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太陽光買取制度の仕組みと最新情報

太陽光発電 2025年07月16日更新

太陽光買取制度の基本理解

太陽光買取制度とは

太陽光買取制度は、住宅用太陽光発電システムで発電した電力のうち、家庭で使用しきれない余剰電力を電力会社が一定期間、固定価格で買い取る制度です。正式には「再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT制度)」と呼ばれ、2009年から開始されました。

この制度により、太陽光発電システムを導入した家庭は、発電した電力を自家消費するだけでなく、余った電力を売電することで経済的メリットを得ることができます。売電収入は導入コストの回収期間短縮に大きく寄与し、太陽光発電普及の重要な推進力となっています。

制度の目的と意義

太陽光買取制度の主な目的は、再生可能エネルギーの普及促進と脱炭素社会の実現です。家庭での太陽光発電を経済的に魅力的なものにすることで、クリーンエネルギーの普及を加速させています。

また、エネルギー自給率の向上や電力供給の安定化にも貢献しており、国のエネルギー政策における重要な位置づけとなっています。

2025年の太陽光買取価格と動向

2025年度の買取価格

2025年度の太陽光買取価格は、住宅用太陽光発電(10kW未満)において1kWhあたり16円となっています。前年度から継続的に価格は低下傾向にありますが、これは太陽光発電システムの導入コストが下がっていることを反映しています。

買取期間は引き続き10年間で、この期間中は価格が保証されています。10kW以上の産業用太陽光発電については、規模や設置条件により異なる価格設定となっています。

買取価格推移の背景

買取価格の段階的な低下は、太陽光発電技術の向上とコスト削減が進んでいることを示しています。一般的な家庭用太陽光発電システム(4kW~5kW)の導入費用は140万円~200万円程度が目安となっており、1kWあたり35万円~40万円程度まで下がっています。

この価格低下により、売電価格が下がっても十分な投資回収が可能な環境が整っています。

売電の仕組みと手続き

売電の基本的な流れ

太陽光発電システムで発電した電力は、まず家庭内で消費されます。消費しきれない余剰電力が自動的に電力系統に送られ、電力会社が買い取ります。この際、発電量と消費量を測定するためのスマートメーターが設置されます。

売電は24時間365日自動的に行われ、特別な操作は必要ありません。発電量や売電量は専用のモニターやアプリで確認できます。

必要な手続きと書類

太陽光発電システムを導入する際は、以下の手続きが必要です:

事前手続き

  • 設備認定申請(資源エネルギー庁への申請)
  • 系統連系協議申込み(電力会社への申請)
  • 工事計画書の提出

設置後手続き

  • 使用前自主検査
  • 電力受給契約の締結
  • 運転開始報告

これらの手続きは通常、太陽光発電システムの販売・施工業者が代行します。

買取契約の詳細

買取契約は太陽光発電システムの運転開始日から10年間有効です。契約期間中は、システムの設置時に適用された買取価格が保証されます。

契約終了後は、市場価格での売電や蓄電池との組み合わせによる自家消費拡大など、新たな活用方法を検討する必要があります。

売電収入の計算と経済効果

売電収入の算出方法

売電収入は以下の式で計算できます:

年間売電収入 = 年間余剰電力量 × 買取価格

例えば、4kWの太陽光発電システムで年間4,000kWhを発電し、そのうち2,000kWhを自家消費、2,000kWhを売電する場合:

2,000kWh × 16円 = 32,000円(年間売電収入)

自家消費との経済効果比較

太陽光発電の経済効果は売電収入だけでなく、自家消費による電気料金削減効果も重要です。一般的な電気料金を1kWhあたり30円とした場合:

自家消費効果:2,000kWh × 30円 = 60,000円 売電効果:2,000kWh × 16円 = 32,000円

このように、自家消費の方が経済効果が高いため、蓄電池の導入により自家消費率を向上させることが注目されています。

投資回収期間の計算

太陽光発電システムの投資回収期間は、導入コストと年間経済効果で算出できます。

例:5kWシステム(導入費用175万円)の場合

  • 年間発電量:5,000kWh
  • 自家消費:2,500kWh(75,000円節約)
  • 売電:2,500kWh(40,000円収入)
  • 年間経済効果:115,000円
  • 投資回収期間:175万円 ÷ 11.5万円 = 約15年

蓄電池との組み合わせ効果

蓄電池導入のメリット

蓄電池を太陽光発電システムと組み合わせることで、以下のメリットが得られます:

自家消費率の向上
昼間に発電した電力を蓄電池に貯めることで、夜間や発電量の少ない時間帯にも太陽光発電の電力を使用できます。これにより自家消費率が向上し、高い電気料金での購入を減らせます。

