エコキュートと太陽光発電を連携!光熱費の節約が狙える理由とは?

省エネ給湯器であるエコキュート。無料で発電可能な太陽光発電。どちらも昨今の最新住宅で注目されている設備です。
そんな中、実はエコキュートと太陽光発電を連携させると経済的メリットが多いといわれています。
そこで今回の記事では、エコキュートと太陽光発電それぞれの仕組みを紹介するとともに、連携がおすすめされる主な理由も併せて解説します。
エコキュートと太陽光発電の連携を検討している方はぜひご一読ください。
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エコキュートと太陽光発電の連携が家計を助ける!仕組みを紹介!
連携するのが良いといわれているエコキュートと太陽光発電。まずは、それぞれどういう仕組みの設備なのかを解説します。
エコキュートとは
エコキュートとは、大気中の熱をお湯に変換するヒートポンプという仕組みを用いて給湯するものです。
大気中の熱をお湯に変換するので非常にエコで、省エネが推奨されている昨今の世の中においてエコキュートの需要が高まっているのです。
太陽光発電とは
太陽光発電とは、主に自宅の屋根の上に設置された太陽光パネルを用いて、自然に発電するものです。
名前の通り太陽光を利用しての発電なので、恒久的に使えると話題になっています(設備自体には寿命があります)。
2025年4月より、東京都の新築一戸建ては太陽光発電の設置が義務化されました。それだけ注目されている設備で、今後の暮らしに欠かせないものというわけです。
エコキュートと太陽光発電は連携がおすすめ!その理由は?
ここからは、エコキュートと太陽光発電の連携がおすすめされる主な理由を見ていきましょう。
日中の割高電力の買電量が大幅に減るから
連携がおすすめされる最たる理由は、日中の割高電力の買電量が大幅に減るからです。
エコキュートは主に夜間に稼働するもので、太陽光発電は主に日中に稼働するものです。
エコキュートはお湯切れが発生しないよう、貯湯タンク容量をしっかり精査した上で購入します。しかし、急な来客や寒さのあまりに普段よりもお湯をたくさん使うこともあるでしょう。この時、場合によっては日中にお湯切れが発生するリスクがあり、日中の給湯を余儀なくされるかもしれません。
一般的な使い方のエコキュートでは、日中に給湯すると割高電力を利用しなければならず、最終的に請求される電気代が高くなる恐れがあります。
そのデメリットを解消してくれるのが、太陽光発電との連携です。
太陽光発電を連携していれば、日中の給湯は太陽光発電が発電した無料電力を使うことができます。日中にお湯切れが発生しても、電気代の高騰を心配しなくても良いので安心ですね。
電気代の節約を期待できるから
エコキュートと太陽光発電を連携すれば、電気代の節約を期待できます。
エコキュートの一般的な利用方法は、夜間の割安電力を使って給湯し、お湯が足りなくなった場合に太陽光発電を利用して無料の給湯をしようという考えです。
しかし、優先順位を日中の太陽光発電に変えるだけで電気代の請求額がグンと下がる期待が持てます。
日中の太陽光発電を利用した給湯を最優先として考えるので、夜間の割安電力を利用した給湯を最小限にでき、電力会社からの請求を節約できるからです。
余剰電力を有効活用できるから
余剰電力を有効活用できるのも双方の連携で生じる大きなメリットです。
太陽光発電で発電された電力は、契約している電力会社に売電できます。しかし、売電単価は年々減少傾向にあり、ネット上には「売電する意味がわからない」という声も多数聞かれるほどです。
ただ、エコキュートと太陽光発電を連携していれば、余剰電力を売電することなく自家消費が可能です。電気代の高騰が問題視されている昨今、少しでも電気代を節約できる期待が持てるのは嬉しいメリットといえるでしょう。
効率的な給湯を望めるから
効率的な給湯を望めるのも連携するメリットのひとつです。
エコキュートでは、外気温が高い日中に給湯効率が最も高くなります。エコキュートの根本を覆すことにはなりますが、日中の給湯が最も効率的なのです。
それを叶えられるのが、太陽光発電との連携です。
デメリットも?!エコキュートと太陽光発電の連携で感じる懸念点は?
