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太陽光発電仕組み 簡単に理解できる基本原理

太陽光発電 2025年07月16日更新

太陽光発電の基本的な仕組み

太陽光発電の原理とは

太陽光発電は、太陽の光エネルギーを直接電気エネルギーに変換する技術です。この仕組みは「光電効果」と呼ばれる物理現象を利用しており、1839年にフランスの物理学者エドモン・ベクレルによって発見されました。

太陽光発電システムの心臓部となるのが太陽電池(ソーラーパネル)です。太陽電池は主にシリコンという半導体素材で作られており、太陽光が当たると電子が移動して電流が発生します。この電流を集めて家庭で使用できる電力に変換するのが太陽光発電の基本的な流れです。

太陽電池の構造と発電プロセス

太陽電池は「p型シリコン」と「n型シリコン」という性質の異なる2つの半導体層を重ね合わせた構造になっています。p型シリコンは正の電荷を持つ「正孔」が多く、n型シリコンは負の電荷を持つ「電子」が多い特徴があります。

この2つの層の境界面(pn接合)に太陽光が当たると、光のエネルギーによって電子が動き出し、電流が発生します。具体的には以下のプロセスで発電が行われます:

  1. 太陽光が太陽電池に照射される
  2. 光エネルギーが電子を励起させる
  3. 励起された電子がn型側に移動する
  4. 正孔がp型側に移動する
  5. この電子の移動により直流電流が発生する

太陽光発電システムの主要構成要素

太陽電池モジュール(ソーラーパネル)

太陽電池モジュールは、多数の太陽電池セルを組み合わせて作られています。一般的な住宅用ソーラーパネルには、約60枚から72枚の太陽電池セルが配置されており、これらが直列に接続されて電圧を高めています。

ソーラーパネルの表面には、耐久性と透明性を両立させた強化ガラスが使用されており、雨や風などの天候から内部の太陽電池セルを保護しています。また、パネルの裏面には防水性の高いバックシートが貼られ、長期間の使用に耐えられる設計になっています。

パワーコンディショナー(インバーター)

太陽電池で発電される電力は直流電力ですが、一般的な家庭用電化製品は交流電力で動作します。この直流電力を交流電力に変換する装置がパワーコンディショナーです。

パワーコンディショナーには、単に電力を変換するだけでなく、以下の重要な機能があります:

  • 最大電力点追従制御(MPPT):太陽光の強さに応じて最も効率的な発電を実現
  • 系統連系保護機能:電力会社の配電線に安全に接続するための保護機能
  • 監視機能:発電量や システム状態の監視

分電盤と電力量計

分電盤は、太陽光発電システムで作られた電力を家庭内の各回路に分配する装置です。従来の分電盤に太陽光発電用のブレーカーを追加することで、発電した電力を安全に家庭内に供給できます。

電力量計は「買電用」と「売電用」の2つが設置されます。買電用は電力会社から購入した電力を計測し、売電用は余った電力を電力会社に売却する際の計測を行います。最近では、これらの機能を1台で行う双方向電力量計も普及しています。

太陽光発電システムの発電効率

発電効率に影響する要因

太陽光発電システムの発電効率は、様々な要因によって左右されます。主な要因として以下が挙げられます:

気象条件

  • 日照時間:年間を通じて晴天の日が多い地域ほど発電量が多くなります
  • 気温:太陽電池は温度が高すぎると効率が低下するため、適度な気温が理想的です
  • 季節変動:冬場は日照時間が短く、太陽の角度も低いため発電量が減少します

設置条件

  • 設置角度:屋根の傾斜角度が30度前後の場合、最も効率的な発電が期待できます
  • 方位:南向きの屋根が最も適しており、東西向きでも一定の発電量は確保可能です
  • 影の影響:建物や樹木などによる影は発電量を大幅に減少させます

太陽電池の種類と特徴

現在普及している太陽電池には主に以下の種類があります:

単結晶シリコン太陽電池

  • 発電効率:約20~22%
  • 特徴:効率が高く、限られた設置面積で多くの電力を生成可能
  • 適用:屋根面積が限られている住宅に適している

多結晶シリコン太陽電池

  • 発電効率:約15~18%
  • 特徴:製造コストが比較的安価で、コストパフォーマンスに優れる
  • 適用:初期投資を抑えたい場合に適している

薄膜太陽電池

  • 発電効率:約10~12%
  • 特徴:軽量で柔軟性があり、曲面への設置も可能
  • 適用:特殊な設置条件がある場合に適している

太陽光発電システムの設置とメンテナンス

設置工事の流れ

太陽光発電システムの設置工事は、一般的に以下の手順で行われます:

  1. 現地調査:屋根の状態、設置条件、周辺環境の確認
  2. 設計・見積もり:最適なシステム構成の提案と費用算出
  3. 契約・申請:電力会社への系統連系申請や各種手続き
  4. 機器搬入:ソーラーパネルやパワーコンディショナーなどの搬入
  5. 設置工事:屋根への架台設置、パネル取り付け、配線工事
  6. 系統連系:電力会社の配電線への接続作業
  7. 試運転・検査:システムの動作確認と性能検査

日常のメンテナンス

太陽光発電システムは基本的にメンテナンスフリーの設備ですが、長期間にわたって安定した発電を続けるためには定期的な点検が重要です。

日常点検項目

  • 発電量の確認:パワーコンディショナーの表示や専用モニターでの確認
  • 外観点検:ソーラーパネルの汚れや破損の確認
  • 配線点検:ケーブルの損傷や接続部の緩みの確認
  • 雑草対策:パネル周辺の雑草による影の発生を防ぐ

