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太陽光発電の効率とは?発電効率とシステム効率を高める方法

太陽光発電 2025年05月30日更新

太陽光発電システムの導入を検討する際、「効率」という言葉は重要なキーワードになります。しかし、一口に「効率」と言っても、いくつかの意味合いがあり、混同しやすい部分もあります。効率について正しく理解することは、性能の良い製品を選び、システム全体の発電量を最大化するために不可欠です。この記事では、太陽光発電における「効率」の種類や意味、効率を決める要因、そしてシステム全体の効率を高めるためのポイントについて、分かりやすく解説します。

太陽光発電における「効率」の種類

まず、太陽光発電で使われる主な「効率」の種類と、それぞれの意味を整理しましょう。これを理解することで、製品カタログのスペックを正しく読み解き、自宅に最適なシステムを検討する助けになります。

発電効率(モジュール変換効率)

太陽光パネル(モジュール)自体の性能を示す最も基本的な指標が「発電効率(モジュール変換効率)」です。 これは、パネルに当たった太陽光エネルギーを、どれだけ電気エネルギーに変換できるかを示す割合(パーセント)です。例えば、発電効率20%のパネルは、太陽光エネルギーの20%を電気に変換できる能力があることを意味します。この数値が高いほど、同じ面積でより多くの電気を作れる高性能なパネルと言えます。計算式は「発電効率(%) = (モジュールの公称最大出力(W) ÷ (モジュール面積(m²) × 1,000W/m²)) × 100」で求められます(1,000W/m²は標準的な試験条件での日射強度)。現在、市場に出回っている主な住宅用パネルの発電効率は、一般的に18%~22%程度です。技術開発により年々向上しています。

パワーコンディショナの変換効率

太陽光パネルで作られた電気(直流)は、そのまま家庭で使うことができません。家庭用の電気(交流)に変換する必要があり、その役割を担うのが「パワーコンディショナ(パワコン)」です。パワコンの「変換効率」とは、直流から交流へ変換する際に、どれだけ電力ロスが少なく変換できるかを示す割合です。例えば、変換効率96%なら、4%の電力が変換時に失われることを意味します。現在の家庭用パワコンの変換効率は95%~98%程度と非常に高い水準にあります。変換効率が高いパワコンを選ぶことで、パネルで発電した貴重な電気を無駄なく活用できます。

システム全体の効率(発電量に影響する要素)

実際に家庭で利用できる電気の量は、パネルの発電効率やパワコンの変換効率だけで決まるわけではありません。パネルの設置角度や方角、その時の日射量、パネルの温度、配線での電力ロス、機器の経年劣化、パネル表面の汚れなど、様々な要因が影響します。これら全ての要素を含めて、最終的にどれだけ多くの電気を取り出せるかという視点が「システム全体の効率」と言えます。カタログスペック上の効率だけでなく、実際の運用環境でいかに効率よく発電・利用できるかを考えることが重要です。

太陽光パネルの発電効率を決める要因

太陽光パネルの発電効率は、製品によって差があります。その違いはどこから来るのでしょうか?パネルの発電効率を左右する主な要因を知ることは、パネル選びの重要なポイントになります。

パネルの種類(材質)

現在主流のシリコン系パネルには、主に以下の種類があり、発電効率が異なります。

  • 単結晶シリコンパネル: 高純度シリコンから作られ、発電効率が高い(一般的に20%前後)。高性能だが価格は比較的高め。現在の主流タイプ。
  • 多結晶シリコンパネル: 製造コストを抑えられるが、発電効率は単結晶よりやや低い(16%~18%程度)。以前は主流だったが、近年は単結晶に置き換わりつつある。
  • 化合物系パネル(CIS、CIGSなど): シリコン以外の材料を使用。高温時の出力低下が少ないなどの特徴を持つ製品もある。発電効率はシリコン系と同等レベルのものも増えている。