どのようなものにも一長一短あるものですが、エコキュートと太陽光発電の連携にも少なからずデメリットは存在しています。
そこでここからは、エコキュートと太陽光発電の連携におけるデメリットを3つ紹介します。
初期費用が高額になる
エコキュートと太陽光発電の連携における最たるデメリットは、初期費用が高額になることです。
エコキュートも太陽光発電もピンキリではあるものの、それぞれ100万円ほどの初期費用がかかります。
つまり、双方の連携を望む場合は200万円前後の初期費用を用意しなければならないのです。なかなか厳しいものといえるでしょう。
ただ、両者ともに初期費用を回収できる可能性は極めて高いといわれています。最初の出費を覚悟する必要こそありますが、そこまで痛手に思わなくとも良いのかもしれません。
停電時に必ずしも恩恵が受けられるとは限らない
停電時に必ずしも恩恵が受けられるとは限らない点もデメリットのひとつです。
太陽光発電を設置していれば、発電できる限り停電を免れることができます。だからこそ、停電時にエコキュートを使うこともできます。
しかし、エコキュートは200V対応機器なので、停電時にエコキュートを使いたいのなら太陽光発電も200V対応のものを導入しなくてはなりません。
また、停電発生時に晴天が見込まれなければ太陽光発電は稼働できません。つまり、エコキュートも使えなくなります。
条件によっては停電時に恩恵が受けられない可能性もあるので注意しましょう。
セット導入で光熱費の節約が必ず狙えるわけではない
セット導入で光熱費の節約が必ず狙えるわけではないのも注意しましょう。
エコキュートは、お湯の使用量が元々少ない家庭では受けられる恩恵が少なくなります。太陽光発電は、北向きの家庭や周辺に高いビルがあるような家庭では大きな恩恵は期待できません。
エコキュートと太陽光発電を連携すれば、双方のデメリットを補い合うことができ、家計にとってメリットが多いといわれています。
しかしあくまでも平均的な家庭における試算になるため、全家庭に当てはまるかといわれれば、そうではありません。
セット導入で光熱費の節約が本当に望めるのか気になる方は、お気軽にリノベステーションにお問い合わせください。
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エコキュートと太陽光発電をもっと上手く連動させたい!主な対策は?
エコキュートと太陽光発電をもっと上手に連動させるためには何をすれば良いのでしょうか。具体的な対策案を2つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
蓄電池を導入する
エコキュートと太陽光発電の連携でさらなる恩恵を受けたい場合は、蓄電池の導入も検討しましょう。
蓄電池を導入すれば、太陽光発電が発電した電力を溜めることができ、それをエコキュートで効率的に使うことができます。たとえば、太陽光が出ている日中の給湯ではなく、夕方以降にも給湯が可能になるというわけです。
また、発電と蓄電機能が備わっていることで、停電時にも安心を実感できます。
エコキュートを稼働できる安心感だけではなく、照明器具や冷暖房の利用など様々な面で恩恵を受けられるでしょう。
それぞれ補助金制度を利用する
それぞれ補助金制度を利用するのもおすすめです。
エコキュートでは「給湯省エネ2025事業」という国の補助金制度があり、最低でも1台6万円(最高13万円)が補助されます。
太陽光発電と蓄電池の併用でも、国からの補助金制度を受けることが可能です。しかし、充実した補助金を受けたい場合は、省エネ性能の高い家つくりが求められます。
エコキュートと太陽光発電(+蓄電池)をよりお得に連携したいのであれば、家つくりそのものをアップデートするなどの対策も必要となるでしょう。
エコキュートと太陽光発電の連携はおすすめ!初期費用の対策を考えよう!
今回の記事では、エコキュートと太陽光発電の連携が非常に効率的であることをお伝えしました。
双方のデメリットを補い合うことができるので、初期費用に理解を示せるのであれば、ぜひ連携をおすすめします。
より安心できる連携を望むのであれば、蓄電池の導入も前向きに検討してみてください。
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この記事の監修者

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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