2019年問題
読み方
にせんじゅうきゅうねんもんだい
解説
2019年問題とは、固定価格買取制度(FIT)の「売電期間終了後の余剰電力の取り扱いはどうなるのか」という問題のことを指します。
固定価格買取制度(FIT)が開始された2009年は、売電単価が48円/kWhと非常に高額で、太陽光発電を設置する世帯が急増しました。
2009年に太陽光発電を設置した50万世帯以上の方々は2019年に売電期間の満了を迎え、上記の問題を抱える人が続出したため、2019年問題と呼ばれるようになりました。
結局、売電期間終了後も売電は可能となりましたが、売電単価が約8円と急激に落ちるために、売電せずに自家消費するという流れが強まり、その手段として蓄電池が注目されるようになりました。ちなみに、2009年11月以前に設置した方や2016年以降に設置した方、10kWh以上設置した方はこの問題の影響を受けません。