停電時の電力確保 災害や停電時でも蓄電池から電力を供給できるため、重要な家電製品の稼働を維持できます。

経済効果の最大化 売電価格よりも電気料金の方が高い現在、蓄電池による自家消費拡大は経済的に有利です。

蓄電池の費用対効果

家庭用蓄電池の導入費用は、容量1kWhあたり15万円~25万円程度となっており、一般的な家庭用蓄電池(4kWh~7kWh)の場合、60万円~175万円程度が目安です。

蓄電池の寿命は30年前後とされており、長期間の使用により初期投資を回収できます。

FIT制度終了後の対応策

2019年問題と卒FIT対応

2019年から、2009年に太陽光発電システムを導入した家庭のFIT買取期間が順次終了しています。これを「2019年問題」と呼び、卒FIT後の対応策を検討する必要があります。

卒FIT後の選択肢

FIT制度終了後の主な選択肢は以下の通りです:

継続売電 電力会社との相対契約により、市場価格(7円~11円程度)での売電を継続できます。

自家消費拡大 蓄電池やエコキュートの導入により、発電した電力をより多く自家消費に回します。

第三者への売電 新電力会社や電力小売事業者への売電も可能で、条件によっては電力会社より高い価格での売電ができる場合があります。

最適な対応策の選択

卒FIT後の対応策選択では、以下の要素を考慮する必要があります:

  • 家庭の電力使用パターン
  • 既存設備の状況
  • 追加投資の予算
  • 将来の電力需要予測

多くの専門家は、蓄電池導入による自家消費拡大を最も経済的に有利な選択肢として推奨しています。

太陽光買取制度の今後の展望

政策動向と制度改正

政府は2030年までに温室効果ガス排出量を46%削減する目標を掲げており、太陽光発電のさらなる普及が期待されています。今後も制度の見直しや新たな支援策が検討される可能性があります。

技術革新と市場変化

太陽光発電技術の進歩により、発電効率の向上とコスト削減が継続しています。また、蓄電池技術の発展により、自家消費型の太陽光発電システムがより魅力的になっています。

電力市場の変化

電力自由化の進展により、多様な電力プランや売電オプションが生まれています。消費者はより多くの選択肢から最適なプランを選べるようになっています。

まとめ

太陽光買取制度は、住宅用太陽光発電システムの普及を支える重要な制度です。2025年の買取価格は16円と低下傾向にありますが、システム導入コストの下降により、依然として経済的メリットは確保されています。

制度を最大限活用するためには、売電だけでなく自家消費効果も含めた総合的な経済効果を考慮することが重要です。特に蓄電池との組み合わせにより、自家消費率を向上させることで、より高い経済効果を得ることができます。

FIT制度終了後も、技術進歩と市場変化により、太陽光発電システムの価値は維持・向上していくと考えられます。適切な情報収集と専門家への相談により、最適な太陽光発電システムの導入と運用を実現しましょう。

よくある質問

Q1: 太陽光買取制度の買取価格はいつ決まりますか?

A1:
太陽光買取制度の買取価格は、太陽光発電システムの運転開始日時点の価格が適用されます。経済産業省が年度ごとに価格を決定し、運転開始から10年間その価格が保証されます。契約日ではなく実際の運転開始日が基準となるため、設置完了後の手続きが重要です。

Q2: 売電収入には税金がかかりますか?

A2:
一般的な住宅用太陽光発電システム(10kW未満)の売電収入は、所得税法上「雑所得」として扱われます。ただし、年間売電収入が20万円以下の場合は確定申告が不要です。20万円を超える場合は確定申告が必要となり、売電収入から必要経費を差し引いた所得に対して課税されます。

Q3: 引越しする場合、太陽光発電システムはどうなりますか?

A3:
太陽光発電システムは建物に固定設置されているため、通常は新居への移設は困難です。売却する場合は、新しい所有者に売電契約も引き継がれます。ただし、名義変更などの手続きが必要になります。賃貸物件の場合は事前に大家さんとの協議が必要です。

Q4: 太陽光発電システムが故障した場合、売電はどうなりますか?

A4:
システムが故障して発電停止した場合、売電も停止します。多くのメーカーでは10年~25年の保証を提供しており、保証期間中の修理や交換は無償で対応されます。故障時は速やかに販売店やメーカーに連絡し、修理を依頼することが重要です。定期的なメンテナンスにより故障リスクを低減できます。

Q5: 太陽光発電システムの発電量が予想より少ない場合はどうすればよいですか?

A5:
発電量が予想より少ない場合の主な原因は、パネルの汚れ、影の影響、システムの不具合などです。まず、パネルの清掃や周辺環境の確認を行い、問題が解決しない場合は販売店に相談しましょう。多くの場合、保証期間中であれば無償で点検・修理を受けられます。発電量のモニタリングを継続することで早期発見が可能です。

 

この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。

光熱費削減コンサルタント

中田 萌
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