プロによる定期点検
専門業者による定期点検は、4年に1度程度の頻度で実施することが推奨されています。点検では電気的な測定や詳細な機器診断が行われ、システムの健全性を確認します。

太陽光発電のメリットと注意点

導入によるメリット

経済的メリット

  • 電気代の削減:自家消費により月々の電気代を大幅に削減可能
  • 売電収入:余った電力を電力会社に売却して収入を得られる
  • 蓄電池との組み合わせ:夜間や停電時にも自家発電した電力を利用可能

環境的メリット

  • CO2削減:化石燃料を使用しない クリーンエネルギーの利用
  • 再生可能エネルギー:太陽光は無尽蔵で持続可能なエネルギー源
  • 地域のエネルギー自給率向上:分散型電源としての役割

検討すべき注意点

技術的な制約

  • 発電量の変動:天候や季節による発電量の変動は避けられない
  • 設置条件:屋根の構造や方位によっては十分な発電量が期待できない場合がある
  • 初期投資:一般的な家庭用太陽光発電システム(4kW~5kW)を導入する場合の費用相場は140万円~200万円程度が目安

長期的な視点

  • 機器の寿命:太陽電池モジュールの寿命は約25~30年、パワーコンディショナーは約10~15年
  • 売電価格の変動:固定価格買取制度(FIT)の買取価格は年々低下傾向
  • メンテナンス費用:定期点検や機器交換にかかる費用の考慮が必要

太陽光発電システムの導入費用と経済性

導入費用の内訳

太陽光発電システムの導入費用は、システム容量や設置条件によって大きく異なります。2025年現在の太陽光発電システムの費用相場は1kWあたり35万円~40万円程度となっています。

費用の主な内訳

  • 太陽電池モジュール:全体の約40~50%
  • パワーコンディショナー:全体の約15~20%
  • 架台・配線材料:全体の約10~15%
  • 設置工事費:全体の約20~25%
  • 申請費用・諸経費:全体の約5~10%

投資回収期間の目安

太陽光発電システムの投資回収期間は、設置条件や電気使用パターンによって異なりますが、一般的に10~12年程度とされています。

回収期間を左右する要因

  • 年間発電量:地域の日照条件や設置条件により大きく変動
  • 自家消費率:発電した電力をどの程度自宅で消費するかの割合
  • 売電価格:余剰電力を電力会社に売却する際の単価
  • 電気料金:電力会社から購入する電気料金の単価

蓄電池との組み合わせによる効果

蓄電池システムの仕組み

蓄電池システムは、太陽光発電で作られた電力を貯めておき、必要な時に使用できるシステムです。リチウムイオン電池を主体とした蓄電池は、太陽光発電システムとの相性が良く、エネルギーの自給自足を実現できます。

蓄電池の寿命は30年前後とされており、長期間にわたって安定した性能を発揮します。家庭用蓄電池の費用相場は容量1kWhあたり15万円~25万円程度で、家庭用蓄電池(4kWh~7kWh)を導入する場合の費用相場は60万円~175万円程度が目安となります。

蓄電池導入のメリット

経済的メリット

  • 電気代のさらなる削減:昼間に発電した電力を夜間に使用
  • 時間帯別料金の活用:深夜電力を蓄電し、昼間の高い電力を避ける
  • 売電価格低下への対応:余剰電力を売電するより自家消費する方が経済的

安心・便利性

  • 停電時の備え:災害時や停電時にも電力を確保
  • 電力の安定供給:電力使用量の変動に対応した安定供給
  • スマートホーム化:HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)との連携

よくある質問

太陽光発電は曇りの日でも発電しますか?

太陽光発電は曇りの日でも発電します。ただし、発電量は晴天時の20~40%程度に減少します。完全に太陽光が遮られる状態でない限り、散乱光でも発電は可能です。雨の日であっても、完全に真っ暗でなければ微量ながら発電することがあります。

太陽光発電システムの寿命はどのくらいですか?

太陽電池モジュール(ソーラーパネル)の寿命は約25~30年です。多くのメーカーが20年以上の出力保証を提供しています。パワーコンディショナーの寿命は約10~15年で、システム全体の中では比較的早期に交換が必要になる機器です。適切なメンテナンスを行うことで、長期間にわたって安定した発電を続けることができます。

屋根に設置する際の重量は大丈夫でしょうか?

一般的な住宅用太陽電池モジュールの重量は、1㎡あたり約15~20kg程度です。これは瓦屋根(1㎡あたり約40~60kg)よりも軽量で、一般的な住宅の屋根であれば構造上の問題はありません。ただし、築年数が古い建物や特殊な構造の場合は、事前に建物の耐荷重を確認することが重要です。

太陽光発電システムの発電量はどのように確認できますか?

発電量は主に以下の方法で確認できます。パワーコンディショナーの表示パネルでリアルタイムの発電量と累積発電量を確認できます。また、専用のモニターシステムを設置することで、より詳細な発電データを室内で確認可能です。最近では、スマートフォンアプリと連携して、外出先からでも発電状況を確認できるシステムも普及しています。

太陽光発電システムは雪が積もっても大丈夫ですか?

太陽電池モジュールは雪の重量に耐えられるよう設計されており、一般的な積雪であれば構造上の問題はありません。ただし、雪がパネルを覆っている間は発電量が大幅に減少します。雪が溶けてパネル表面が露出すれば、通常通り発電を再開します。豪雪地帯では、設置角度を急にするなど、雪が滑り落ちやすい工夫が施される場合があります。

 

この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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光熱費削減コンサルタント

中田 萌
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