給湯器の交換時期の目安は?省エネ給湯器へ交換が推奨される理由も

毎日使う給湯器は、完全に故障する前に交換するのが良いでしょう。では、具体的な交換時期はどのように判断すれば良いのでしょうか。
今回の記事では、給湯器の交換時期の目安を紹介すると共に、交換時に注意すべきポイント、省エネタイプの給湯器への交換が推奨される理由についても解説します。
省エネタイプの給湯器をお探しの方は、エコキュートも検討してみてはいかがでしょうか?『リノベステーション』では、エコキュートの販売価格情報や口コミ、おすすめランキングなど、独自の視点から商品をチェックできます。
目次
給湯器の交換時期の目安は?交換時期のサインを紹介!
まずは、給湯器の交換時期の目安を見ていきましょう。
交換時期のサイン①見た目に異常が確認できる場合
交換時期のサインとして、見た目に異常が確認できる場合が挙げられます。
給湯器の見た目の異常とは、主に以下のようなもののことです。
- 給湯器から水漏れが確認できる
- 排水口付近に錆びが確認できるなど
今までと異なる見た目が気になった場合は、水漏れが一時的なのか継続するのかを注視することが大切です。
交換時期のサイン②異音や異臭が確認できる場合
異音や異臭が確認できる場合も、給湯器の交換時期が近づいているサインです。
- 普段と違う稼働音が確認できる
- 発煙が確認できる
- 異臭が確認できるなど
給湯器は稼働音が発生する場合もありますが、エアコンの室外機ほどのわずかな音です。
日中であれば、稼働音に対して過剰に気になることはないでしょう。だからこそ、日中に給湯器の稼働音が気になる場合は交換時期が近づいている証拠かもしれません。
また、発煙や悪臭が確認できる場合も要注意。特にガス給湯器の場合は命に関わる重大事故が引き起る可能性もゼロではありません。
早急に業者に連絡し、交換もしくは修理の手配を取りましょう。
交換時期のサイン③使用中に異常が確認できる場合
給湯器の使用中に以下のような異常が確認できる場合も注意しましょう。
- 追い炊きができない
- 栓を開いてもお湯が出ない
- お湯の温度が安定しない
- お湯張りの水位が不安定
- お湯がいきなり水になる
お湯の出方に問題がある場合は、給湯器本体の寿命である可能性が高いです。
給湯器を交換したい!交換時に注意すべきポイント4選!
給湯器を交換する際は、家庭に合う給湯器を新たに購入しなければなりません。
そこでここからは、給湯器の交換時の注意点を4つ紹介します。必ず目を通して確認してください。
ポイント①給湯器の種類を決める
交換時に最も考えてほしいのは、給湯器の種類決めです。
給湯器は、大きくわけて「ガスタイプ」「電気タイプ」「ハイブリッドタイプ」の3種類があります。まずは、どのタイプを導入するかを決めましょう。
次に「従来の給湯器」「省エネタイプの給湯器」のどちらを購入するのかを決めます。
ガス給湯器であれば「従来のガス給湯器」「エコジョーズ(省エネタイプ)」、電気給湯器であれば「電気温水器」「エコキュート(省エネタイプ)」から選択可能です。
ガスと電気の良いところ取りをしたい場合は、ハイブリッドタイプを選択します。
オール電化希望ならエコキュートがおすすめされます。それ以外であれば、ガス給湯器がおすすめです。
ポイント②給湯器に求める基本機能を決める
給湯器の種類選びが終わったら、次に給湯器に求める基本機能を決めましょう。
基本機能については、以下の表をご覧ください。
機能の種類 | できること |
給湯専用 | 蛇口からお湯を出す |
ふろ給湯器 | 蛇口からお湯を出す お風呂のお湯張りを自動で行う お風呂のお湯を温め直す(追い炊き機能) |
給湯暖房熱源機 | 蛇口からお湯を出す お風呂のお湯張りを自動で行う お風呂のお湯を温め直す(追い炊き機能) 温水暖房機器の使用(浴室乾燥機や床暖房など) |
できる機能が増えれば増えるほど、初期費用は高くなります。しかし、普段の暮らしをより快適なものにできるでしょう。
ポイント③給湯器の号数や貯湯タンク容量を決める
次に、ガス給湯器では「号数」を、電気給湯器では「貯湯タンク容量」を決めましょう。
世帯人数別の目安は、以下の表を参考にしてください。
号数 | 貯湯タンク容量 | おすすめの世帯人数 |
16号 | 180L | 単身世帯 |
20号 | 370L | 2人前後の世帯 |
24号 | 460L | 4人前後の世帯 |
28号 | 550L | 5人以上の世帯 |
数値の低いほうが給湯器の値段も安くなります。
しかし、初期費用の安さにつられて世帯人数を無視した買い物をするのはNG。故障の原因や生活の不便さを実感することになるからです。
給湯器の10〜15年ある寿命をまっとうするためにも、世帯人数に見合った給湯器を選びましょう。
ポイント④設置タイプを決める
交換時のポイントとして、設置タイプを決めるのも忘れてはなりません。
ガス給湯器では「壁掛タイプ」「据置タイプ」「浴槽隣接タイプ」の3つから設置タイプを選びます。既存のガス給湯器がある場合は、基本的には同タイプの給湯器を選択してください。
電気給湯器は、貯湯タンクを必要とするエコキュートで設置場所にそれなりの広さが必要です。
そのため、設置場所が確保できるか否かを確認しましょう。
設置場所の確保が難しい場合は、コンパクトタイプの検討が必要になるかもしれません。
給湯器の交換では省エネタイプを選ぶと◎具体的な理由は?