技術開発と製造プロセス

太陽光パネルの発電効率は、技術開発によって常に向上しています。光の反射を抑える技術、受光面積を増やす技術、電気の取り出し効率を高める技術(PERC、ヘテロ接合、バックコンタクトなど)が次々と実用化され、効率アップに貢献しています。これらの最新技術を採用しているかどうかが、発電効率を左右する大きな要因です。また、メーカーの長年の経験に基づく製造技術や品質管理体制も、製品の効率や信頼性に影響を与えます。

温度特性

太陽光パネルは一般的に温度が高くなると発電効率が低下します。製品カタログに記載されている「温度係数」は、温度1℃上昇あたりの出力低下率を示します。この数値の絶対値が小さいほど、高温に強く、夏場の効率低下が少ないパネルと言えます。特に夏場の発電量を重視する場合や、設置場所が高温になりやすい環境では、温度特性もパネル選びの重要な比較ポイントとなります。

発電効率が高い太陽光パネルを選ぶメリット

発電効率が高いパネルは、初期費用が高くなる傾向がありますが、その分、いくつかのメリットが期待できます。長期的な視点でメリット・デメリットを比較検討しましょう。

同じ面積でより多くの発電量を得られる

発電効率が高い最大のメリットは、限られた屋根面積で、より多くの電気を発電できることです。例えば、同じ面積なら、効率21%のパネルは効率18%のパネルより約17%多く発電できます。屋根が狭い場合や、できるだけ多くの発電量を確保したい場合に、高効率パネルは有効な選択肢となります。これにより、電気代削減効果や売電収入の向上が期待できます。

設置枚数を減らせる(=軽量化、デザイン性)

目標とするシステム容量(例:4kW)を達成するために必要なパネル枚数は、効率が高い(=1枚あたりの出力が大きい)パネルほど少なくて済みます。設置枚数が減れば、屋根への総重量負担を軽減できる可能性があります。また、設置枚数が少ない方が屋根の外観がすっきりし、見た目を重視する場合にも有利になることがあります。

長期的なコストパフォーマンス

高効率パネルは初期費用が高い傾向がありますが、長期的に見るとメリットが上回る可能性があります。発電量が多い分、電気代削減や売電収入による経済効果が大きくなることが期待できます。また、設置枚数が減ることで部材費や工事費を抑えられる場合もあります。導入前に、初期費用と20~30年の運用期間全体で得られるメリットを比較検討し、コストパフォーマンスを判断することが重要です。

太陽光発電システム全体の効率を高めるには?

高性能なパネルを選ぶことも大切ですが、実際に得られるメリットはシステム全体の効率で決まります。パネル以外の要素にも目を向け、システム全体で効率よく発電・利用するためのポイントを確認しましょう。

パワーコンディショナの性能

パワーコンディショナ(パワコン)の「変換効率」が高いほど、パネルで発電した電気を無駄なく交流電力に変換できます。現在の主流は95%以上と高効率ですが、より高い変換効率の機種を選ぶことでロスを減らせます。また、天候に応じてパネルの能力を最大限引き出す「MPPT制御」の精度も重要です。パワコンは寿命(10~15年)があるため、交換時には最新の高性能機種を選ぶことでシステム効率の改善も期待できます。

適切な設置場所と設計

パネルの設置場所(方角・角度)や設計は、システム効率に大きく影響します。できるだけ日射量が多く得られる南向きに、最適な角度で設置するのが基本です。また、パネルに影がかかると発電量が大幅に低下するため、周辺環境を考慮し、影の影響を最小限に抑える設計が重要です。配線ロスを減らすために、ケーブルの長さや太さも適切に選定する必要があります。最適なシステム設計には専門的な知識が必要なため、信頼できる業者に相談しましょう。

定期的なメンテナンス

設置後のメンテナンスもシステム効率維持に不可欠です。パネル表面の汚れは発電効率を低下させるため、定期的な点検と必要に応じた清掃が推奨されます(専門業者への依頼が安全)。また、点検ではケーブルの接続不良、架台の緩み、パワコンの異常などもチェックします。これらの不具合を早期に発見し対処することで、発電ロスを防ぎ、長期的に高い効率を維持できます。

