【食事を楽しく】「卓上タイプ」のIHクッキングヒーターの特徴は?
「キャンプの際、かんたんに加熱調理をしたい…」
「小さい子どもがいても安全な、火を使わない加熱調理をしたい…」
このような悩みを抱えている方は、卓上タイプのIHクッキングヒーターを購入しましょう。
今回は、卓上IHのメリット・デメリットについて紹介していきます。
最後には、卓上IHの失敗しない選び方についても解説しているので、これから卓上IHの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
卓上タイプIHクッキングヒーターの特徴
卓上IHの基本的な特徴は一般的なIHクッキングヒーターの特徴と同じですが、少し異なる部分も存在しています。
また、卓上タイプのIHクッキングヒーターと利用シーンが似ているカセットコンロとの違いが気になる方も多いでしょう。
ここでは、ビルトインタイプのIHクッキングヒーターと、カセットコンロの2製品との比較を通して卓上IHの特徴を解説していきます。
ビルトインタイプのIHクッキングヒーターとの比較
卓上タイプのIHクッキングヒーターの最大の特徴は「持ち運べること」ですが、それ以外にもビルトインタイプにはないメリットを有しています。
こちらの表は、ビルトインタイプのIHクッキングヒーターと卓上タイプのIHクッキングヒーターの違いについてまとめたものです。
この表を見ると、消費電力に大きな差があることがわかりますね。
IHクッキングヒーターの消費電力は調理時の火力に直結するため、卓上IHを購入する際は注意してください。
また、消費電力の面でビルトインタイプの製品に劣っている一方で、工事をせずにすぐ利用できる点はメリットと言えるでしょう。
一人暮らしで本格的な料理をしない方は、卓上タイプのIHクッキングヒーターで不便なく利用できるはずです。
カセットコンロとの比較
次に、利用シーンが近いカセットコンロと比較していきます。
項目 | カセットコンロ | 卓上IH |
価格帯 | 2,000円~5,000円 | 4,000円~15,000円 |
火力 | ◯ | × |
便利機能 | × | ◯ |
安全性 | × | ◯ |
こちらの表は、カセットコンロと卓上タイプのIHクッキングヒーターの違いについてまとめたものです。
価格で比較してみるとカセットコンロに分がありますが、最近では性能を選ばなければ3,000円台で卓上IHを購入することも可能です。
火力に関しては、圧倒的にカセットコンロが有利でしょう。調理の効率を最優先する方には、卓上IHの購入はおすすめしていません。
便利機能については、卓上IHには温度調整機能やタイマー機能が搭載されていることが多いですが、カセットコンロにはそのような機能はついていません。
また、安全性の観点からも、火を使用しない卓上IHがおすすめです。
卓上タイプのIHクッキングヒーターは「自宅」での利用がメイン
ここでは、これまで解説してきた卓上IHの特徴をふまえて、購入をおすすめする方を紹介していきます。
こちらに当てはまる方は、ぜひ卓上IHの購入を検討してください。
調理中に食事をしたい方
卓上タイプのIHクッキングヒーターは、好きな場所に持ち運ぶことができるため、食卓で調理をしながら食事を楽しむことが可能です。
カセットコンロと違って電気が必要なため、家の中での利用がメインとなりますが、家の外に持ち出してキャンプなどで使用することもできます。
近くに電源がない場合は、電気を溜めて持ち運ぶことができる蓄電池をあわせて購入することをおすすめします。
小さいお子さんがいるご家庭
小さいお子さんがいるご家庭で卓上コンロを使用したい場合は、火を使うカセットコンロでなく、安全なIHクッキングヒーターを購入しましょう。
卓上IHの中でもより安全な製品を購入したい方は、電源コードがマグネット式になっているものや、チャイルドロック機能が搭載されている製品を選んでください。
IH対応の調理器具をすでにお持ちの方
IHクッキングヒーターは、金属に電気抵抗を起こすことで発生する「ジュール熱」という熱を利用して食品を加熱する仕組みを利用しています。
ガスコンロで使う鍋やフライパンなどの調理器具は、素材に電気抵抗の小さい銅やアルミニウムを使用しており、通常のIHクッキングヒーターでは利用することはできません。
最近ではアルミニウムや銅などの電気抵抗の少ない調理器具でも加熱調理をおこなうことができる「オールメタルタイプ」のIHクッキングヒーターが販売されていますが、卓上タイプのIHクッキングヒーターには残念ながら未対応となっています。
ただし、ご自宅に既にIH対応の調理器具が揃っている方は、追加で調理器具を購入する必要がないため、卓上IHがおすすめです。
【一番のポイントは「火力」】卓上タイプのIHクッキングヒーターの選び方
卓上タイプのIHクッキングヒーターは、現在多くの電機メーカーで販売されています。
ついつい値段の安いものを購入してしまいがちですが、製品の特徴をしっかり確認しないと購入後に後悔してしまうおそれがあるので注意が必要です。
ここでは、失敗しない卓上IHを選ぶ方法について紹介していきます。
最大火力
一般家庭では、安全に電気を使用できるように1つのコンセントからは最大で1,500ワットまでしか電気が利用できないように制限がかかっています。
そのため、基本的な卓上タイプのIHクッキングヒーターは消費電力が「1,000ワット」「1,400ワット」のいずれかとなっています。
加熱調理をするうえで、「火力」は料理の時間を決めるもっとも重要な要素です。
短い時間で調理を終えたい方は、なるべく消費電力の大きい「1,400ワット」の製品を選びましょう。
ちなみに、東芝製では一部消費電力が1,420ワットの卓上IHが販売されています。
少しの差ではありますが、調理時間を減らせる点は魅力的ですね。
ヒーターの口数
卓上タイプのIHクッキングヒーターの口数に関しては、ほとんどの製品で加熱部は1口となっており、2口以上の卓上IHは非常に少ないです。
複数の調理を並行しておこないたい方は、2口以上の製品を購入してください。
ただし、同時調理をおこなう場合1口あたりの電力は分散してしまう点に注意が必要です。
調理の時間短縮が目的の方は、1口タイプの卓上IHを2つ購入するのもありかもしれません。
搭載されているさまざまな機能
数年前まで、卓上タイプのIHクッキングヒーターにはシンプルな加熱機能程度しか搭載されていませんでしたが、多くのメーカーの企業努力によって、現在ではビルトインタイプのIHに搭載されているさまざまな便利機能を卓上タイプでも使えるようになっています。
ここで、卓上IHに搭載されているおもな機能を紹介します。
【便利機能】
- 温度調整機能
- 自動湯沸かし機能
- タイマー機能
【安全機能】
- 電源自動OFF機能
- 切り忘れ防止機能
- チャイルドロック機能
- 鍋検知機能
ちなみに、製品によっては「揚げ物」の調理に未対応の場合があります。
揚げ物をするために卓上IHを購入される方は、揚げ物対応の製品の中から選ぶようにしてください。
卓上タイプのIHクッキングヒーターを使って食事を楽しもう
今回は、卓上タイプのIHクッキングヒーターについて紹介しました。
卓上IHは、ビルトインタイプのIHクッキングヒーターに比べると火力が弱いですが、初期費用が抑えられて工事も不要なことから一人暮らしの方に特におすすめできる製品です。
また、カセットコンロと違って火を使わず安全で、さまざまな便利機能が搭載されているため、小さいお子さまがいるご家庭でもとても役に立ちます。
卓上IHは消費電力や搭載されている機能によって使い勝手が大きく変わってしまうので、購入前のリサーチは入念におこないましょう。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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