給湯器を交換する際には、省エネタイプの給湯器を選ぶと良いといわれています。
従来の給湯器ではなく省エネタイプの給湯器を選ぶメリットは何なのでしょうか。具体的に解説します。
ランニングコストを下げることができるから
交換時に省エネタイプの給湯器を選ぶと良い理由は、ランニングコストを下げることができるからです。
ランニングコストをどれくらい下げられるのか、まずはガス給湯器の2種類で比較しましょう。
省エネタイプのエコジョーズは、従来のガス給湯器に比べてガス代を10%節約できるといわれています。
ガス代の月平均が7,000円の家庭であれば、年間で8,400円の節約が可能です。
エコジョーズの寿命が10年だとすると、10年間で84,000円もの節約ができます。
初期費用の差は5万円前後なので、エコジョーズに交換するメリットは十分にあるでしょう。
次に電気給湯器の2種類で比較しましょう。
省エネタイプのエコキュートは、電気温水器に比べて電気代を3分の1ほど節約できるといわれています。
東京電力管内では、エコキュートの電気代が年間平均37,200円なのに対し、電気温水器では年間平均158,400円になるようです。
初期費用は電気温水器よりもエコキュートのほうが約1.5倍高いですが、ランニングコストを大幅に下げられるので確実に元は取れます。
エコキュートも検討してみたいという方は、ぜひ『リノベステーション』にお問い合わせください!エコキュートの販売価格情報や口コミ、おすすめランキングなど、独自の視点から商品をチェックできます。
地球環境を考えた暮らしを送ることができるから
地球環境を考えた暮らしを送ることができるのも、省エネタイプの給湯器が推奨されている理由です。
自ら率先して省エネに貢献するのは時間や労力が必要ですが、省エネタイプの給湯器に交換するだけで簡単に地球環境保全への貢献ができます。
子どもや孫世代のためにも、できる対策をしていけると良いですね。
補助金制度を利用できる可能性があるから
補助金制度を利用できる可能性があるのも、省エネタイプの給湯器への交換が推奨されている理由です。
国や自治体が省エネ対策に力を入れている今だからこそ、省エネタイプの給湯器に交換すると補助金を受け取ることができます。
エコジョーズは「子育てグリーン住宅支援制度」という国の補助金制度が設けられています。
受け取れる補助金は1戸あたり30,000円です。エコキュートは「給湯省エネ2025事業」という国の補助金制度が設けられています。
受け取れる補助金は1台あたり最低6万円。省エネ性能の高いエコキュートなら最大13万円の補助金を受け取れます。
また、自治体が独自に補助金制度を実施している場合もあり、国の補助金制度とも併用可能です。
補助金制度はいつまで続くかわからないので、制度が充実しているうちの早めの行動が功を奏するでしょう。
給湯器の交換で省エネタイプを選ぶ際の注意点は?
最後に、給湯器の交換で省エネタイプを選ぶ際の注意点を簡単に紹介します。
注意点①補助金制度を利用できる機種であるか確認する
省エネタイプの給湯器を購入すると補助金が受けられる可能性が高いです。
しかし、補助金制度で指定されている業者から、指定されている省エネタイプの給湯器を購入する必要があります。
すべての省エネタイプの給湯器が補助金の対象というわけではないので注意しましょう。
注意点②本当に元が取れるかシミュレーションを行う
省エネタイプの給湯器に交換して本当に元が取れるのかシミュレーションを行うのも大切です。
お湯の使用量が平均的〜平均以上の家庭であれば、省エネタイプの給湯器に交換することで元が取れます。
しかし、お湯の使用量が元々少ない家庭の場合はランニングコストの減少幅が少なく、元を取れない可能性があります。
実際に元が取れるのか否かについて気になる場合は、お気軽に『リノベステーション』までお問合せください。シミュレーションを行い、最適な交換手段をご提案いたします。
給湯器の交換時期は逃さずに!省エネタイプの給湯器への変更が◎
今回の記事では、給湯器の交換について紹介しました。
毎日の暮らしの質を落とさないためにも、家庭に合う給湯器への交換が必須です。
シミュレーションの結果、元が取れると判断された場合は、省エネタイプの給湯器への交換も前向きに検討してみてください。
この記事の監修者

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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