蓄電池の活用による自家消費率向上

太陽光発電で作った電気をより効率的に使うという観点では、蓄電池の導入も有効です。蓄電池自体が発電効率を上げるわけではありませんが、日中に余った電気を貯めて夜間などに使うことで、電力会社から買う電気を減らせます。これにより、発電した電気を自家消費する割合(自家消費率)が高まり、システム全体の経済的な効率(メリット)を高めることができます。 FIT買取価格が低下傾向にある近年、自家消費の重要性は増しており、蓄電池は効率的な運用を支える重要な要素となっています。

まとめ

この記事では、太陽光発電の「効率」について解説しました。

  • 「効率」には発電効率(パネル性能)、変換効率(パワコン性能)、システム全体の効率がある。
  • 発電効率は、パネルの種類(材質)、技術、温度特性などで決まる。
  • 高効率パネルは、限られた面積で多くの発電量を得られ、設置枚数を減らせるメリットがある。
  • システム全体の効率を高めるには、パワコン性能、適切な設置・設計、定期メンテナンス、蓄電池活用が重要。

「効率」の意味を正しく理解し、多角的な視点から検討することで、ご自宅に最適な太陽光発電システムを実現しましょう。

太陽光発電の効率に関するQ&A

太陽光発電の効率について、よくある質問とその回答をまとめました。

Q1. 発電効率が高いパネルは、曇りや雨の日でもよく発電しますか?

回答:はい、同じ日射条件下であれば、効率が高いパネルの方が効率の低いパネルよりも発電量は多くなります。これは曇りや雨の日でも同様です。ただし、曇りや雨の日は日射量自体が少ないため、効率が高いパネルでも発電量は晴天時より大幅に減少します。発電効率はあくまで変換能力の高さを示すもので、天候による日射量変化そのものを変えるわけではありません。

Q2. カタログに載っている発電効率と、実際の発電効率は同じですか?

回答:いいえ、通常は異なります。カタログ記載の発電効率は、特定の条件下(標準試験条件)で測定された理論値に近いものです。実際の運用では、日射量やパネル温度は常に変動し、配線やパワコンでのロスも発生するため、カタログ値通りの効率で発電し続けるわけではありません。実際の発電量は、設置環境などを考慮したシミュレーションで予測する必要があります。

Q3. 発電効率は年々低下しますか?

回答:はい、太陽光パネルは経年劣化により、発電効率が徐々に低下します。多くのメーカーは長期間の出力保証を設けていますが、これはある程度の効率低下を前提としています。劣化の度合いは製品や環境によりますが、一般的に年間0.5%程度の低下が目安とされます。定期的なメンテナンスで劣化の進行を抑えることが期待できます。

Q4. システム容量が大きいほど効率が良いのですか?

回答:発電効率(%)や変換効率(%)は、システム容量(kW)の大きさとは直接関係ありません。これらはパネルやパワコンの性能指標です。ただし、容量が大きい方が年間の総発電量(kWh)は多くなります。また、経済的な効率(投資対効果)では、容量が大きい方がkW単価が下がる傾向があり、有利な場合があります。しかし、家庭での必要量以上に大きな容量を設置するのは非効率的です。

Q5. 効率を良くするために、自分でできることはありますか?

回答:専門的な作業は業者に任せるべきですが、以下のことはご自身でも可能です。

  • 発電量のチェック: モニターで日々の発電量を確認し、異常がないか把握する。
  • パネル周辺の確認: 影を作る障害物がないか定期的に確認する。
  • パワコンのフィルター清掃(機種による): 取扱説明書に従い、必要なら清掃する。
  • 無理な清掃はしない: 屋根上での作業は危険です。パネル清掃は専門業者に依頼しましょう。
 

この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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