエコキュートを購入する最大のデメリットは、専門業者やインターネット専門店に比べて、工事費用を含めた総費用が大幅に高くなることです。
選択するメーカーやモデルによっては「10万円」を超える価格差が生じるため、専門業者を選べば同じ予算で「ワンランク上のモデル」を購入することも可能でしょう。
また、独自の長期保証が魅力のヤマダ電機ですが、専門業者でも同様のアフターサービスを提供しているケースもあるため、唯一無二の価値とは言い切れません。
とにかく初期費用を抑えたい方はもちろん、保証内容を重視する方でも、一度はヤマダ電機以外の業者のサービス内容を比較しておくことをおすすめします。
デメリット②:エコキュートの取り扱いメーカーが少ない
ヤマダ電機でエコキュートを購入する2つ目のデメリットは、取り扱いメーカー数が「ホームブランドを含めて4種類」しかなく、専門業者などに比べてバリエーションに乏しいことです。
ホームブランドであるHousetecを除くと「パナソニック・三菱電機・日立」の3択となってしまい、人気のダイキン工業やコロナを比較検討することができません。
ダイキン工業やコロナには「貯湯タンクの保温性能」や「ウルトラファインバブル入浴機能」など特筆すべきメリットも多いため、選択できない点は大きなデメリットとなるでしょう。
また、ヤマダ電機ではメーカー数だけでなく「選べるグレードやモデルの種類」も専門業者に比べて少ないため、購入前に別業者のラインナップも確認しておきたいところです。
デメリット③:スタッフによっては知識不足な可能性がある
ヤマダ電機でエコキュートを購入する3つ目のデメリットは、担当するスタッフによっては商品知識が乏しく、質問に対して満足ゆく回答が得られない可能性があることです。
運良く販売実績が豊富なベテランスタッフに当たれば満足ゆく買い物ができますが、エコキュートの販売・施工のプロと比べると、アドバイスが具体性に欠くケースもあるでしょう。
専門知識が豊富なほど「あなたの家庭に最適なエコキュート」を導きやすいため、ヤマダ電機だけの見積もりで即決せず、一度はプロへ相談してみることをおすすめします。
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まとめ:ヤマダ電機のエコキュートは相場より高め!交換前に比較してから選ぼう
本記事でくわしく解説してきた「ヤマダ電機のエコキュートの特徴やメリット・デメリット」についての重要ポイントを、以下にもう一度まとめていきます。
- ヤマダ電機は家全体のリフォーム商材を扱っており、エコキュート以外の改装もまとめて依頼できる
- ヤマダ電機のエコキュートは、専門業者などに比べて「約5〜10万円」ほど初期費用が割高
- 「独自の10年長期保証」は魅力的だが、専門業者でも同様のサービスは提供されている
- 取り扱いメーカーは「Housetec・パナソニック・三菱電機・日立」の4社のみ
- ヤマダ電機でエコキュートを購入しても、基本的にヤマダポイントの還元はない
大手ならではの安心感・家全体のリフォームを一括依頼できる点などが魅力のヤマダ電機ですが、専門業者に比べてエコキュートの初期費用が高い点が大きなデメリットといえます。
独自の「10年商品・工事保証」は非常に魅力的ですが、同様のアフターサービスを提供する専門業者が増えてきているため、独自性が損なわれていることも事実です。
エコキュートの交換費用や保証内容、スタッフの知識や営業態度などは業者によって大きく変わりますので、複数の業者をじっくり比較して最適な設備を選びたいですね!
この記事の監修者

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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